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王道で正統派!基本戦術の完成型《進化ロイヤル(HOR:ad後)》

【注意】
◈競技(大会、レート)ではなく
 ランクマッチで楽しめるものを想定します。
◈ブログのようなものに近いと思って下さい。

【0】はじめに

こんにちは。アンマリちゃんです。
私のnoteを見に来て下さり
ありがとうございます。

早速ですが、本題に入ります。

【本日のリスト①】

今回は《進化ロイヤル》を組んでみました。
一応、9連勝したデッキです。

他のデッキたちのパワーが圧倒的過ぎるので
相対的に弱い立ち位置にこそなっていますが
自分の盤面を築き、相手の盤面は処理し
コツコツとダメージを稼ぐ本デッキは
シャドバの王道デッキ
であると同時に
工夫次第では勝ち星も稼げる
面白いデッキとなっております。

正統派のロイヤルが好きな方には
是非使って頂きたいリストです。

ちなみに、このリストはアディが実装して
まだ1週間も経っていない段階のものなので
今後もリストは変化すると思います。

そういう意味でも、デッキの結論より
ここまでに至った思考過程を中心に
noteを楽しんで頂ければ幸いです。

その後、上記のリストに変更しました。
構築のポイントは後ほどまとめます。

それではお手柔らかにお願いします。


【1】概要・課題点

※少々長いので《進化ロイヤル》の「使い方」
のみを知りたい方は読み飛ばしてもOKです。

まず、HORのアディショナルで追加された
カード達を確認します。

1枚目は人気も高いナハト・ナハトです。

色々なことが書かれていますが
「とにかく進化回数を稼ぐと強く使えて
盤面処理とバーンと回復ができるカード」

と認識していればこの段階ではOKです。

具体的な使用例や丁寧な説明は後述しますので
そちらはご確認して頂けると嬉しいです。

もう1枚はコンクエストです。誰だお前。

色々書かれていますが、
使うのは99.9%アクセラだけなので
1コストで進化プロダクト(3/3)と
覚えておけばOKです。

今回のデッキでは、
そこそこ大事な役割をしていますが
ミストリナの代わりということも含めて
正直、不満な点が多いカードです。
こちらも後述する使い方を
参照頂けると幸いです。


さて、まとめると両カードともに進化軸であり
進化を稼ぐ効果と進化回数で強く使える効果が
同時に来てくれたので、進化軸は大幅強化された
といっても過言では無いと思います。

しかし、今弾の進化ロイヤルには
決定的に足りていないものがあります。

それは進化を稼いだ先の『ゴール』です。

例えば、同弾の進化Vにはモノという
後6otkを可能にできる疾走札があります。
モノは進化Vの『リーサルのゴール』です。

また、進化5回で融合変身できる
リアン&アルフィや直接召喚される魔神も
進化5回の『目安のゴール』を持っています。

他にも、進化Nmのシンはモノのように
シン「で」リーサルしない事もありますが
シンの着地が事実上のリーサルになるので
進化10回は『目標のゴール』といえます。

他にも、進化軸のカードには
デッドソウルテイカーのように
コストが下がる系のものや
ゼウスのように進化回数を稼げば稼ぐほど
強くなるフィニッシャーカードもあります。

特に今の進化ロイヤルは
進化を稼ぎ易い低コストカードが多いので
このようなカード達とは相性が良いです。

ですが、そういったカードは
ロイヤルに追加されませんでした。

勿論、ナハト・ナハト単体は凄く強いですが
ナハト・ナハトを『ゴール』にするデッキでは
現環境では弱いと言わざるを得ません。

出来れば理想としたかった動きは
6tナハト・ナハト
→7tフィニッシャーカード
のように
ナハト・ナハトで中盤の処理・回復・バーンを担い
そのままの流れでリーサルを狙う
みたいなコンセプトのデッキがあれば
使いやすく強かっただろうと思います。

或いは、6,7tナハト・ナハトに
0コストか、直接召喚が絡めば
それだけで十分魅力的なデッキになったはず。

そうしてくれなかった運営を恨みはしませんが
ロイヤル使いとしてはガッカリしているのが
正直な本音ではあります。

では、純進化ロイヤルは諦めて「連携進化」
「自然進化」「コントロール進化」などの
混合デッキが適切なのか?というと
個人的にはそれらに魅力を感じませんでした。

(あくまで、実装1週間以内の考えですが。)

