#33 私もパリでドレスを作りたい【お題企画】
#映画にまつわる思い出 でお題企画を書いてみようと思います。
今日は私と映画のお話。
とは言っても、これまでの人生で映画に救われるといった思い出はと言うと...ほぼ無し。
ガリ勉陰キャタイプの学生時代は、ただひたすらに机にかじりつくことで問題を解決しようとしていたし、社会人になってからは、悪口陰口で発散していたし、なんだかこれまで映画にSOSを求めずに生きてきました。
もちろん、好きな作品は沢山あるし、流行りの作品も見てきたつもりです。
ただ、映画が人生に寄り添う存在にはなれていないかも、というのが正直なところ。
私と映画の関係は、これまでもこれからも、そんな感じかと思っていました。
そんな私に、1つの出会いが。
つい最近、大きな影響を与えてくれた作品。
「ミセス・ハリス パリへ行く」
ロンドンで家政婦として働くミセス・ハリスは、ある日、仕事先のお宅で素敵なDiorのオートクチュールのドレスを目にします。
あまりの美しさに強い憧れを抱き、自分もパリに行きDiorでドレスを作る!と、ありったけのお金をバッグに詰めてパリへ向かうけれども……
見ながら何度も、「なんでそんなに優しいのーーーー」と心の中で叫びました。(笑)
優しすぎるが故に、巻き込まれるし、損もするし、失敗もする。
でもその優しさが、周りの心を動かして、巻き込んで、味方が増えて、助けられて愛されていく。
この作品を見終わった時に、私の中に思い浮かんだ2つの言葉があります。
“正直者が馬鹿を見る”
“嘘も方便”
特に、“嘘も方便”は、いざという時に心を軽くしてくれる大好きな言葉です。←最低
実際、社会に出てからは、この2つの言葉は本当なんだと思わされる瞬間が多々ありました。
というより、愛嬌も要領も正直さも、上手くバランスよく持ち合わせてないと、社会って色々難しい。
面倒だなって避けたくなる瞬間って、結構ある。
それでいいんだと思っていました。
それが大人だし、大人になるということだし。
だけど!だけども!ミセス・ハリスは違う!(笑)
もちろん、これは実話ではなくファンタジーの世界なので、こんな上手い話はないでしょう。
だとしても、これほど自分にも相手にも世の中にも真っ直ぐに生きられたら、そんな心で生きていけたら、最高にカッコいいと思わせてくれます。
信じた結果に損をしたって、声を上げたら非難されたって、いつでもその背中はピンと伸びて、目線はめげずに上向き。
愚直だって不器用だって、いいじゃないか。
自分に恥じない生き方をしなくっちゃ。
“嘘も方便”に心を救われている自分を恥じます。(笑)
そして、社会ってこんなもんだし、と真っ直ぐさをどこかで諦めている自分を変えたいな、と思わせてくれています。
いつからでも夢をもって、夢を見て、心を躍らせながら生きていけますように。
「映画のある人生を。」
この言葉っていいな。
欲張って言うならば、「映画みたいな人生を。」
ドラマチックに生きるぞ!
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