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【銀英伝】アドリアン・ルビンスキーを描いてみた

禿げてないルビンスキーを描きました。フェザーンの独自開発で育毛剤くらいありそうと思ったから……。というか高性能カツラの開発は成功していてもおかしくないはずです。毛生え薬の未来に栄光あれ☆彡

この記事は、『銀河英雄伝説』を紹介する中でたくさんのネタバレが含まれます。主観やオリジナル要素も多いので、お気をつけください。


◆ アドリアン・ルビンスキー

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ルビンスキーの印象は、「精力的な男」です。この人は仕事だけじゃなく、女性関係もすごいんです。
推察するにフェザーンは娯楽産業が盛んなので、彼は芸能界や映画界との関係が深いのだと思います。企画を持ち込んでくる人が引きも切らず、自治領主の後援を求めて豪華な接待が夜の予定を埋め尽くす感じ。また最先端金融業界の中心地として、帝国や同盟との秘密外交も多いと想像されます。
お金や財宝、多種多様な贈り物、そして色とりどりの女性たち。歌手、デザイナー、銀行関係者、コンサル……、選りすぐりの愛人が揃っていたことでしょう。
ルビンスキーは名誉も権力も女も手に入れ、地位に見合う能力を持ち、帝国と同盟を手玉に取る権謀に酔いしれる。そんな自信に満ち溢れる様子を描きました。

しかし、唯一見えにくいのが地球教との関係です。地球教徒としてフェザーン自治を任されているけれど、内心では教団の司教を軽んじる記述があります。
いったい彼は教団の何を見ていたのか。そして地球教の求心力とはいったいなんだったのか。原作でこれらの謎が明かされないまま、自爆テロという狂信者の最期が描かれます。

そこで、もしルビンスキーの信仰が地球教徒として偽りのないものだったとしたら、という仮説を立てて考えてみました。
すべてを手に入れながら、ついに地球の魅力から離れられず、信者たちを母なる大地に送り続けたルビンスキー。そう言えば、彼は自治領主という最高のポジションにいますが、家と呼べる家族がありません。息子も自らの手で殺してしまいました。
贅を味わい尽くす中で、ルビンスキーは地球に神の家を見続けていたのかも知れません。

◆ルビンスキーの普段着

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デザインするとき気にしたのは以下の点です。
・フェザーンは金融都市のイメージ(ニューヨークのような)。
・ブランド商品がたくさんあり、ファッションの最先端を行く。だからデザイナーが多く、パリコレのようなショーもある。歌と衣装とライトと歓声(レディガガが歌い、セレブリティが集う感じ)。
・当のルビンスキーもお金持ちの一人(イタリアの元首相のように、サッカーチームや放送局を持っている印象)。

原作では「黒いタートルネックのセーターに淡緑色(ライトグリーン)のジャケット」という派手な服装をしています。仕事の都合上、ルビンスキーもセレブに交って注目を集めたりしたのかなと想像した次第です。

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今回はこんな感じになりました。ちょっとおふざけも入ってますが、地球教とのつながりなど彼にはミステリアスな部分があって、想像を広げる余地のあるキャラクターだなあと思いました。

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※この記事は、田中芳樹さんの作品の版権管理会社「らいとすたっふ」の二次利用規約に則した創作をしています。規約をよく読んで、大丈夫だと思う表現をしたのですが、もしお気づきの点があればフィードバックしていただけると幸いです。


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