京大経済学部編入 不合格体験記
どうもアンコウです。編入界隈でいろいろと活動しています。
私は実は編入試験を4つ受験しています。今回は不合格になった京都大学の編入試験について書いていこうと思います。
まあこれは本当にだらだら自由に書いているんでリラックスして読んでくださいね。
(TOEFLやっていたときのこと)
実はTOEFLをやっていたときは全く編入試験のこと考えていなかったんですね。英語コンプレックスからやっていました。なのでどちらかというとこの部分は京大体験記ではないですね。
大学に入った僕はやっぱり英語はしゃベれるようになりたいな~と思ってTOEIC800を最初目標にしたんですけど1年生の8月に幸い達成することができてしまいました。それで次の目標としてTOEFLを始めたんですけど、いやこれが本当に本当にスペシャル難しい・・・。
挫折しそうになりながらもとりあえず英単語覚えようか・・ということで最初にやったのが「TOEFL 3800」。日本のTOEFL受験者はほぼ全員持っているあいつです。ふんふんと1か月ぐらいで全部覚えたらなんとかReadingは対応できるようになりました。ちなみにその後「英単語5600」という単語帳もやっています。それでReadingは25点でした。(勉強法はTOEFL対策で公開していますのでそちらを見てください)
さて、その次にやったのが「スコア80突破ゼミ」でした。これでTOEFLの概要をより詳しくつかみました。ただこの参考書をやって思ったのはリスニングめちゃ難しくね?ということでした。その後私はTOEFLと名のつくサイトおよび参考書をひたすら見つけては解いていきました。それでもリスニングってなかなか上がらないんですよね。なんとなく概要をつかめればTOEFLはOKって言われたんですけど難しすぎるんですよね。ずーっと成績が上がらないままひたすらひたすらリスニングし続けていきました。
ちなみに解いていった問題集および参考書は以下の通りです。
「TOEFL3800」
「ETS 公認ガイド 日本語版」
「Barron's」
「TOEFL 公式」
「英検準一級パス単」
「はじめてのTOEFL」
「TOEFL テスト ライティング攻略」
「TOEFLテスト リスニング攻略」
「TOEFL5600」
「完全攻略TOEFL iBTテスト」
「TOEFL iBTテスト リスニングのエッセンス」
「TOEFLテスト 完全攻略リスニング」
「TOEFL iBTテスト 完全攻略」
「スコア80突破ゼミ」
「スコア80突破ゼミ インプット」
「DELTA'S TOEFL iBT」・・・書いていて悲しくなってきたのでこれぐらいで
不満だったのは意外と本1冊に収録されている問題数って少ないんですよね。その後中国TPOを見つけてそればっかりやっていました。
そしたら1月ぐらいになってだいぶ正解率が上がってきました!25点ぐらいは結構コンスタントにとれるようになってきたんですね。
おお!このままいけば3月ぐらいにそこそこ行けるんじゃね?と思っていた時に大学の方で期末テストがありました。さすがにそっちやらないとってことで1週間TOEFLを全くやらずにそっちばっかりやっていました。さてテスト終わったし戻るか・・。 ・・まったく聞き取れない。
夜中に自転車こいで湖畔で落ち込んでいました(嘘です)
実はテスト期間1週間の間にリスニング力が著しく落ちていました。これはまずいと思い必死にやりましたが、結局最後まで伸びませんでしたね。
その後4月ぐらいに受けようかなと思ったら、またもやアクシデントが。マイナンバーカードで受けようと思ったらプラスチックのカードが必要でした。当時もう学校が始まっていたので急いで実家の栃木まで帰ることになりました。
そんなこんなで初受験は6月29日になりました。そして2か月前ぐらいになってようやくスピーキング対策に移りました。Twitter見ているとわかると思うんですが私はかなりしゃべる人です。なので17点を目標にして簡単なテンプレートを覚えてそのままおしまい。(TOEFLはしゃべった量と点数に相関があるといわれています。積極的にしゃべりましょう)
次にライティング対策です。ライティングは大学受験の時にそこそこ得意だったので、なんとか基礎的な文章を書く練習をやっていました。これでたしか21点ぐらいでした。うん、25点余裕で行くとかいうあのネットの噂はなんだったんだ?
