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あなたの支えは何ですか?

1、ある言葉の衝撃

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苦手を埋めた先に、幸せは待っていないんです。

以下の記事の最後に書いてあった言葉である。

これを読んだとき、久々に色々と心を揺さぶられてしまった。

2つの意味で衝撃的だったのだ。

自分の人生のこれまでを否定されたという意味と、むしろこの世にはそういう考え方もあるのだという真逆の意味で。


2、文脈から読み取って考える

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言葉の真意としては
①:己にとって強みになる要素とは何らかの楽しく集中できるもののことであり、だからこそ好きなものを見つけることが大事。

②:そのためには、逆に何が苦手なのかを知っておかなくてはならない。

③:楽しく集中できるという状態の逆は、苦痛に耐えながら物事に対応していくという事。だから苦手の克服に時間を費やしても、本当の意味で幸せは訪れないのでは?

という考え方のようだ。(かなり意訳が入っているが)

小学生の頃、友人がトマトを食べられず昼休みも一人トマトと向き合っていた光景を思い出し、そこに意味があるのか考えてしまった。

この記事を何度か読み返したが、共感とも怒りとも異なる、どこかフワフワした感情がそこに存在している。だから、ただ単にインタビュアーの人を悪く感じているわけではない。


3、”耐える”とはいったいどういうことなのか

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自分にとってこれまで「苦痛」とは、耐えることでしか我慢できないものだった。(まんま文章の通り)

周りから見れば乗り越えられるものだったかもしれない。

しかし、現実としてはその時々で上手い乗り越え方なんて見つけられなかったし、あったとしてその通りに行動できたかどうか怪しい。

乗り越えようと思えるほどの心に体力が残って無かったのだ。

だから深海で嵐が過ぎるのを待つが如く、とにかく時間を掛けて苦みを薄くしていく方法しかできなかった。

おそらく、(自分だけで解決できそうもない)大きな悩みを長い期間抱えることなく好きに生きられていたならば、このような文章を書くことはなかっただろう。


4、偶然のきっかけ

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そんなとき「あなたの支えを探る」という趣旨のイベントに参加した。(イベント自体は1ヶ月以上前に予約していたからホントにたまたま)

動機は大して深いことなど考えてはなく、単純に内容を見て面白そうだなと思ったからにすぎない。

それがたまたまこのような事態が重なったことによって、再び(少し)向き合うことになった。

イベントの詳しい内容は割愛するが、お題が書かれたカードをランダムに取りつつ、取捨選択することで、最終的に残ったカードからなぜそれを残したのか自分の気持ちを話すということである。

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今の自分は以上のものを残した。

なんか最近の興味関心に沿っており、我ながららしいなぁと思っている。

言葉としてはちょうど真意を捉えているいうわけでは無いので、結構大きい括りで取っているものもある。(信仰⇨自然が好きでリスペクトしてるとかそんな感じ)

この中で重要なのは「それでも生きる」と「変わる」の二つが支えとして大きな要素を占めている点である。

言葉として強く主張するものとは言えず、それでも生きて行きていくしかないかぁという(諦め?開き直り?)感覚に変化を加えた感じ。

自分は元来感覚的な人間であり、論理的に見えるのはそうする必要があったからに過ぎない。感覚に沿わない変化が苦手であり、ことに当たるときはそれなりに覚悟を持って取り組んでいる。

それでも生きていこうと思えたのは、やはりこれまでを耐えてきたことへの現実が自分にとっての強みになると感じたからであろう。

だから苦手を克服することに幸せが待っていないと言い切られたことにショックを受けたし、逆に考えればもっと本能に従ってもいいのだという異なる視点からものを見ることができた。

今後も少し思い出すことがあると思う。


5、それでも思い出すのはこの言葉

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人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。
急ぐべからず。 - 徳川家康 -

ただやっぱ家康に共感してしまうのは、自分が日本人だからなのか、それともウマが合うからか。(趣味の山登りとか全然軽やかじゃないし 苦笑)

今後も悩むことは尽きそうにない。

何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。