何故ならば、上記のデッキよりも
「純連携」「純自然」の方が
勝ち筋にまとまりがあり、強いからです。

唯一、コントロールに寄せた
ビートダウン系のデッキにすること自体は
不可能では無いと思いますが
個人的に好みでは無いので却下しました。

一応、昔noteを書いたことはありますが。

(お勧めはしませんが、よろしければどうぞ。)

話は戻りますが、進化ロイヤルは
進化ロイヤルのみで
強みを活かしきるしかないと思い

そこからは純構築の研究にシフトしました。

と、なれば活用したいのは
シャルルマーニュの「Nロイ軸」です。

しかし、Nロイ軸は依然として
フィニッシャー不足であるだけでなく
アリスがローテ落ちしたことがかなり痛手で
ますます打点不足となっています。

ちなみに、HORには乗り物バフが出来る
ニュートラルのレヴィール組がいるので
Nロイ自体は密かに強化こそされていますが
何度も言いますが『ゴール』がいないので
結局根本の解決はしていません。

乗り物に乗せる疾走ニュートラルがいれば
話は変わるのですけどね。


愚痴ばかりになってしまいましたが
現状の課題点をまとめると以下の通りです。

  • 進化軸の『ゴール』がない。
    →進化は稼ぎやすい。

  • 進化軸を他の軸と混ぜるよりも
    他の軸の純構築の方が強い。

とにかくシャルルマーニュで活路を見出すのが
最も強い構築だ、という出発点から
《進化ロイヤル》をスタートさせました。


【2】ポイント・経緯

さて、ここからポイントをまとめると同時に
どのようにしてこのリストを誕生させたか
思考過程を書き綴ってまいります。

大前提として、私の作成するnoteとデッキは
基本的に私好みにアレンジしているので
真にデッキを使いこなすには
それらの理解が必要になりますが
今回の《進化ロイヤル》は
これまでの比ではありません。

先述している通り、
明確な『ゴール』が無いに等しいデッキなので
「こうした時が強いよね!」という
要所要所のポイントが重要であり

それを実現させるために組み合わせたのが
今回のデッキになっています。

この表現が正しいのか分かりませんが
例えると『70点のグッドスタッフデッキ』が
この《進化ロイヤル》だと思います。

70点のグッドから合格点を出す為にも
この節は最後までご覧に頂きたく思います。


前置きが長くなりましたが
このデッキのポイントは以下の通りです。

  • トロイアとアイアロン

  • 進化前に目指すべき動き

  • 後4の盤面形成

  • 先攻1+4、後攻3+3

  • 6tナハト・ナハトと5,6進化

  • 7tナハト・ナハト+2コスト

  • アルテアとナハト・ナハト

  • ゲイレルルの使い所

  • 8tグリムと9tのotk

項目が凄く沢山ありますが
全て大切なので、順を追って見ていきます。


《①トロイアとアイアロンギミック》

最初は何気なく採用したアイアロンからでした。

アイアロンからは機械カードのコンクエストを
確定サーチすることが出来ます。

とにかくコンクエストは後引きが弱いので
進化ターンから爆速で進化するために
序盤のサーチは重要だと考えました。

そして、アイアロンはEP差がない場合
「ニュートラル」スペルのリカバリーも
手札に加えることができます。

要するに、アイアロンをプレイすることで
ロイヤルカード1枚とニュートラルカード1枚を
手札に加えることができます。

これがトロイアと凄く相性が良いです。

RSL期の純N進化ロイヤルを使っていた方なら
わかると思いますがトロイアというカードは
序盤から圧を掛けるために置きたいカードなのに
先攻ロイヤルは序盤から展開すると
手札が減っていくため
条件を満たすのが凄く難しいカードでした。

