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蟲神器のはじめかた

 よく来たな!

 私は長らくカードゲーム(以下TCGと省略)をしている。しかも、それを仕事にしている。かれこれ9年になる。TCGのプレイ自体は、1996年から遊んでいる。人生の半分以上TCGしているクレイジーガイって訳だ。

 そんな、私から蟲神器のはじめかたを紹介するのがこの記事だ。

 ちなみに、この記事は完全に趣味で書いている。誰かに読ませる気はない。
 また、この記事は2024/3月の時点での記事になる。大きく環境が変わることが無いだろうが、それに留意してくれ。


お前はDaisoで運命の出会いをする

 ここにたどり着いたということは、お前はメキシコの荒野に咲く一輪の花のようなショッキングピンクの看板を掲げる100yenショップDaisoで運命の出会いしたことだろう。
 そうだ、蟲神器を始めるためにはDaisoでそれを買うしかない。なぜならこのTCGはDaisoでしか売っていないからだ。
 蟲神器はTCG初心者から、ベテランまで誰もが簡単に楽しめる仕掛けがされている。それこそ、スターターデッキは2デッキ入って110yenで売られている。敢えて言うが、これは狂っている。110yenで即遊べるTCGなど、なんでも揃うアメリカ大陸にさえ存在しない。
 スターターを買えば、蟲神器をはじめられる。
 だが、私が伝えたいのはそんなことじゃない。ちゃんと強いデッキを作るためにどう蟲神器をはじめればよいか悩んでいる多くのベイベー蟲主のために私はこの記事を書いている訳だ。
 あぁ、そうだ、お前が石油王で無限に資金があるならこの先を読む必要は無い。そして、そうだな私に別荘の1つでも譲ってくれれば、なお良いな。

お前は何も考えず、まずは第1弾を買え

この高貴な色のパックが第1弾だ。すべてはここから始まった

 スターターで蟲神器を楽しみ、より強いデッキをお前は作りたいと思ったことだろう。だがしかしだ、蟲神器ってやつは中々にツンツンしている。赤い大地に力強く伸びるサボテンのようにやつはトゲトゲしいほどに分かり辛い。
 まず、パックの顔を見ても、どれが新作なのかわからないのだ。これはカードについても同じだ。

左下の小さな文字が弾を表している。初段はmushi 2弾はmushi2 3弾はmushi3だ。

 カードの左下に一応どの弾のカードかの記載もされているが、お前がアフリカのサバンナで闘う猛烈な視力を持った狩人でもなければそれを観測することすら難しいだろう。
 要するに蟲神器はめちゃくちゃカードの排出されるパックが分かりにくいのだ。これはいずれ直さなければならない大きな問題だろう。
 というワケで、多くのベイベー蟲主たちがどの弾から買えばよいか路頭に迷っている訳だ。よかったな、この記事はそんなものたちの道しるべとなる記事だ。お前はもう、さむく広いカードプールの荒野で凍え死ぬことはない。そこの焚火で焼いた芋でも食いながらこの記事を読んでくれ。

 まずは、タイトルの通りだが、第1弾を買え。いろいろ言いたいこともあるだろうが、何も考えずとにかく第1弾のカードを揃えろ。それで間違いない。
 第1弾のカードには蟲神器のすべてが詰まっている。それぐらいに第1弾のカードプールは素晴らしいのだ。現在、公認大会と呼ばれる蟲神器に狂ったクレイジーなナイスガイやキュートガールたちが戦っている大会の優勝デッキに1弾のカードが入っていないことは無い。私の知る限りは。
 もっとも集めて損のないカードが第1弾というワケだ。

お前は当たりカードを知りたがる

 そうなれば、お前は当然、どのカードが強いのか知りたがるだろう。
 だが、カードは使い方次第で強くも弱くもなる。完全な下位互換であるカードは存在するものの、そういったものは非常に少ない。どのカードにも使い道はある。その中でも、多くのトーナメントデッキと呼ばれるタフなデッキに多く採用されているカード紹介しよう。

