パンツの破れ・電気の痺れ

下着パンツの腹のあたりが破れたのだが、めんどくさいのでそのまま穿き続けていたら今度は股間まで破れていよいよ使えなくなった。腹あたりに破れが発生したことにより、着用の際布地にかかる負荷のバランスが崩れ元々摩耗していた股間の布地が耐えきれず破れたのだと思われる。ある一部の不具合を放置していると他の部分にかかる負担が増大し、時間の経過とともに他の部分にも不具合が生じてしまう。これって人体や社会組織にも展開できる事象ですよね。と家族に話したところ早く替えのパンツを買えと言われた。

年の功に裏打ちされた知識を見せつけて一目置かれたい欲は私にだってある。こないだ年少の知人が「電気風呂というものが気になるのだが、あれはどんな効果効能があるのか」という疑問を呈していたので、自分の経験をもとに「自分の意識とは無関係に身体の筋がビクビク動くので楽しい気持ちになる効果がある」と得意顔で教えたところ「いや、そういうのではなく疲れがとれるとか軽い筋違えなら回復するとか…」と呆れられ、尊敬されるのに失敗した。馬鹿な言動をして侮られるのは慣れているのでどうでもいいのだが、電気による痺れを娯楽に利用するのはけっこういいのではないだろうか。テレビでやってたことなのでヤラセか嘘かもしれないが、メキシコのレストランでは流しの痺れさせ屋が人気らしい。客席を練り歩く痺れさせ屋をギター弾きやバイオリン弾きを呼ぶのと同じ感じで「ちょっとお願い」と呼び止めて銭を払い、危険ではない程度の電気を流してもらいウワービリビリするーとか言ってひとしきり盛り上がる。それだけである。全部そんな感じでいいんじゃないでしょうか。私を早く殺してくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?