それが「1種類ずつカードが増えている」
アイアロンのお陰で進化とサーチの両条件を
満たしやすくなりました。

先3の4/4スタッツは早々に取られません。
進化フォロワーが場残りすれば
先4でブルーミング進化もできますし
後4で強い盤面形成も出来ます。

また、進化前に進化をするだけでなく、
指揮官サーチをすることも凄く重要で
このデッキの指揮官はシャルルマーニュと
ナハト・ナハトになっております。

シャルルマーニュは早めに進化をしたいですし
ナハト・ナハトも複数枚で強いカードなので
どちらを引いたとしてもアタリになります。

【ポイント①】
アイアロン(コンクエスト)→トロイア
→シャルルマーニュ or ナハト・ナハト


《②進化前に目指すべき動き》

進化デッキは進化前に暇な事が多いです。
(最近はそういう傾向ではないですけども)

そういう意味では、先程のアイアロンも
「準備」としてはベストな動きのひとつであり
先3トロイアは完璧に近い動きと言えます。

それと同じように、このデッキでは
あと2つ、目指すべき理想ムーブがあります。

その1つが、双天の恩寵です。

後2や先3にアマテラス(ツクヨミ)が倒れ
進化ターンにシャルルマーニュと合わせて
ツクヨミ(アマテラス)が出る動きを
狙って出来たら、かなり理想的です。

シャルルマーニュのバフ進化の対象は
基本的にアマテラス・ツクヨミが
最も効率がよく、強いので
進化回数を稼ぐうえでも重要です。

また、ツクヨミはバリアを剥せるだけでなく
シャルルマーニュ進化で1点→2点になるので
打点カードてしても優秀になります。
後述しますが、マリガンで狙いたいですね。

そして、もう1つ目指したい動きは
先4のデイ進化です。
デイは進化前に進化ができるカードであり
0コスト突進でバフができるエヴァンを
手札に加えておくことができます。
ドローが出来る点も優秀です。

しかし逆に言えば、デイを強く使えるのは
先4限定であるともいえます。
今回のリストでは2枚採用していますが
強く使えずに残ることもしばしばあります。

それでも序盤から進化でき、盤面を作れる点や
エヴァンがバフで進化するシャルルマーニュと
相性の良いカードではあるので
採用する価値はあると思っています。

ちなみに採用カードの詳細は後程まとめますが
デイが弱いと感じる場合は
リオードがこの枠に入ると思っています。

《ポイント②》
後2,先3の双天の恩寵。
先3トロイア。先4デイ。


《③後4の盤面形成》

後4で特に大事にしたいことは盤面形成です。
序盤に双天やトロイアをプレイできている場合は
中盤の盤面形成が非常に強く
範囲除去に乏しいデッキならば
取りこぼす可能性もあります。

特にアディ直後に流行していた進化Bに対して
先5エルヴィーラ進化を牽制している点
超強化されたラスワネクロに対して
ナテラでラスワを稼ぐ暇を与えない点など
パワーが高いTier上位デッキたちの
『一番パワーが弱いタイミング』に
強い盤面の押しつけができるところが
このデッキが見いだせる
勝ち筋の1つになります。

なので、最速シャルルマーニュ進化より
実はキリエ進化の方が強い傾向にあると
現時点では感じています。

シャルルマーニュは
・双天に対してバフ進化をする進化稼ぎ
・終盤のグリームニルの打点アップ
・EP差をつけさせない進化
が、主な強みであるため
特に双天が欠損しているなら
後半の進化でも全然良いと思っています。

具体的には、8tグリムグリム15点を
相手に警戒させたいので
7tナハト・ナハトの横でシャルル進化が
間に合うギリギリのラインだと思います。


「7,8tなんて迎えられるの?」と
疑問に感じる方もきっと多いと思いますが
一応ゲイレルルでバリアは張れるのと
中盤の盤面形成に付き合ってくれる場合
それなりに長引く可能性もあるので

そこまで非現実的ではないです。

むしろ、ゲームが長引いたときに
「でも、リーサル打点なんてないでしょ?」と
思われてしまう方がよっぽど負けてます。

とはいえ、相手が上振れている場合は
今環境は特に割り切ることも重要です。
Tier1デッキではないということは
そういうことなので。
(なんかいつもこの文章を書いてる気がする笑)

