炎上時に儲けるためにnoteをはじめる

好事門を出でず、悪事千里を行く

他人の悪事や隠し事のスクープが毎日のように炎上している。
「ネットの時代になってから他人に不寛容になった」なんて言われることもあるが、それは違う。人間はもともと他人の不幸や悪口がとても好きだ。たぶんそうすることで原始時代から「自分たちのうちには隠し事なんてない。あいつと比べて自分は悪いことなんてしない善人だ」とアピールしあって騙し合って生きてきたんだろう。

何が言いたいかと言うと、炎上商法は人間の本能を上手く利用したうまいやり方だということ。そして、万が一のときのために自分もそれに上手くあやかりたいということだ。

私の愛読するナシーム・ニコラス・タレブの「反脆弱性」という本がある。
この本では、世界を「脆いもの」「頑強なもの」「反脆いもの」の3つに分けている。
脆いものは環境の変化、外圧、時の流れ、失敗によって壊れる。頑強なものはそれらによっても壊れにくい。そして、反脆いものはそれらによって利益を得たり成長していく。

タレブいわく、作家というものは反脆い職業だそうだ。
禁書や焚書にされた本は必ず人々の注目を集める。「こいつの書いた本は酷いもので、読む価値なんてまったく無いよ!」って主張することが何よりの宣伝になるということだ。

最近でも、リベラルの人たちが出版停止にしようとした本がバズって結構売れ行きに貢献してたり、どっかの知事が内部告発騒ぎを収めようと統制をかけたことが逆に大きめのニュースになってたりした。

誰しも炎上と無縁ではいられないネット時代。
意図せずとも当事者となり、会社や学校を辞めざるを得なくなったり、金銭的にも大きな損害を負う可能性はすべての人にある。

そうしたなかで、万が一炎上してしまったときに、それを利益に変えたい、少しでも損害を相殺したいと思うのは必然だ。

だから私はnoteを始めることにした。

いつか自分が未成年淫行とか違法ダウンロードで捕まったり、Vtuberの性被害に対して適当なネットペニス的な書き込みをしてセカンドレイプとか騒がれて女性や熱心なファンの人たちを怒らせて炎上してしまうかもしれない。

そんなときでもnoteがあれば大丈夫だ。
二度と往来を歩けないかもしれないけど、好奇心旺盛な人やネットペニス仲間の人たちが同情して小銭くらいは口座に振り込んで慰めてくれるかもしれない。

そういう保険的な意味合いとしてnoteを始めたいと思う。

他にも、なにか作る趣味があったほうが孤独でも狂いづらいとか、考えてることをどこかにぶちまけたい欲求とか、暇つぶしとか色々理由はあるから、まぁ適当にやっていこうと思う。

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