大阪大学経済学部 編入対策 英語編+(志望理由書・面接想定質問集)

 はじめまして、この度2020年度大阪大学経済学部編入試験と名古屋大学経済学部編入試験に合格しましたアンコウと申します。前の大学は理系で情報系の学部に進み、そこでプログラミングだとかアルゴリズムを学んでいました。

2年生の5月ぐらいに前の大学の友達から編入試験の存在を教えられました。

当時は特に気にも留めませんでした。

ですが、その後情報系の授業が難しくてつらくなったことおよび経済系に興味を持ったため、経済学部の編入試験を受けることを決心しました。これが編入の志望理由です。

ちなみにこの時2年生の7月です。そして11月には大阪大学と名古屋大学に合格することが出来ました。

現在は阪大生として毎日気ままに生活しています。(あ、勉強もちゃんとやっていますよ(笑))
阪大に入れたおかげで、就活もうまくいき、某有名大手に入ることができました。

 さて、話を戻して、今回は独学で編入した経験を活かし阪大経済の編入対策(体験記についても少し)について「英語編」と「専門科目編」にわけて書きます。(名古屋大学の対策を公開しました!無料ですのでぜひ!)

また私自身が2年の7月からの勉強で受かったのは英語が編入合格レベルに当時すでに達していたからです。なのでこれから書くことはせめて半年ぐらいの勉強期間をみてはじめてください。

 実は私は高校の頃英会話の部活に入っていたのですが、レベルが高すぎてついていけませんでした。英語に対するコンプレックスはひどかったので、大学に入学してすぐから、ずっと英語をやっていました。編入の勉強を始めた時に英語のレベルがある程度高かったのはそのためです。

当時は編入を意識していなかったので、編入を意識したらこうするかなといったものです。

<阪大編入 英語>

 英語は大阪大学経済学部の編入試験で、まず最初に取り組む教科です。得点は8割以上を目指します。

ちなみに本番の私の英語の点数は、9割以上だと思います(自己採なのでずれる可能性あり)
過去問はこちらから

この後の内容は以下の通りです。

 ・阪大の英語対策として一番に取り組むべきこと
 ・意外と知られていないやった方がいいこと
 ・阪大編入英語8割までのロードマップ

あとおまけとして私が阪大の時に提出した志望理由書と想定質疑応答集(私が当時使っていたもの)を掲載しました。


 

購入ありがとうございます!

さて、編入英語の対策として一番最初に取り組みたいのはTOEICです。理由として

.比較的簡単に点数を上げやすいためモチベーションアップにつながる。
.ここで高得点を取ると次のTOEFL、英検1級などの短期完成が可能に。
. 神戸大や名古屋大、東北大など編入の条件にTOEICを課す大学が多い

の3点があげられます。

 そして、TOEIC対策(というか、英語対策)でまずやっていただきたいのが英単語と文法と構文の強化です。当たり前なんですが英語って「英単語」が「英文法」や「構文」というルールにそって並んでいるというだけなんですよね。

これが英語の「本質」です。

つまり、「英単語」と「文法」を徹底的に磨けば英語はマスターできます。逆にいってしまうと「単語」および「文法・構文」の知識が弱いと英語は絶対に理解できません。
さてそれでは一体なんの参考書をやればいいか?

TOEIC用の単語帳は結構どれでもいいです。というのもたくさん問題を解いていくうえで出会った単語を覚えていくといったほうが効率が良くなるからです。

ただ、あまりに知らないと今度は効率が落ちるので一応2冊紹介します。

「DUO3.0」「難関大完全制覇 スーパー英単語・熟語2400」です。この2冊は意外と知られていないのでおすすめです。

です。Amazonの評価もよく基礎的な単語は網羅しています。どちらも大学受験用ですね。上のスーパー2400は知らないと思いますが、私が見た数多くの大学受験用英単語帳の中で1番良いです。特に大学受験レベルよりもちょっと上のレベルまで載っている点と短めの例文が豊富に載っていること。隠れた良本です。(編入にぴったりです)
あとDUO3.0は例文をとおして英単語を覚えようとしています。この点が良いです。自然と文法・構文が入ってくるからです。

英文法の対策としては「1億人の英文法」「Forest」をおすすめします。
TOEICおよびTOEFL高得点者の間でも評判のよい参考書です。英文法は結構どの参考書でもいいと思いますが、不安だという方は購入を検討してみてもいいかもしれません。

