MetaMaskについて!~銀行口座との違いは?~

これまでNFTに関する説明・事例について紹介していきましたが、私たちが制作している匿名型動画投稿サービス「Cavunny」にはNFTと「MetaMask(メタマスク)」と呼ばれるソフトウェアウォレットを組み合わせて成り立っています。
今回は「MetaMask」とはどういったものなのかを、銀行口座との違いを交えながら紹介します!


そもそもMetaMaskとは?

MetaMaskとは、ブロックチェーンを使用したゲームNFTを購入する際に利用する暗号資産の取引を専用としたウォレット(口座)です。
銀行口座はその場で現金やカードを使って取引するのに対し、MetaMaskでは主にイーサリアム(ETH)などの仮想通貨とやり取りして、仮想通貨を安全に保管します。簡単にまとめると、「デジタル化された財布をソフトウェア内で管理するもの」です。
MetaMaskはWebブラウザーの拡張機能として動作しています。Webサイトとは安全な通信でやり取りし、外部からの不正アクセスや攻撃から保護します。
私たちが制作している匿名型動画投稿サービス「Cavunny」では、動画の売買にMetaMaskを用いています。

MetaMaskの特徴

MetaMaskには大きな特徴が4つあります。

1.ガス代を設定できる

銀行口座では取引によって発生する手数料が場所によって設定されていますが、MetaMaskでは「ガス代」というMetaMask上で保有している通貨やトークンを送金したりスマートコントラクトを実行したりする際などに発生する手数料があり、ガス代の高さや低さによってトランザクションの処理速度とコストが変わります。

2.仮想通貨のスワップ(交換)ができる

銀行口座では通貨同士の交換を銀行や外国為替市場を経由して行いますが、MetaMaskでは統合されたデジタル資産取引機能を備えているため、アプリ上で仮想通貨のスワップ交換)ができます。

3.分散型アプリケーションの利用

銀行口座のサービスはそれぞれの銀行が提供するものに限られていますが、MetaMaskを使うと分散型アプリケーションDApps)という特別なwebアプリケーションにアクセスできるようになります。DAppsのネットワークは単一のサーバーではなく複数のコンピューターに分散されるため、改ざんが困難であるという利点があります。

4.安全性が非常に高い

MetaMaskは安全性の面でもかなり優れており、ユーザーの秘密鍵をユーザー自身のデバイスに暗号化して保存したり、「シークレットリカバリーフレーズ」と呼ばれるウォレット全体を作成して復元するために秘密鍵をバックアップしたりできます。銀行口座も一定のセキュリティ対策がありますが、管理が銀行に依存するかしないかという点が大きく異なります。
※シークレットリカバリーフレーズは機密性が非常に高い一方で第三者に利用されるとアカウントごと乗っ取られてしまう危険があるため、12~24個の単語(フレーズ)を安全に保管することが大切です。

最後に

今回は、MetaMaskがどういったものなのかを紹介しました。
次回は、MetaMaskのアカウントを登録するための方法を紹介します!


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