ちなみに、盤面形成の考え方のひとつとして
リカバリーでプロダクトの体力を3に保つ
ということもできます。

今のシャドバにおいて体力1,2,3の差は
どれ程のものなのか?という疑問はありますが
代表的な2点aoeはエルフのメイ
ミラーの美剣士進化、ネクロの魔炎

そして、アディ後のアルザードがいるため
頭の超片隅に覚えておくことも
悪くないとは思います。

また、これは結構忘れがちなポイントですが
このプロダクトは3打点ではなく
シャルルマーニュ進化で4打点です。


キリエも守護裏のダンサーも
全て打点が1ずつ上がっていることも
お忘れなくですね。

《ポイント③》
キリエ進化 > シャルル進化。
相手に隙を与えない盤面形成。
シャルル進化時のニュートラル盤面は
想像よりも打点を確保している。


《④先攻1+4、後攻3+3》

盤面形成も大切ですが
進化回数も当然大切です。

最初に「どのようにして稼ぐか?」について
ポイントとなる目安をまとめます。

まず先攻は、進化前に進化することを
1回以上は意図的に狙いに行きます。

一見すると、結構な運要素が必要に感じますが
先述の通りトロイアは進化がしやすくなり
デイは進化Bのキャットや進化Vのバットと違い
1枚で確実に進化ができるカードです。

それが先3と先4の2回チャンスがあり
トロイアとデイは5枚体制であるため
全力でマリガンを狙いに行く場合だと
少なくとも1進化は現実的だと思います。
(勿論、出来ないこともありますけどね。)

そして、進化前に1進化「のみ」できた場合は
先5tに4進化を狙っていきます。

5PPで4進化ということは
(2+1+1+1)PPということです。

こちらの条件の方が難しいですが
1PP進化はコンクエスト・ゲイレルルに加え
キリエ進化という手段もあり

また、双天の恩寵が出てくるタイミングなら
シャルル進化→結実や泉の1コストバフで
1進化を稼げます。

そう考えれれば、(2+1+1+1)PPは
『キリエ・コンクエスト・ゲイレルル』に
ブルーミングなどを添えるパターン

『シャルル進化→双天バフ』のパターンなど
コンボとしては無理そうで無理では無い
絶妙なラインとなっています。

繰り返しになりますが、その為にも
アイアロンなども含めてコンクエストを
手札に引き込む「準備」がとても重要です。
キリエ進化後に引いたゲイレルルも
コンクエストを添えれば進化できます。

先攻の目安パターンは以上です。

続いて、後攻の場合ですが
進化前の進化を意図的に狙うよりは
進化ターンから稼ぎ続ける方が狙いやすいので
基本に則って「後4,後5で進化3回ずつ」を
目安として動くのが良いと思います。

こうすることで、
後6は「進化6回以上スタート」になります。
後述しますが、この回数は重要です。

後攻だとシャルル進化し易いですが
例えば、後4シャルル進化+ブルーミングの
2面2進化だけだと、そこまで圧がないので

シャルル進化をする際には
一度検討することも大切だと思います。
ハマれば強いですが、最優先では無いので。

《ポイント④》
先攻は「進化前進化」を狙う。
後攻は「3進化ずつ」を狙う。
特に先攻のマリガンは注意する。


《⑤6tナハト・ナハトと5,6進化》

いよいよナハト・ナハトの話になります。

まずナハト・ナハトの使う目安は『6t』です。
(リサージェント前も6tだったし
多分、運営も意図していると思われます。)

ここまで順当に進化回数を稼げている場合は
6tに進化5回以上になっており
進化5回であればドミナントオーダーの
コストは1になっているので
ナハト・ナハト本体5PP+1PPで
同時に使うことができます。

これは進化回数を稼ぐことに特化した
シャルル採用のN進化型だからこそ
狙いやすい動きであり

私が考える中では、最も現実的で
最も強く使える運用だと思っております。

ちなみに上の画像だとアマテラスがいますが
もし、これがツクヨミだった場合や
そもそも盤面にフォロワーが残っている場合は
問答無用で全処理も可能です。

また、最大10点のバーンを与えることで
7t以降のリーサルに繋げられたり
ナハト・ナハト連打をすることにより
長期戦に持ち込むこともできます。

《ポイント⑤》
ナハト・ナハトは6tを目安に使用。
それまでに進化5回以上を稼ぐ。

ドミナントオーダーは「x切り上げ」であり
進化5回でも、6回でもコストは1なので
5回でも進化回数は十分と言えますが、
ここで進化6回になることで
次の7tが強力になります。


