LINE株式会社の決算書を読む

こんにちは、本日は今やライフラインと言っても過言ではないLINE株式会社の決算書を見てみたいと思います。(2019年12月期第2四半期決算短信参照)

・貸借対照表

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流動資産:325,514→303,833
固定資産:161,073→237,785
流動負債:123,226→146,031
固定負債:154,847→203,048
純資産:208,514→192,539

固定資産<純資産+固定負債といった形です。昨日見たエン・ジャパンほどではないですが、それでも固定負債が流動負債の2倍あるので安全な経営と言えるでしょう。
当座資産も流動負債を大きく上回っていますし、売掛金と買掛金を比べても大きな差はありません。資金繰りも問題なさそうです。

・損益計算書

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営業収益:110,490→112,164
営業利益:10,321→△21,816
税引前当期利益:6,634→△28,490
当期利益:1,907→△28,029

営業収益増加しているのにすごい赤字です!!そこで営業費用内訳を見てみます…

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原因はやはり営業費用でした。その中でもマーケティング費用が7,499→13,109とほぼ倍です。費用をかけた割にあまり収益を伸ばせなかったんでしょうか。LINE社は最近積極的に採用をしているのでもしかして人件費?なんて考えていたのですが、人件費は前期よりも抑えていますね。

・事業内容

LINE社は戦略事業とコア事業の2つの事業があります。それぞれ見ていきましょう。

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戦略事業は順調にユーザー数・利用率を伸ばしているようです。そのための積極的投資だとすればまあ仕方ないかなとも思いますね。いかにこれを安定させるか、またユーザー数をどれだけ伸ばしていけるかですね。というかまだLINE Pay登録ユーザー数3,600万人くらいなんですね…日本国民は1億3000万人くらいいますが…
個人的には別のアプリを入れる手間が省けたり、コミュニケーション手段として使用しているLINEで個人間送金できたりするのが強いと思っているので、是非このキャッシュレス戦国時代を制してほしいと思っています!

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コア事業は微増といった感じでしょうか。まあ堅実に伸ばしていっているとも言えるので見守りたいと思います。

今回は事業にも踏み込んで考えてみました。
(的外れだったらごめんなさい…訂正します…)
もっと鋭い分析ができるようになりたいので是非思ったことがあればコメント下さい!では!

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