文法書で重要なのはその文法を使いこなせることです。例えば「受動態」と聞いたら受動態の英文を、「現在完了」と聞いたら現在完了の英文を作れるという状態を目指してください。そして今度は文法書で学んだ文法や構文を使って簡単な文章を作っていきましょう。少し面倒かもしれないですが、これがある程度出来るようになると英語は爆速で仕上がります。逆に私はこの部分を軽視していたのでTOEFLの点数が長いこと上がりませんでした。

また阪大入試の英語は和訳なのですが和訳の本質は文法・構文が分かっていますか?ということです。ここを意外と軽視している人が多いです。なので実はここで割と差がつきます。

さて、この後はどんどんとTOEIC用の問題集を解いていきましょう。私は大学の図書館にあったTOEICの問題集をかたっぱしから解いていきました。
ちなみに目安として私の経験談を。センター試験の英語の点数は179で1200問ずつリスニングとリーディングを解いたら800到達しました。
 そしてTOEIC800前後行ったらTOEFLに行きましょう。TOEFLをやっておくと阪大編入英語ではかなり有利になります

というのも、大阪大学は京都大学(TOEFLが必要)との併願で受ける方が結構いるからです。(2次に進んだ方(17人)のうち少なくとも5人はいました)

そういった方に差をつけられないようTOEFLはやったほうがいいです。阪大専願の人はTOEFLの勉強をあまりしませんが非常にもったいないです。
なぜなら阪大の専門科目は難しい反面、英語は結構簡単なので英語で8割以上取る方が圧倒的に楽だからです。

また京都大学はTOEFLが1次で課せられ、名古屋大学ではTOEFLでも出願が可能です(私は名古屋大学にも合格したのですが、その時はTOEFLで出願しました。)

つまり、もしTOEFLで高得点が期待できるならこれらの大学の併願も可能になります。
ただ、TOEFLは結構受験料が高いことと阪大で必要になるのはリーディングだけです。もし京大を併願で受ける気がない人は、別にTOEFLを受験しなくていいです。
時間もお金も無駄になりますからね。

 それでは阪大対策としてのTOEFL対策に移ります。阪大編入英語では、リーディングのみが課せられるので基本的にはリーディング対策です。TOEFLのリーディングで20点以上を目指しましょう。

リーディングだけならそこまで時間はかからないと思います。まずは、単語として「TOEFL テスト英単語3800」「TOEFL TEST 必修英単語5600」をしっかりと覚えていきましょう。阪大編入英語はこの2冊だけで単語力は十分でした。
TOEFL3800はRANK3までで大丈夫です。4はやらなくても対応できるかなと。
5600はどちらかというと読み物としてやってください。
ちなみに分野別の英単語が載っているんですけれど経営や経済の英単語は全て覚えてください。自然科学系の英単語はいらないです。

そしてこの2冊を覚えていったら、問題演習に入ります。経済系の文章を中心にいろいろな文章を読み込んでいきましょう。

単語の覚え方としてはまず初日に100単語、次の日に前日の100単語と合わせて新しい100単語つまり200単語を覚えます。そして次の日には300個と・・やっていきます。とにかく単語を見る回数を増やしましょう。100回見れば嫌でも覚えますよね?
そんなイメージです。

TOEFLのリーディングは難しめの構文、言い回しが多く含まれているので練習に最適です。私も本番では9割弱~10割ほど取れたのはTOEFLをやっていたおかげだと思っています。
TOEFLのリーディング対策としてはとりあえず過去問でいいです。

あとは「中国TPO」がおすすめです。中国のサイトなのですが、多くの問題を”無料で”解くことが可能です。

 TOEFLで英文の読解力を強化すると同時にやらなくてはいけないことがあります。それは英文和訳対策です。

一応英文法やっておけば大丈夫  みたいなところはあるんですが,出来れば和訳対策もやっておきたいところです。そして和訳対策として私がやったのは「英文和訳演習」シリーズです。
大学受験では長い事良本として知られています。ご自身のレベルにあったところから始めてみてください。

やり方について書きます。実は私が4か月で合格できた理由でもあります。
まず本に載っている問題を見て、すぐに答えを見ます。そしてそれぞれがどうしてそういう答えになるのかを理解・暗記します。自分で書けるようになるまで繰り返したら次の本へ行きます。これの繰り返しです。
つまり”考えない”戦略です。こうすれば時間もかからずに勉強が終わります。