《⑥7tナハト・ナハト+2コスト》

ナハト・ナハトのドミナントオーダーには
ナハト・ナハト本体を無料進化させる
効果があります。

そのため、6tに6進化の状態で
1枚目のナハト・ナハトを使用した場合は
進化回数が7回に達成出来るため
7tに2枚目のナハト・ナハトを使用すると
ドミナントのコストが0になります。

そうなれば、7tのナハト・ナハトに
くっつくコストは2コストになるため
より様々な選択肢を取る事が出来ます。

進化回数の『ゴール』が不透明な
このデッキの唯一にして最大のポイントが
『6tに6進化』だったりします。

(それでもまだ、他と比べれば相対的に
弱すぎる『ゴール』ではありますが…。)

この残り2コストで
最も無難なカードが美剣士です。

美剣士は進化時に2点aoe+2点バーン
を持つため、ナハト・ナハトと合わせて
最大で12点+全処理ができます。


ナハト・ナハト自身にEPが不要な点
対面クラスによっては3/5守護を出せる点も
非常に相性の良いカードとなっております。

同様に、キリエから入るのも強いです。

仮に7t開始時点が6進化であっても
キリエ進化(進化7回)→ナハト・ナハトサーチ
→即使用ということができます。

さらにこの残り1PPにゲイレルルがくっつけば
全処理+最大8回復+バリア+5/5守護なので
非常に強い盤面を形成できます。

この「後引き」が許されているからこそ
キリエの価値は非常に高いと思います。

勿論、大前提として現環境のTier1では
それらを余裕で貫通して来ますが
要求値も決して簡単なものでは無いため
個人的には及第点だと思います。

《ポイント⑥》
7t開始時に進化7回
→ナハト・ナハト+美剣士

7t開始時に進化6回
→キリエ進化→ナハト・ナハト
+ゲイレルルがつくっつくと強い


《⑦アルテアとナハト・ナハト》

『2打点』

このデッキの弱点はリーサル打点の無さです。

ナハト・ナハトが出てきたところで最大10点。
シャルル進化している場合で
グリームニル×2+進化をしても15点。
しかもそれらが7,8tなので圧倒的に遅く
連携を稼いでいないため
飛躍などの即打点が無いことも透けてます。

ですが唯一、意表を突いて
バーンを与えられるギミックがあります。
それがアルテアです。

アルテアは1コストで場のフォロワーを
ニュートラルにすることが出来る
少し変わった効果をしています。

相手カードをニュートラルにすることで
アルテアの進化後効果と合わせて
一方的に処理するという運用もできますが
今回はこの効果をナハト・ナハトに使います。

『3打点』

すると、シャルルのリーダー効果で
打点+1を得たナハト・ナハトは
最大10打点→最大15打点まで
ダメージを伸ばすことが出来ます。

もし、ここにツクヨミが登場出来れば
最大17打点を出すことができます。

要求値としては少し高いかもしれませんが
打点としては申し分がなく
更に進化回数を7回にすることで
後6にもできる可能性があります。

これこそがナハト・ナハトを入れた
進化ロイヤルの目標にすべき『ゴール』です。

《ポイント⑦》
シャルル進化しているならば
ナハト・ナハト+アルテアで最大15点。
ツクヨミも絡めば最大17点。
これが後6にできる可能性あり。


《⑧ゲイレルルの使い所》

進化ロイヤルの中で最も難しいカードは
間違いなくゲイレルルです。

ゲイレルルの使い方のセンスで
勝率が大きく変わると言っても
過言では無いと思いますし、
「下手負けした…」と感じる試合は
大体ゲイレルルを上手く使えない時です。

ゲイレルルの使い道は大きくわけて
4つのパターンに絞られます。

  • 自動進化できる1コストであること
    →進化稼ぎの利用

  • 必殺持ちであること
    →盤面処理の利用

  • 進化5回でバリアを張れること
    →耐久の利用

  • 進化5回で攻撃時は生存すること
    →盤面作りの利用

まず、当然のことながらバリアは強いです。
現環境ではイージスや5点刻みのラスワネクロ
などに対して有効に働きます。
(とはいえ、上の試合は負けてますが)