《ゴライアスオオツノハナムグリ》

最強のとびだす

最初に集めるべき2枚はこのカードだ。むしろこれの為に第1弾を買うまである。最強の<とびだす>のカードであり、SRのカードの中で一番汎用性の高いカードだ。2枚手に入ったら何も考えずデッキにすべて入れても良いカードだ。

《退魔の蚊遣り火》

どんな虫でも3コストで絶対に破壊できるワイルドカード

TCGにはこんな格言がある。『シンプルなカードほど強い』まさにこのカードはそれだ。たった3コストで相手のLRだろうが破壊できる。カード資産が乏しいときにはよりその強さが際立つカードだ。

《蜉蝣の閃き》

1コストでエサ場から虫を発射できる優秀な術カード

たった1コストでどんなコストの重い虫も、エサ場から発射することができる。デッキに1枚あるだけで、デッキの対応幅が絶大にあがる。打開策にも勝利にも繋がる最強の術の一角。

《玉響の蠢き》

まさかの0コストの奇襲カード

《蜉蝣の閃き》に似たカードだが、その使い方は異なるが強力な術であることに間違いないカードだ。これを含め手札を2枚使うが奇襲性能も抜群に高い。

《空蝉の皮鎧》

虫のバリアとしてだけでなく、蜉蝣や玉響で出した虫を着地させることも可能

こちらは、防御に特化した術だ。相手が苦手とする自分の虫につけることで圧倒的に盤面を強固なものにできる。玉響や蜉蝣と合わせて早期に大きな虫を着地させたりと使い方の幅は広い。

1コストの虫たち

アグロデッキに必要となる強力な1コストの虫たち

1ターン目から相手を殴っていくアグロデッキに今も採用されている基本となる1コストの虫たちだ。これらがあるだけで、組めるデッキの幅がグッと増える。

5コスト、体力1300の虫

体力1300 攻撃力800のいぶし銀な虫たち

特殊能力が無く地味ながら、その1300の体力は相手にとられにくく、800の攻撃力は弱点をつけば、ほぼすべての虫を破壊可能な強力な虫たち。

唯一無二の能力も持った虫たち

ただ出しのリオック、相手をロックするサバクトビバッタ

リオックは、2体の虫を生贄にすることで、無料で登場できる唯一無二の能力を有している。また、サバクトビバッタも相手のエサ場を戻し、何もさせなくできる。どちらもハマれば強力な虫だ。

もちろん、レジェンドレアは大当たりだ

3弾環境でも一線級の活躍をする1弾のLRたち

上記のカードはどれもめちゃくちゃに強い。替えが無く超強力な力を有している。他にも1枚LRの術カードがあるが、上記4点はそれと比べ物にならない強さだ。

他にも強いカードはあるが、最初に知っておいて損はないカードがこれらだろう。

お前はデッキを作ろうとするだろう

あぁ、お前がデッキを作るセンスにあふれ、デッキを組むのが好きならばこの項目は問題ないだろう。
私もそうだが、デッキを作るのはあまり得意ではない。そんな時に他のTCGならば大きな大会の優勝デッキを参考にしたりするだろうが、蟲神器では各地の公認大会の優勝デッキがその役割を有している。

上のものは私の運営している蟲神器専用のXのアカウントだ。目についた優勝デッキは基本的にリポストし、自身の開いた大会の優勝者のデッキは必ずポストしている。
デッキづくりの参考にしてくれ。

最後に

以上が蟲神器のスタートの仕方だ。もちろん3弾にも強力なカードが多数あるし、2弾にも有用なカードは存在する。それをすべて紹介していてはこの記事は膨大な長さになってしまう。また、いつかそれを紹介できればとは思う。
現在、私の運営するXで蟲神器の強いカードを定期的に紹介したりもしている。それを参考にしてもらっても良いだろう。

これを読んでいるお前と、いつか公認大会でのアツいバトルができることを私は願っている。
大いに蟲神器をエンジョイして欲しい。私はそれを肴に今日もワイルドターキーをロックでやるとしよう。

あぁ、そうだ、この記事を読んでおもしろいな、ためになったなと思ったなら下のハートマークをタップしてくれ。私はそれで報われるってもんだ。頼むぜ!

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