一つ注意点としては、こうしたやり方だと記憶に残りにくいです。なので何回も繰り返してください。1回あたりの時間が短いので、そこまで時間はかかりません。

これで阪大編入の英語は完全制覇できます。自分を信じてがんばってくださいね!この記事を気にいってくださり、専門科目編も買ってみようかなという方は引き続きよろしくお願いします。

追記:新たに阪大英語対策になる本を4冊紹介しておきます。やり方はちゃんと意味がわかるか訳せるかを確認することです。

新しく阪大対策としてよいpdfがありましたので連絡いたします
こちらから


それでは次に付録として私が大阪大学に実際に提出した志望動機を載せておきます。

(大阪大学 志望動機)

私は現在情報学部に在籍しておりプログラミングや情報システムなどの情報系の科目を中心に学んでいる。大学進学後に私は一般教養科目の「経済と社会」で経済学に興味を持ち自分でも経済の勉強を進めることにした。経済の勉強を進める中で発展途上国の貧困問題について強く関心を持った。発展途上国が貧困から脱け出すためには経済成長が必要である。そこで発展途上国の貧困問題に関してソロー・モデルなどの経済成長理論の視点から学び考察していきたいと考え、貴校経済学部を志望した次第である。
 ここで私が貴校経済学部で理論検討したいと考えていることに関して述べる。
経済成長理論はマクロ経済学の中で重要な位置を占め、各国のGDP成長率について数学モデルを用い、経済成長に関する考察を導き、説明を行っている。ただ、現実の世界では資本ストックや人口増加率が近い国の間でもGDP成長率が異なることも多い。発展途上国の貧困について考察するにはもっと多くのデータや経済成長理論についての研究が必要不可欠である。もし私が貴校に入学することが出来れば、(とあるゼミです。これは秘密。)に入って経済成長理論を深く研究していきたい。そして研究をした後で発展途上国の貧困問題について考察していきたいと考えている。そのときには各国の経済成長率や労働人口成長率などのデータを用いて分析・検討をし、さらに文献調査することで国際格差を是正する方法を追求していこうと考えている。
 卒業後は貴校で培った専門知識と研究法を生かし、先進国も含めた貧困問題に関する研究職に就きたいと考えている。

(例えば代表的なソロー・モデルに関して言えば1人当たりの資本ストックが低い国ほどその成長率が高く、1人当たりの実質GDP成長率も高くなるといわれている。その一方で一人当たり資本ストックが豊かな国は1人当たりの実質GDP成長率が小さくなる。その結果1人当たりのGDPの国際格差は小さくなっていくはずなのだが現実では当てはまらないことも多々存在する。)←ここは実際には書いていないです。メモのようなものです。

(補足)私は情報学を現在専攻しているためAIなどの技術進歩が国際格差を是正するのかも研究したい。

 志望理由書でよく聞かれる質問についてまとめておきます。
1,研究室訪問はするべき?→しなくて大丈夫です。
2,  どうやって研究室の研究をするべきか? 

 まずは「阪大 ○○ゼミ」で調べてみてください。そしてゼミ紹介のpdfが出てきますので、そこを参考にします。
もし、分からなければ私にまで相談してください。志望されているゼミに所属している友人を通して内容をお伝えいたします。
3,先生の著作物は読むべきか? 
 読むべきです。というのも面接の時に聞かれる人が一定数いるので。論文も読むべきという意見もあるのですが・・論文は入手難易度が高いため無理に読まなくても大丈夫です。

4,志望理由書で多いミスは?
 ・具体性があまりない。ただ単に経済学を学びたいとだけ書いている場合が多いです。とはいえ、それだけだと他の学校の先生の元で学んでもいいんじゃない?となります。その先生特有の研究内容や強みを見つけるのは難しいでしょうが、頑張って探しましょう(阪大なら聞いてください)
 ・なぜわざわざ編入したいのか書いていない。
→これを学びたいです。の次のステップとしてなぜわざわざ編入する必要があるのかそれが書かれていない場合が多いです。
解決のパターンとしては、今の学校ではこうした理由で学ぶことが出来ない→だからそれが出来る貴校に編入したい という流れがいいです。  
 

 追記としてまた思い出したことがあったので書いていきます。実は編入試験の面接はこの志望理由書を見て質問をアドリブでどんどんと投げていく形です。そのため「志望理由書」で2次の出来が決まります。
 志望理由書から聞かれるであろう質問を想定しておけば、かなりの対策になります。

 例えば・・・私の場合考えた質問と回答は以下の通りです。(もちろんネットから引っ張ってきたものもあります)
Q1. 志望動機を教えてください。(3分)