そして迎えた当日。私の受験会場は超小さかったです。ものすごく失礼ですけどそこにいた人(試験官)に「え?ここですか?」って聞いてしまったぐらい小さかったです。
会場についたのは2番目でした。そしてパソコンのある部屋に通されてスタートしました。
リーディング→画面でかくて読みづらいけどまあ通常通り
リスニング→全然わからない・・・これまずいかも・・
スピーキング・・まあ17点だろう
ライティング・・情報学部のタイピングを見せてやるぜ!カタカタカッターン
そうこうして終わりました。正直まったく自信がありませんでした。なんかリスニングよくわからなかったなあとかスピーキング少し噛んだかもしれないなとか・・・まあ結果は84点でそこそこ取れました。
その1回でTOEFLはおわりにしました。一応予備と思って8月3日の申し込んでいたんですけれど編入試験の存在を知ったのでそっちにシフトチェンジしました。
反省点・・・文法をもう少し完璧にすべきだった。
Atsueigoをもっと早く知りたかった。
参考書は一気に買ってしまえばよかった。
リスニングはテスト中でも聞いておくべきだった。
(京大編入へ)
それではみなさんお待ちかね、京大編入についてです。TOEFLが終わったあとの7月にようやく経済学の勉強を始めていきました。まずは中〇ゼミナールさんから過去問を取り寄せ。そして過去問を見ます。うん、何がなんだかさっぱり分からない。というわけで適当に経済学の勉強法でググりました。
そうすると「らくらく経済学」と「速習!」シリーズがいいとのことだったので、即購入し勉強を始めていくことにしました。いっきにこれを読んで概要をつかみました。マクロ経済学ってケインズさんって人がやったのか。とかですね。
ちなみにこの時も前期期末テストがありましてソースコード書いたり、理論勉強したりしていました。
そして戻ってきた後でらくらくの残りと速習!をやりました。あ、速習!はミクロだけしかやっていないです。それで8月中旬は終わりました。その後一気にやっていきます。まずはらくらく計算問題110問を一気に暗記しました。そして次に芦屋ミクロの問題を解いていきます。実は説明部分というか読み物の部分は時間がなかったので飛ばしたんですよね。
入試当日までにたぶん1回ぐらいしか読んでいないです(みなさんはちゃんと読みましょうね!ただ問題解くのを中心にしたのは結構良かった気もします。)
よし、だいたい大丈夫かなと思い次にマクロ経済学の対策です。浅田先生の「マクロ経済学基礎講義」をざっと読んでおしまい。うん、なめてますね。
でもソロースワンのところとIS-LM分析、AD-AS分析のところは結構ちゃんと読みましたよ。
そして私が阪大と名大受かった理由でもあるんですけど、8月の終わりからひたすらずーっとずーっと問題と解説を読んでいました。これはちゃんと読んでましたよ。「演習ミクロ経済学」「演習マクロ経済学」「経済学ゼミナール上級編」です。
これのうちミクロ経済学は経済厚生、不確実性、ゲーム理論、証券市場を飛ばしました。またマクロでも景気循環、経済政策、一般均衡、インフレを飛ばしています。経済学ゼミナール上級編はよかったです。いろいろと公式とか考え方学べましたし。
そしてこれらよりすごかったのは「ミクロ経済学 演習」でした。この本は阪大と京大の過去問と全く同じ問題もたくさん出ていました。この4冊をやったことで阪大には受かったんだと思います。その後は京大の過去問を暗記していました。
これを繰り返して結果的に10月になりました。この間に阪大対策とかやっていたんですけどnote買ってくれた方に申し訳ないので割愛。
あれ?何をやればいいんだろう?と思い始めたのもこのころですね。とりあえず今までの復習をずーっとやっていましたね。
それでテスト1週間前になったんですけれどこの時の精神状況は大変でしたね。めちゃくちゃお金使っているんでものすごいプレッシャーを感じていました。(計算してないんですけどおそらく20万ぐらいかかっています。)
元々ショートスリーパー(4時間ほどしかいつも寝ない)だったんですけど不安で不眠症になってしまいました。あ、ショートスリーパーってよく誤解受けるんですけど徹夜がニガテだったり不眠症にもなりますからね。
ちなみに名大の1週間前からこんな状態で2時間ぐらいしか寝れてませんでした。なのでじつは名大の編入前日に倒れて医務室に運ばれました。そして名大を受けた後も軽く不眠が続いてました。なので睡眠導入剤を使いましたよ。これ読んでいる人ももしかしたらそうなると思いますので検討してみてもよいかもです。
そして最後ラストスパートをかけるために学校を1日だけ休んで勉強しました。ちなみに金曜日に授業があったんですがその時はたまたま学園祭の準備で休みだったんで誰にもばれずに受けに行きました。
前日の木曜日に京都のホテルについてそのまま過去問と「ミクロ経済学 演習」をずっと読んでました。食事はコンビニで適当に買ってきたものです。
そして迎えた本番37人がいました。結果的に5人が受かったので倍率7倍ですね。試験は結構出来が良くて「あれ?もしかして普通に受かりそう?」と思って京都でラーメン食べてたんですけど、結果は不合格でした。
(反省点)
・TOEFLでもう少し点を取りたかった。もっと低い点数で受かっている人もいるかもしれないがその人がレアのケースだと考えた方がよいかも
・経済学で差をつけるのは難しい
・論述の力がもう少し欲しかった。
・やはり経済学部に勝つのは至難の業
・そもそも成績思ったより悪くなかったので編入を受ける意味があったのかなどいろいろと考えてしまった。
(良かった点)
・演習中心でやったこと
・とりあえず挑戦したこと
・京都のラーメンがおいしかったこと。
ぐらいですね。ただ結局なんで落ちたかはいまだによくわからないですね。
経済学もあの出来で落ちたんでやっぱり難しかった気がしますね。
たぶん浪人しても受からないと思ったので浪人はしませんでした。
あ、最後にすみません。少し宣伝させてください。
私自身が受験生のころに欲しいなと思っていた経済学部の編入試験用の問題集をこの度発売しました。
もしよかったら、どうぞ。以下はnote版ですが、kindle半、ペーパーバック(紙の本)版もAmazonで販売しております。
お好きな形式でご購入ください。なお、手数料の関係でnoteが一番安く購入できます。
確実に合格するならやっぱりTOEFLで逃げるべきですね。(結論)
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