怒2

今思うと何であんなくだらないことに怒ったのかわからないエピソードその2を書く。友人がTwitterに「ライ麦畑でつかまえてっていう本は読んだことないけど結局のところ捕まえたの?捕まったの?」というようなことを書いていて、それに対し彼のフォロワーが「ライ麦畑の戦場で数万の軍勢が入り交じり血みどろの争いを繰り広げたあの名シーンを知らないんですか(※あの作品にそんなシーンは無く、冗談として言っている)」というふうなリプライを送ってキャッキャしていたのをたまたま見た私は無性に腹が立ち「つまんねーことを言うな!」と叫んだ。その時は自宅にひとりで当たる相手がおらず犬もお行儀良く寝ていたため、とりあえずその辺にあった毛布を強めに殴った。その後少し恥ずかしかったので、コーヒー牛乳を飲んで犬の背中を撫でた。で、なんでこんなしょうもないことにムカついたんだろうと分析したところ、

1. 前提として『ライ麦畑でつかまえて』(野崎孝の日本語訳に限る)が私にとって中学生時代以来愛読書のひとつで結構思い入れがある

2. 読んだうえで「つまらない」「意味がわからない」とか貶していたのならば別に腹は立たなかったと思う。「読んだことないけど変な題名だと思う」でも別になんとも思わなかったはずだ。

3. 未読にもかかわらず有名な古典ということで気軽にネタにして「で、この本のクライマックスは手短にいうとどういうことなの」という主旨のことをちょっとひねった切り口で発言したのがなんか腹立つ

4. ていうか、絶対に今後も読んでみるつもりねーだろ

5. 今までもこれからも興味がなくて読むつもりが皆無な本のタイトルをだしに面白発言をすな(たとえば私は『夫のちんぽが入らない』という本が嫌いだが、ちゃんと読んでみたうえで嫌いだと言及している)

というふうなことでムカついたのではないかという結論を出した。どっちにしてもくだらない怒りだと思う。皆さんも最近くだらないことでイライラしやすいな〜と感じたらスマホいじるのをやめて公園へ出かけて鳩とか噴水とかを眺めるといいですよ。

終わり

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