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社員も救った自社製「マスク」/シャープで物語を考えてみた!

社員も救った自社製「マスク」

6月12日時点でシャープ製マスクの累計の応募総数は、なんと824万1,181人だそうです。
価格は2,980円/50枚入りで、そんなに安くないのになぜ人気なのでしょうか?

おそらくその当選倍率が毎回100倍以上あり、Sharpロゴ入りマスクが欲しいけどなかなか手に入らない。希少性に人気が集まっているようです。
しかし、このマスクには裏の目的がありそうです。

政府のマスク製造要請に、本来であれば中小企業が真っ先に手をあげそうですが、
大企業であるシャープがいち早く対応できたのは、なぜでしょうか?
もちろん、液晶工場の稼働していないクリーンルームを活用する利点はあったと思いますが、衛生商材を家電メーカがいきなり製造することにはリスクが伴います。

商社などに丸投げされたA-マスクが、ゴミや汚れが原因で大問題になったように、
一旦、市場で品質問題を起こせばブランドイメージは大きく毀損することになります。
この無謀な決断に、シャープの経営層が大きく関わっているのは明らかです。

ご存知のようにシャープは、2016年に台湾企業・鴻海(ホンハイ)精密工業によって買収されました。その後、業績は急回復しましたが、社員にとっては台湾の会社となったことへのわだかまりがあった気がします。
そんな社員の気持ちを台湾人経営者は察して、多くの日本国民が困っているマスクを自社国内工場で生産して速やかに供給することで、従業員のプライドを取り戻すことを考えたのではないでしょうか?

そこで、今回のマスクにより社内外で大成功を収めたシャープの「物語」を考えました。

ヒーローズマップ_シャープ

創業者 早川徳次のベンチャースピリッツ

以前、天理にあるシャープミュージアムを訪れたことがありました。
シャープペンシルを生み出した早川徳次の創業者魂と発想力に感銘しました。
今後、マスクを超える新商品に期待したと思います。

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