Tarou……。

 タロー7歳ゴールデンレトリバー雄。また肥満細胞腫が見つかったので切除手術を受ける。今朝動物病院にタローを送り届けて職場に来たものの何も手につかない。でも腹は減ったのでカップ焼きそばを食べた。一平ちゃんの明太子味だ。タローは手術にそなえて朝ごはん抜きだったのだが、「おかしいな~ごはんくれないな~」という顔をしながらも出発直前までおとなしくソファーに収まっていた。あんなに食い意地がはっているのに。なんていじらしいんだ。年齢のせいか経験のせいか歳若い犬を迎え年長者として目覚めたせいか、タローは最近めっきり聞き分けがよくお利口になった。先週末山に登った時は足元がおぼつかない私に歩調を合わせてくれて、あの聞かん坊がと軽く感動してしまった。キャンプでテンション爆上げのタローに引きずられてすっ転んだ昔の思い出がなつかしい。最近ショックを受けたのが、山や川へ遊びに行ってしばらくすると「もう満足したんで帰りませんか?」というそぶりをするようになったことだ。もっと若いころは何時間でも際限なく遊びたがる犬で、死ぬまでそのタフさと性格が続くのだろうとなんとなく思い込んでいたのだ。その代わり、後からうちにやってきたよつばという犬(1歳6か月)が「まだ遊び足りない!」という顔をする。まだ遊ぶんだと依怙地なそぶりをして、でもみんなが取り合わず車のほうへ移動すると慌ててついてくるところなんか昔のタローのようである。犬も歳をとると落ち着くんだなと、まぁ動物だから当たり前のことなんだけど生活していてしみじみと実感するようになったのはつい最近のこと。今頃手術の真っ最中かな。タローがんばれ

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