 私は現在情報学部で情報系の科目を中心に幅広い分野を学んでいるのですがそのうちの一つであった「経済と社会」という科目でマクロ・ミクロ経済学という科目の存在を知り自分でも経済学の勉強を始めていくことにしました。勉強していく上で経済学の面白さに目覚め、もっと深く学びたいと思い、経済学部の編入学を志望しました。またなぜ貴校かということについて、特に私が興味を持ったのは「経済成長論」です。私はかなり田舎の方のあまり裕福でない家庭で育ちました。それに加えて私は現在の大学でESSという英会話の部活に入っているのですが、そこには貧しい国出身の方もいます。彼らの話から発展途上国の現状を知りました。そうしたこれらの経験から興味を持ったのが発展途上国の貧困問題です。こうした国際格差を是正するためには今貧しい地域がより発展する必要があります。そして経済成長をするうえでどうすればよいのかを学べるため「経済成長論」に興味を持ちました。ただ、経済成長論の勉強を進めていく中で疑問に思ったのは経済成長論では技術進歩率や人口成長率などのいくつかの変数をもとに1人当たりGDPや成長会計といった手法を用いてGDP成長率を出していくのですが、現実世界では条件が似ている国どうしでも経済成長率が異なっていることが多いです。<(例)アフリカのガボン、ガンビア、レソト王国は人口が近いにも関わらずこの3か国のGDPには大きく差が開いています。>
これらの疑問を解消するためにはより多くのデータや研究が必要になります。
そしてその「経済成長論」の研究に強い大学はどこかを調べ、貴校の二神教授が経済成長論の分野で有名な研究者だということを知り、貴校を志望しました。

Q2.勉強していて大変だった分野は何ですか?
 貴校の編入試験の科目で言えば経済史です。
経済史が大変だった理由として、私は高校時代理系で地理選択だったため、日本史・世界史を勉強したことがありませんでした。そのためにまず日本史と世界史の知識が抜けていたために覚えることが多くありました。必死で流れを覚え、ポイントのまとめを繰り返し続けました。そのおかげかテスト本番ではおそらく7~8割とることが出来ました。
 経済学ではマンデルフレミングモデルです。資本移動が完全な場合と財政・金融政策それぞれでの効果とかが少しごっちゃになった時がありました。ただ「国際経済学 国際金融編」という本を編入成功者の方から聞き、それを読んだ後ではむしろ得意になりました。
全体的には苦労しなかった覚えがあります。理系だったので経済数学がすぐ完了できたこと、ニガテを早めにつぶすことを心掛けてきたからだと思っています。


Q3.卒業後の進路についてはどう考えているか?
 志望理由書にも書いた通り大学院へ行き、経済学をより深く研究していきたいと思います。そのために貴校にもし入学することが出来たなら貴校でまだ不十分である経済学の基礎をしっかりときづき、大学院へ進学しようと思います。また私は情報学部の出身ですので経済学の分析が楽にできるような情報システムも構築したいと考えています。

 (ポスドク問題についてどのように考えているか?)
 私は情報学部出身でプログラミングもある程度書くことが出来ます。もし研究職に就けなかった場合にはそちらの道へ行こうと思います。情報系の大学にいたためその分野についての知識・技術があることおよびそちらの準備もしていますのでダメだったときは情報系の道へ行こうと思います。

※ポスドク問題とは・・・現在博士課程を修了した人の就職難が問題になっています。(博士課程=ニート予備校とかと揶揄されていたりします。)それら一連の問題のことを指します。博士課程に進みたいなと考えている人はこの問題は頭に置いておいた方が良いです。

 (考えている情報システムは?)SQLというデータ分析の言語があります。これは例えばwhereっていうのがあるんですけど、これを使うと条件に合致するものがいくつあるとか出してくれたりするんですね。これだけで本1冊かけるので詳細は省きますけど。
この言語を用いて分析をすればもっと楽にできると思います。
 また経済学初心者の方にも経済学をよく勉強できるように経済学のクイズアプリも作れたらなと思っています。モデルケースは今日作ってきましたのでこの面接が終わった後で見せようかと。

Q4.入学した際にはどのような分野に興味がありますか。
 まず第一に志望動機にも書いたように経済成長論を深く学びたいと考えています。
(他に学びたいこととしては行動経済学があります。先ほど述べた「経済と社会」にて導入部分だけやったのですが合理的でない人間像をもとにして進められていくということが非常に面白いと感じました。)(もし突っ込まれたら)

