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フィービ・スノウ

 毎週日曜日の午後6時〜8時はインターFMの「バラカンビート」を聴く。
 土曜日午前7時20分〜9時のNHK FMの「ウィークエンド・サンシャイン」と同様に私の必聴番組だ。

 以前はタイムフリーや聴き逃しサービスがなかったので、時間になると忘れずラジオをつけていた。
 土曜日は「ウィークエンド・サンシャイン」の後のゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」も続けて聴くので、午前中は出掛ける用事を入れないようにしていた。

 最近は「バラカンビート」はradikoのタイムフリーで聴けるし、「ウィークエンド・サンシャイン」はらじるらじるで聴けるから、安心してラジオをつけ忘れることもある。
 特に「バラカンビート」は忘れることが多く、終了時刻間際に気が付いてつけることが多くなった。

 昨夜(6/30)は珍しく6時5分過ぎ頃に気が付いて、ラジオのスイッチを入れた。
 ちょうどピーターさんが、今年は「日本に来て50年になります」と言っているところだった。

 1974年7月1日に東京に着いて、その日から勤めることになっていたシンコーミュージックの事務所に行くと、机の上にその日に発売されたレコードが置いてあった。
 それがフィービ・スノウのファーストアルバムで、番組ではその中から「ハーポのブルース」がかかった。


 曲が終わってから、ピーターさんは、
「来日した日に全く知らない新人歌手のこのアルバムを聴いて、もうホントに感激しましたね」
 と語っていた。

 実はこのアルバム、私も持っている。
 発売されてすぐに買ったもので、聴いてすぐに夢中になり、毎日繰り返しかけて聴いていた。
 今でも大好きで、ときどき無性に聴きたくなる。
 最近はYouTubeでも出ているので、わざわざLPをかけなくても手軽に聴けるのが嬉しい。

 どの曲もいいが、どれか1曲と言ったらこれかな。
“Take Your Children Home”


 この人の声が良いのよね。
 それと、ほとんどの曲がオリジナルで、どれも良い。
 何度聴いても新鮮で、飽きることがない。

 “Poetry Man” や “San Francisco Bay Blues” はラジオでもかかったことがあるので、耳にしたことのある人もいるかもしれない。

 フィービ・スノウは私と同世代だが、1人娘が生まれつき脳に障害があり、施設に入れずに亡くなるまで自分で面倒を見ていたそうだ。
 娘が亡くなってから3年後に自分が脳出血になり、昏睡状態のまま1年3ヵ月経って亡くなったとか。60歳だった。

 もっと長生きして、良い曲をたくさん作って、歌って欲しかった。
 YouTubeにリンダ・ロンシュタットと共演している動画など、いくつも上がっているので、ときどき探して楽しんでいる。

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