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【銀英伝】ブラウンシュヴァイクを描いてみた

銀河帝国門閥貴族筆頭ブラウンシュヴァイク! これまで興味のない人物だったけど、デザインするために読み直してみました。情報が多岐に渡るので、今回は彼が重視したであろうことについてまとめています。

※この記事は、『銀河英雄伝説』を紹介する中でたくさんのネタバレが含まれます。主観やオリジナル要素も多いので、お気をつけください。


◆オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク

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ブラウンシュヴァイクは、ゴールデンバウム王朝の筆頭貴族で、最大の権勢を誇る名門公爵です。
彼の奥さんは皇帝の娘なので、親族として門閥貴族を形成しています。ときの皇帝は政治に関心を示さない人でしたから、近親者筆頭であるブラウンシュヴァイク公の影響力は極めて大きくなっていきました。

ブラウンシュヴァイクにしてみると、野心が生じてもおかしくない環境です。例えば、「自分の娘を初の女帝に即位させ、比類ない栄誉を我が家名に加えたい」というような。
そうなれば、幼い女帝を後見するため、彼の摂政就任は決定的です。それは皇帝と同等の権力を手に入れることを意味します。だからブラウンシュヴァイクは娘エリザベートを次期皇帝にすべく、派閥総出でこの計画を推進しました。

主だった有力貴族への根回しは終わって、実現は時間の問題(老いた皇帝の死だけ)であり、彼はすでに「最高権力者」という幻想に酔っていたのです!

ただし、その砂上のプロジェクトに、ラインハルト・フォン・ローエングラムという金髪の孺子が立ちはだかります!


◆ブラウンシュヴァイクの立ち絵と次期皇帝候補の図

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ブラウンシュヴァイクは一見すると寛大そうですが、自分の意に添わない人物の台頭を許さない性格です。特に下級貴族出身の新興ラインハルトを、内心うとましく思っています。

皇帝崩御によって後継者争いが始まると、ラインハルトは国務尚書リヒテンラーデと組んで幼帝エルウィンを擁立。先んじられたブラウンシュヴァイクは対抗するために貴族を束ねました。

同調する貴族3740名、総艦艇数15万隻以上。ガイエスブルク、レンテンベルク、ガルミッシュなど宇宙要塞も保持。艦隊戦の名手メルカッツやファーレンハイト、勇者オフレッサー、シュトライトやフェルナーなど知謀の士も参加。戦力上は、ラインハルトを凌駕する陣容です。

しかし門閥貴族は軍令に不慣れで、有能な将兵を活用できません。一丸となって戦うメンタルの強さもなく、内部で主導権争いを始める始末……挙げ句の果ては、内乱中に内輪もめする愚を犯して自滅です。

優秀な配下に任せればいいものを、手柄を立てさせたくないというブラウンシュヴァイクの嫉妬心が勝ってしまった。現実とは異なり、自分ばかりが大きくて他人は小さいと見てしまう精神の倒錯。私欲に囚われすぎて己を顧みれなかったのかな、と思います。

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ブラウンシュヴァイクは星々を統括している貴族なので、実質、宇宙王のポジションだと思うんです。だから王様の雰囲気が出したいなぁ~という感じでデザインしました。逡巡した結果、トランプのキングみたいになっちゃいました☆彡

◆ラインハルトとメルカッツの記事はこちら

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※この記事は、田中芳樹さんの作品の版権管理会社「らいとすたっふ」の二次利用規約に則した創作をしています。規約をよく読んで、大丈夫だと思う表現をしたのですが、もしお気づきの点があればフィードバックしていただけると幸いです。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。


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