認知症のおばぁちゃんと僕の半生

僕には92歳のたけおばぁちゃんがいます。
僕が生まれてからおばぁちゃんと呼べる存在が母方の祖母だけでした。

たけおばぁちゃんは生まれつき先天性の足の難病で歩くのも大変でした。

おばぁちゃんは僕が生まれてから両親よりもずっと愛情を注いで育ててくれました。というのも両親が自営業で小さい町工場をしていたというのがあったからです。

僕は一卵性双生児の双子なんですけど相方もおばぁちゃん子で毎日おばぁちゃんの取り合いをしていました。

例えば、僕らは怖がりだったので夜電気を消すとお化けがでると思っていたので僕らはおばぁちゃんにしがみつきながらどちらがおばぁちゃんの足の間に足を入れるか毎日ケンカしてました。夜トイレ行くときも毎日トイレまで来てくれました。二人いるので、当時は大変だったと思います。

僕らにはおばぁちゃんの好きな理由があります。
①おばぁちゃんが両親から叱られたときに必ず守ってくれました。

②足が悪くても必ず※僕ら二人を原付バイクに乗せて僕らを公園や豚舎や牛小屋に連れていってくれました。※原付の2人乗りは禁止されています。

③使い道を聞いた上でお小遣いもたまに貰ったりもしてました。

④両親や友達にも言えない悩みも聞いてくれました。

⑤忙しい両親に変わりご飯も作ってくれました。

僕はそんなおばぁちゃんが大好きです。

僕も小学生になり、ある事件がおきます。



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