双極性障害の本②20210401

タイトルの日付は本を借りた日で揃える。今回も加藤忠史が書いた双極性障害の本だ。最初にリンクを貼った本よりは字が多く、より詳しい内容だが難解ではないと思う。

発症から寛解までの経過事例とQ&Aが豊富なところが良い。当事者として手元に置き読み返したいので、上記の2冊はいずれ購入する。特に印象に残っているのは「しばしば患者も周りも薬に頼るのは良くないという意識があり、症状が悪くてじゃあ服薬を始めようという時に先走って減薬のことを心配したりするのはおかしい。薬のメリットに目を向けず闇雲に副作用に怯えるのは、火傷がこわいから火は一切使わないレベルの非合理的な姿勢だ」「薬の力を借りて生活を送ることに後ろめたさを感じることはない。病院に定期的に通い高血圧や糖尿病の薬を飲んで暮らす人、サプリを飲んで暮らす人、美容室で2ヶ月おきに散髪する人、定期的にメンテナンスを要するという観点では同じことではないか。一生不調に困ることなく何かに頼ることなしに生きられる人などいません」といった旨の記述だ。かなり勇気づけられた。薬をたくさん飲めと言ってるのではなく、減薬にとらわれて必要な薬までやめてしまうことの害を述べている。私も「調子良くなった!もう薬飲まない!」となった数ヶ月後ものすごい不調に見舞われた経験があるので気をつけていこうと思う。

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