ぼくの話。
3月に出演する舞台の稽古が始まってもうすぐ一ヶ月になります。
はじめは宣伝らしい宣伝を書こうかなと思ってたんですけど、いろいろ考えるうちに溜まった想いがあるのでそれをぼやぼやっと書こうと思います。
salty rockさんにお世話になるのは2回めで、前回出演させていただいたときはギリギリ未成年で幼女(?)の役をやらせていただきました。
自分の周りからはめちゃめちゃ好評だったし、わたしも大好きな作品で、大好きな役になりました。あれやれてよかったなあって今も思うし、時々見返してしまうくらい好きです。
今回も、すごく好きな作品で、すごく好きな役です。
本番始まってないし稽古段階でこんなんいうのもあれなんですけど、すごくすごく大切な役になると思います。
ここから先は、ネタバレというのは違うけれど、少し内容や役柄に触れていきます。
話したいことがたくさんある。
(どこまで書いていいかは主宰の伊織さんに確認済み)
わたしは、お魚の役です。魚。
前回は幽霊だったし、今回はお魚なので、salty rockさんで生きている人間をやったことがありません。
でも、ひとならざるものは大好きなので、全然嬉しいです。人間ももちろん好きなのだけど。
生き物は総じて皆お腹が空いたらご飯を食べるし、眠くなったら寝るし、命尽きるまで生きるものだと思っています。
だから、ひとも魚もそう変わらないのかもしれないです。わかんないけど。
あああ、あとですね。これずっと言いたかったやつなんですけど。
脚本をいただいて、配役を聞いた時に、ああほんとうか、ほんとうにそんなことが起きるんだなあ、演劇やっていて、続けていてよかったなあと思ったんです。うん。
森ハルのときは演出で、今回は共演者である劇団肋骨蜜柑同好会の首魁、フジタタイセイの相手役をやります。
わたしがなによりびっくりしている。
私が演劇をやろうと思ったのは、フジタタイセイのおかげなのだ。
フジタタイセイがいなければ、劇団肋骨蜜柑同好会に出会わなければいま演劇をやっていなかったかもしれない。
私にとってフジタタイセイとはそういうひとである。
いままでも肋骨にだしていただいた時とか、同じ板の上にたってはいたんですけど、ちゃんと絡むことってまったくなくて。
だから今回、しっかりと会話を交わす役、相手役をあてていただいて、すごく嬉しかったのだけど、ものすごく不安でもあって。
私ねえ、フジタタイセイの芝居めちゃめちゃに好きなんですよ。
もちろん作家のフジタタイセイも好きだし、演出のフジタタイセイも好きなのだけど、なにより役者のフジタタイセイが大好きで。
だからねえー、すごく緊張する。していた。し、今もしている。
大好きな役者と共演するということはそういうことなのだ。しかも相手役。
私の中でタイセイさんは雲の上のひとみたいなイメージあったので、私で大丈夫か…?うまくできるかな…好きになってもらえるだろうか…みたいなことをぐずぐずと考えたりもした。考えたって仕方がないのにな。
てか、そもそも上手くやろうとするの全然よくないし面白くないし楽しくないので、飛んできたボールしっかりキャッチして倍の力で投げ返すみたいなことしていけたらいいなって思っています。
タイセイさんの内側から滲み出るものが凄すぎるので、それに負けないように、しっかり立ちたい。受けて。投げる。
トライアンドエラー。
色々探ってはいるけれど、まだこれだ!!!ってものにたどり着けていない気がする。
修行が足りない。
あ、ストーリーの話とかは、色々考えてしません。いまのところ。
シンプルだけど、シンプルでないというか、どこまで話していいのかいまいちわからないし、知らない方が考えて楽しめる気もするので。
でも情報公開の時に書いてあった通り、おじさんだらけの純愛ラブストーリーです。愛の話。
つまりそういうことです。(どういうこと)
すごく、いいホンだなと思います。
ねここさんの言語センスめちゃめちゃに好きだし、初稿読んで最高だな???ってなった。
だからこそ、荷が重い。
でも、これは私がやるべきもの、だとも思っている。なんか偉そうだな。
いや、そういうことではなく、違うんですよ、あの役がフジタタイセイなら、わたしは、この役なんですよ。
そういうもの、であるというか。うーん。
うまくいえない。
なので、腹は括ってます。とっくのとうに。
頑張る。
絶対上演したいな。
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