そして、同時に進化回数を稼ぐのに
適したカードとも言えます。

ここまでのポイント解説の通り
進化回数は要所要所の場面で稼げるか、で
このデッキの出力が変わってしまうため

『進化を稼ぐ為に使うゲイレルル』は
バリアを張ることと同等くらいには
大事な運用方法になります。

だから、ゲイレルルは難しいカードです。

上の画像のように、
5進化目で置けることが理想ではありますが
必殺目的で使わざるを得ないこともあるので
3枚“しかない”ゲイレルルを何処で使うのか
よく考える必要があります。

また、連携ロイヤルだと『倒れられない事が
デメリットにもなりえる』ゲイレルルですが
進化ロイヤルならば場残りは強いです。

本来攻撃力1のフォロワーが残ることは
ハーフロックの観点からやや微妙ですが
ナハト・ナハトが1面で動けて、回復もでき
体力2以下のフォロワーは自主退場できるので

ロックになることは基本的に無いです。

また、結実を使って守護にする行為も強く
リーダーの体力を守る目的だけでなく
守護裏に打点フォロワーを隠すという
ロイヤルの王道的な動きもできます。

《ポイント⑧》
勝敗に直結しているのは
ゲイレルルの運用方法。
負けた試合のリプレイを見直す時は
ゲイレルルに注目しておくと
新たな気づきが得られます。


《⑨8tグリムと9tのotk》

中盤の盤面形成と6,7tナハト・ナハトで
勝ち切るのが基本戦術になりますが
それでも打点が足らなかった場合の
最後のひと押しがグリームニルです。

シャルル進化後のグリームニルは
6点+進化時3点になるので
8tグリムグリムは守護無視15点です。

これだけ聞けば弱く感じますが
ゲイレルルでバリアを張っていたり
ナハト・ナハトでバーンと回復をしてるので
実際は、それなりに射程圏内です。

また、要求値と難易度は高いですが
シャルル進化後の9tナハト・ナハト
+グリームニル進化は19点であり

ここに盤面の1打点やツクヨミがくっつくと
20点以上のotkになります。

このデッキは継続的に回復する相手には
滅法弱いので、
打点を蓄える動きも
しっかりと見据えておくことが重要です。

「9tまでゲームが続くのか?」と
疑問があると思いますが
ある程度は割り切り、負け筋をケアし、
勝ち筋を模索することは重要です。

勝ちパターンを掴めないと
勝率は0%ですからね。

《ポイント⑨》
最後のひと押しにグリームニル。
otkを狙う時もグリームニル。

ちなみに10tナハト・ナハト・ナハト・ナハトは
20点ですが、あまり現実的ではないでしょう。

ただ、凄い泥試合になったのならば
9tナハト・ナハト温存は
考えてもいいかも知れませんね。


【3】具体例

【改めて本日のリスト】

続いて、具体例を紹介しますが
今回はいつもの私のnoteと違い
決まった動きがあまりありません。

大切なのは前節までのポイント
自分と相手デッキの理解を深めて
その場その場の最適な動きを考えることです。

その事を念頭に置きつつご覧下さい。


《マリガン》

【先攻】
トロイア≧デイ(1枚まで)>アイアロン>双天

【後攻】
トロイア>アイアロン≧双天>コンクエスト

マリガンのイメージは
先攻は、先3,先4進化すること。
後攻は、後4進化を強くすること。
を目指して交換すると良いと思います。

トロイアはどちらも優先的にキープ。

また、先に進化ターンを迎える後攻は
アイアロンではなく、コンクエストもキープ。

先攻は、トロイアとデイの優先度が高い点や
初期手札が少ないことから
先攻のコンクエストのキープは非推奨。

ちなみに、シャルルは2枚採用なので
後攻で、双天とセットなら
気分でキープしても良い
とは思います。

私はそれよりもトロイアを狙うので
キープしませんが。

他のセットキープ候補としては
後攻トロイア+キリエなども考えられますが
キリエキープで2パス率が上がるなら
返して、双天などを探す方が勝っていると思う。


《1,2ターン目》

1,2ターン目はアイアロンや双天を使いますが
それ以外は無理に動かなくても良いです。

このデッキは3tのトロイアが
