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日曜の気分だったが土曜日だった

 教訓
休みだからといって一度に長時間の昼寝をしない
せめて30分ごとにタイマーをかけて少量ずつ水分や糖質を補給する

午前11時にスーパーのパック寿司を食べたきり午後3時ぐらいまで寝ていたらものすごく気分が悪くなって目が覚めた。しまったまた脱水かなと思って、でもたくさん水を飲んだら戻しそうな気がして少し水を飲んで横になってもまだ気持ち悪い。空腹過ぎて吐き気がする時のような胸やけと、トイレに行かなきゃいけないような腹部の気持ち悪さと、低血糖の時のようなめまいがあってどの不具合を最初に解消するか迷い、まずトイレに行った。腹が痛い。ここで意外と重要なのが気を強く持つことで、困ったなぁ心細いなぁもっと気持ち悪くなったらどうしようなどと思っているとみるみるうちに気分の悪さが加速して視界がブラックアウトしてしまう。汚い話で申し訳ないがトイレにスマホを持ち込み、雑談掲示板を眺め意識を分散させる。まーまー大丈夫っしょと努めて軽いノリで自分に暗示をかける。失神は免れたものの用を足してもまだ気持ち悪いので慌てて布団に倒れこみ、枕と毛布を重ねて背中の下におき上半身を軽く起こした状態で横になる。完全にフラットな体勢で横になると吐きそうである。吐くのは大嫌いなので本当に本当の最終手段にしたい。水は飲んだ、トイレで排泄はした、となると後するべきことはめまい薬と腹部の痛み止めを服用し糖分を摂ることだ。菓子などの加工食品やフルーツを咀嚼する余裕はない、フルーツジュースも胃が反発しそうなので調味料ビンの砂糖を少し小皿に取って舐めることにした。気持ち悪さで目覚めてから40分、全快とはいかないがなんとか犬の散歩に行けるくらいにはマシな体調になった。うっすらとした飢餓感と頭痛は続いていたので、コンビニでラムネ菓子やチューイングキャンディーを買って歩きながら少しずつ口に含んだ。
 ついでに買った派手な色の綿菓子はさっき食べた。子供向けのおまけのボディシール(水で濡らすと皮膚に密着し、アルコールで拭いたらとれるやつ)をせっかくなので前腕部につけて夫に見せたら
「あーそれもう一生取れないね。温泉にもプールにも入れないよ」と軽口をたたかれたので「実際、親が冗談でそういう風におどかしてそれを信じこんで泣く子供というご家庭がありそう」と言うと夫は「俺は子供の頃バクダンという名前のカステラ菓子を食っていたら親にお腹で爆発するよとおどかされ、本気で泣いたものだ」というエピソードをなぜかドヤ顔で披露し、パンイチで風呂場へ消えていった。
終わり

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