マガジンのカバー画像

よいこのanon press award 2023

8
15歳以下・大賞100万円のSFアワード「よいこのanon press award」の関連記事をまとめています。応募詳細や審査員座談会、おすすめのSF作品やはじめてのSFの書き方…
運営しているクリエイター

#SF小説が好き

「よいこのanon press award 2023」授賞式&座談会

 9月中旬に、東京大学本郷キャンパスにて「よいこのanon press award 2023」の授賞式を開催いたしました。本記事ではその模様をお届けいたします。  授賞式には、大賞受賞者の南桐弥(みなみとうや)さん、優秀賞受賞者の枝元悠大(えだもとゆうた)さん、そして渡邉英徳、青木竜太、渡邉英徳、樋口恭介、森竜太郎の審査員4名が参加(青木さんのみオンライン)。受賞者各位には賞状とトロフィーが授与されたほか、審査員との座談会や渡邉先生による研究室案内などさまざまな催しが行われ

【結果発表】「よいこのanon press award 2023」受賞作品発表

「よいこのanon press award 2023」は、15歳以下の児童が書いたSF小説などを対象とし、令和5年9月1日~令和6年2月10日まで募集を行いました。先日、下記の審査員4名により審査会が開催されました。 【審査委員】 青木 竜太(芸術監督・社会彫刻家) 渡邉 英徳(東京大学大学院 教授) 森 竜太郎(アノン株式会社 代表取締役) 樋口 恭介(SF作家)  つきましては、審査結果について、下記の通り受賞作品(2作品)及び選外佳作(6作)を発表します。 大賞(

U-15 SF作品コンテスト「よいこのanon press award 2023」座談会

審査員(座談会参加者)紹介 ――みなさんのご経歴や活動などをご紹介ください。 青木竜太(以下、青木):私は社会彫刻家や芸術監督として活動していまして、アートプロジェクトの実践や展覧会の開催、そしてコレクティブとしてインスタレーション作品を制作しています。これまでには、《Bio Sculpture》という、人間以外の生命に向けた技術のあり方を探求するアートプロジェクトの成果を結晶化させた土の作品や、《New Rousseau Machine》という民意の「シュレディンガーの

【報告記事】SF小説創作講座を開催しました!

資料スライド(pdf)は、以下からダウンロードできます。 樋口恭介(以下、樋口):樋口恭介です。私はSF小説を書いていて、ふだんはITコンサルタントも務めています。『構造素子』という小説や『未来は予測するものではなく創造するものである』という著書があり、『異常論文』という作品集の編集をしました。  今日の講座を開催するにあたっての一言ですが、「SFを書くのは簡単だ! ただ書くだけなら……」ということを申し上げておきます。1時間という短い時間ですが、みなさんにはSF小説つくり