出来るか?出来ないか?が
その試合の最初のターニングポイントなので

むしろ手札を減らさず温存していると思えば
気にはならないでしょう。

ここでテンポロスしても
中盤のナハト・ナハトが回復も出来ますし
盤面負け自体は殆どありませんからね。

そういう意味でもピン採用の天使は
2tでそこそこ優秀です。


突進で除去も出来ますし
ラスワで泉を回収出来るため
3tトロイアの際に手札は減りません。

特に進化Bのキャットや進化Vのバットなど
序盤に残せないフォロワーを取る為には
3枚採用のツクヨミの他に
天使があると、気持ち安心です。


《3ターン目》

当然の事ながら、ベストはトロイアです。
仮に片方の条件が達成されていない
不完全なトロイアだったとしても
後攻ならプレイします。

逆に言えば、そこしかないので。

先3だったら、もう1ターン待って
先4トロイアでも良いと思います。
しかし、デイが手札にあるなら
先3トロイア(不完全)→先4デイでOKです。

また、先3の場合でリソースに余裕があるなら
キリエ置きも良いと思います。
但し、テンポ置きをするにしても
リソースについては少し考えた方が良いです。


実はこのデッキ、キリエを進化で使わないと
リソースが「増える」ことがありません。

トロイアも、美剣士も、ブルーミングも
1枚に対して1枚引くだけですからね。
アイアロンもEP差がないと同様です。

後攻ならブルーミングも進化し易いこともあり
ゲームエンドまで持ちますが
先攻でアイアロンなどを使用していない場合は
やや不安があるので注意が必要です。


《先攻4,5ターン目》

ポイント解説でも述べたように
まず先攻は先3,先4の2回のチャンスで
1回進化を狙います。

対象カードは、トロイアとデイです。
デッキに5枚眠っているこのカード達を
全力で狙いに行きます。

それが出来たら、次に狙うのは
先6開始時点で進化5回達成です。
つまり、先5で進化4回を狙います。

【コスト1の進化】
・ゲイレルル
・コンクエスト
・キリエ(自身を進化)
・シャルル進化後のバフ
(主にアマテラス・ツクヨミが対象)

これも先述している通り
コスト1で進化をするカードたちが
上記のものになるのでこれらを駆使して
強い盤面を連続進化で作ります。

要求値は低くもないですが
アイアロンのサーチもあるので
そこまで不可能ではないです。


《後攻4,5ターン目》

後攻は進化がし易いので
後6開始までに進化6回を目指します。

進化回数は3回・3回でも良いですし
2回・4回でも良いですが
盤面圧は、なるべく意識していきます。

シャルル進化をしている場合は
盤面のニュートラルの打点も1上がるので
キリエは6,ブルーミングは5,プロダクトは4
であることも忘れずにいましょう。


《6ターン目》

進化5回以上ならばドミナントオーダーが
1コストになっているため

ナハト・ナハトを使います。

盤面がカラで、双天がいない場合は
処理を1面取りこぼしてしまいますが
最近のデッキは盤面にアミュレットが
常に置かれていることも多いので

アミュレットを割らない動きならば
フォロワーの全処理は出来ます。

回復量の高いデッキ、
例えばビショップや自然ドラなどを除いては
基本的に分割リーサルのプランになるので
ナハト・ナハトはゲーム中に2枚使うつもりで
1枚目は早い段階で使えると良いと思います。

ちなみに進化5回未満の場合は
大体ゲイレルルで耐久して行きます。

ゲイレルルのバリアと必殺で丁寧に処理し
手札を整えて、勝利の機会を伺います。
遅れてきたトロイアを使うのも
大体6ターン目になると思います。

トロイアは指揮官サーチ出来ますからね。


《リーサルまで》

中盤の盤面からの打点(←これ重要)と
ナハト・ナハトのバーンによる打点で
リーサルを狙いにいきます。

シャルル進化をしていて、アルテアがいる場合は
ナハト・ナハトをニュートラル化させる
意表を突いた最大15点リーサル

そこにツクヨミをくっつけた
最大17点リーサルも覚えておきましょう。
(上の画像はリーサルです。)

