You should be so happy!

2024年7月14日。私には大きな別れが訪れた。2年半を過ごした居場所からの卒業。2年半と聞くと短いように感じるかもしれないが、週3日、1週間に14時間をともに過ごした大好きな仲間たちとの別れだった。終わりは始まり、というように、その日を境に皆それぞれがそれぞれの未来図を描き始めている。

2年半毎週14時間もの時間をともに過ごせば生活の大半を占めるわけで、当然楽しい思い出ばかりではない。いつも笑っていられるわけじゃないし、もっといえば作り笑いを見せる必要も次第になくなっていく。過呼吸になるほど泣いたあの日、腹が攣るほど笑ったあの日、本音をぶつけ合ったあの日、最上級の喜びを分かち合ったあの日、そしてなにより、他愛のないことで笑い合った何気ない日常。その全てが大切で愛おしい思い出で、終わってしまうのが惜しくて、こういうのを「青春」と呼ぶのだろうと今まさに感じている。

あの日に戻りたいと思う毎日ではあるが、それぞれが前へ前へ進んでいる中で一人だけ後ろを向いている場合でもなく、私は私で前に進まなければならない。正直な話をすれば、7月14日以降今までかなり忙しく思い出に浸る時間もなかったのであまり喪失感に襲われることもなかった。しかし少し落ち着いた今、急に寂しさに覆われる時がある。もう簡単にあの楽しい仲間たちに会えないのかと思うと寂しさとも悲しさとも違う何かが溢れる。あの最後の日の写真に写る清々しい顔の自分を見ながら「よく頑張ったね」と言葉をかける。2年半前の皆の顔を見ながら「成長したね」と思う。短い時間だったからこその濃い日々だったのだろう。

嫌いになる時もあったし、会いたくない時もあった。無理して出向いた日も思い出したくない日もある。でもそんな2年半は私にとって必要な期間だったと思う。たくさんの人との出会いと別れがあって、知らない感情に出会って、捨てたプライドがあって、得た自信があって、まだこれでも足りないが、こうして列挙してみるとなんて贅沢な時間だったのかと思う。そしてそれは他でもないそばにいてくれた皆のおかげである。

私にはこの先の人生でこれ以上の仲間に出会えることがあるのだろうか。愛に溢れた人たちに囲まれ、ありのままの私を受け止めてくれる皆がいた。時々は皆で集まって、またあの日のように他愛のない話をしたい。皆のこの先の人生が輝かしいものになりますように。そして、その先でまた再会できるように。私は私なりの前進をし続けたいと思う。

大好きな仲間たち、ありがとう。

You should be so happy!

ではまた。2024年8月31日。

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