お体にお気をつけくださいの日記

表題は、noteの新規作成欄を開くと最初の方に「こんばんは(時間帯に合わせた任意の挨拶)お体にお気をつけくださいね」みたいな文章が表示されるのでそれを拝借した。ブログサービスや冷凍食品のパッケージや菓子の個包装に労られたり励まされたりする時代なのだなあとしみじみする。いや、嘘だ。別にしみじみはしない。文章の体裁を整えたいからといって思ってもいないことを思ったことにすな。阿呆。

新しい土地では早いうちに図書館と耳鼻科に行こうと決めていた。シンプルに図書館が好きだし、スギ花粉症なのだが「今年は花粉が飛び始めるのが早いという話だしアンタの引っ越す土地はとりわけ花粉がよく飛ぶところだ」と前々から脅されていたからだ。規模は小さいが地域の人々に親しまれ工夫しながら頑張ってます、という風情の感じのいい図書館で本を2冊借りた。一冊は今まで読んだことのない人気作家の短編集で、おもしろいっちゃおもしろいのかもしれないが、これ感心したり考エサセラレマシタ@殊勝げな顔。みたいな反応をしなくちゃいけないのかなめんどくせえな、という怠さを僅かに感じた。好みの問題なのかもしれないし、体調が悪いのに脳が引っ張られて後ろ向きな感想になったのかもしれない。中にひとつだけ収録されていた随筆が一番よかった。多様性という言葉の欺瞞について語った文章だった。
頭が重いので寝る。風が強い。外に出なくていい日に室内で強風を感じているのが好きだ。

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