打点が絶妙に足らないこともありますが
そういう場合はゲイレルルを添えて
ナハト・ナハトの回復と処理、
ゲイレルルのバリアでもう1ターン耐えます。

グリームニルは後からでも全然良いので
最後のひと押し要員として活躍して貰います。

回復量の高いデッキでは
ナハト・ナハトとグリームニルを同時に使い
9tにotkに近い動きで勝つプランも
検討しておきましょう。


【4】採用カード

最後に軽く採用カードをまとめて
今回のnoteを締めさせて頂きます。

まず、デッキのコンセプトを外さない場合
上記の32枚は確定だと思っています。

特にトロイアとキリエが3枚ずつである点は
絶対に外せないと思っています。

よく「キリエからキリエが弱い」みたいな話を
聞きますし、それはそれで正解ですが
このデッキではキリエの連続進化は
盤面形成とリソースの点からも価値が高いので

複数枚絡んでも全然良いと思っています。

やはりナハト・ナハトにEPを使わない点や
ゲイレルル進化誘発にコンクエストがいる点
などから、キリエ進化からの後引きが
限りなく許されているのがとても良いと
個人的には評価しています。

(唯一、シャルルを後引きすることだけは
軽くため息が出てしまいますが。)

それ以外で採用を検討しても良いカードは
上記のものがあると思います。

特にトワイライトは3回復を持ち
指揮官のシャルルやナハト・ナハトを
サーチ出来る点も極めて優秀です。

しかし、引いてくるカードは1枚だけであり
ゲイレルルなどはサーチ出来ないため
進化回数を稼ぐことには向いていません。

つまり、4,5,6tはキリエが強く
7t以降はトワイライトが強いです。

なので、好みの問題もあると思いますが
中盤の複数進化の盤面形成は
このデッキの肝だと思っているため

私はキリエ3,トワイライト0です。

それからリオードの存在も結構難しいです。

このnoteでも再三「打点が足らない」と
述べているので、採用したいのは山々ですが
問題は指揮官であるところです。

つまり『トロイアから引いてくるリオードは
強いのか?強くないのか?』という点

『ナハト・ナハトの代わりに6tで置く
リオードは強いのか?強くないのか?』

このカードの論点だと私は考えました。

私の結論はリストからも分かるように
それでは勝ってないと感じたので
リオードは泣く泣く不採用にしました。

ランダムダメージor破壊が多いため
潜伏が強くないこともひとつの要因ですね。

但しリオード入りの方が強いと私も思いますので
今後、そういう構築の方が主流になる
可用性はあります。

財宝ロイヤルのトニーから引く大参謀が
どうなのか?という話と似てる気がしてます。

あとは、純N進化ロイヤルを
使ったことがある方ならご存じ
暗黒の御使いもシャルルと相性が凄く良い
強カードではありますが
ポイントでもまとめたように
シャルル進化は最優先ではないので
今回は断念する形になりました。

環境にアグロデッキが多かったり
コントロールした先にotkがあるならば
採用できたと思いますが
現状ではリソースにならないため
気楽な採用は難しいです。

ちなみにエレナを採用していない理由は
ニュートラルカード多いため
クラスカードを手札から捨てられないことが
あったためです。

エリカを小打点+シークレットの妨害で使うのは
結構強かったのですけどね。

エレナの10点効果の方も
機械ネクロなどとは違い
そこまでゲームが伸びることは稀なので
エレナリーサルは現実的では無いと
判断しました。

他にも色々な可能性がありますが
私は今の40枚に落ち着きました。


【5】おわりに

今回のデッキは、noteにする前から
大バズりした珍しいパターンでした。

それ程までにナハト・ナハトが
人気なのかもしれませんし、
私のようにロイヤルが好きで
研究し続けている方も多いのかもしれません。
(それに見合ったnoteに成れたのか
物凄く心配ではありますが…笑)

いずれにせよ、今回の《進化ロイヤル》は
盤面作りと処理を大事にする
正統派ロイヤルの王道的な戦い方をしており

『進化』というシャドバの花形でもあるため
使っていて楽しいデッキに
仕上がったと思います

それに、このデッキはアディ実装から
1週間以内に作ったものなので
まだまだ改良の余地はあると思います。

是非皆さんの手で、ロイヤルの有終の美を
飾って頂きたく思います。


以上で、今回のnoteを終了します。
最後までご覧に頂きありがとうございました。

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