Q5.(Q4の続き)なぜその分野に興味を持ちましたか?
 経済成長論に関心を持ったのは実家が年収200万ほどのワーキングプアであり、その経験から貧困にもともと興味があったこと。また高校・大学で英会話の部活に入ったりして外国の状況を深く知るような環境にいたことが深くかかわっています。そうした経験から発展途上国の貧困に深く興味を持ちました。そしてどうしたらこうした貧しい国が発展して先進国に追いつけるのか。その疑問を解決する糸口になったのが経済成長論でした。そこから興味を持ち始めました。

Q6,数学はどの程度できますか?
理系選択でしたので高校数学は数学Ⅲまで、大学数学は線形代数のほぼ全範囲、多変量データ解析が少し、微積も全範囲習得しました。

Q7,他学部出身とのことですが、経済学はどのように勉強しましたか?
まずは「らくらく経済学」という本があるのですが、それを熟読して基礎を身に着けました。その後、中級レベルのテキストを5冊使い計算問題についてはそれで仕上げました。
また、論述対策については核となる知識をしっかりと身に着けレベルの高い参考書をマクロで4冊、ミクロで3冊読み、理解を深めていきました。

Q8,自己アピールをお願いします。
 私は限界を定めず、「常に挑戦」を心掛け、様々なことに挑戦することおよびやり切る力があります。
今回の編入試験でもそれを徹底させてきました。
 私は情報学部とかなり畑違いの学部であり、しかも私が今在籍しているキャンパスには経済学部すらありません。周りの人に編入のことを話したら「無謀だ」といわれました。
それでもまずを何をやるべきか考え,編入に成功した人の話を聞くなどひたすら試行錯誤していきました。編入は常に不安との闘いでした。また独学で勉強を進めていたために勉強する参考書とか勉強法何をやればいいかをすべて一人で行う必要があり、非常に大変でした。それでも目標だったTOEFL80点越えおよび今日まで必死に食らいついて編入試験をやりとげることが出来ました。
 もし貴校に入学することが出来たのならばこの忍耐力と向上心をもとにより一層の努力に励みます。

Q9。なぜ情報学部に一度入学したのか?(実際に聞かれました!)
私は経済学ももちろんやりたかったのですが、それと同時にプログラミングやパソコンの勉強もしたかったからです。プログラミングは論理的思考力を駆使し、新たなものを創造していくという点で非常に面白いです。なのでそれを学ぶために現在の大学へ入学しました。

Q10.なぜわざわざ「今」編入を考えたのか?
情報学部ではエンジニアやプログラマを目指して、それに近い職業を選ぶ方や研究に行く方が多いですが私としては情報を専門にやっていくというよりは情報の基礎を習得してそれを他の仕事に活かしていくという道に進みたかったからです。これまでの約2年間でHTML,CSSでのホームページ作成、Javaでの基礎文法、Android Studioでのアプリ作成など自分が求めていた基礎的な知識に関しては習得できました。そこで新たに興味のわいた経済学をもっと深く学びたいと思い、編入というチャンスを生かさない手はないと思ったので今回編入学に挑戦した次第です。

Q11.大学を卒業して大学院に行った後ではダメだったのか?
もちろんそれも考えました。ただやりたかった経済学を2年早く学ぶ環境を与えてくださる。これは挑戦するしかないと思いました。僕はなるべく多くのことを学びたい・より広い人脈も作りたいーーーなので「今」挑戦したかったんです。

Q12.興味を持つきっかけとなった「経済と社会」の講義はどのようなものだったか?(これは実際に聞かれました) 
私はそれまで高校の現代社会などで経済に興味を持っていたのですが、「マクロ・ミクロ・行動経済学」がどういったものかはよくわかっていませんでした。しかし「経済と社会」において1回ごとに新たなジャンルが紹介されていくという形でした。例えば1回目はIS/LM分析、2回目は公共財といったように経済学での様々なテーマが紹介されていきました。

Q13.志望する教授の著書を読んだことがあるか?
はい、「マクロ経済学」という本を読みました。この本がきっかけで二神教授のことも知りました。

Q14.論文を読んだことはあるか? いえ。読んだことはないです。

Q15.この大学に入れたとしてあなたが志望する「経済成長論」についてどのように研究を進めていくつもりですか?
私は大きいテーマとして「アフリカなどの発展途上国が発展するにはどうすればよいか」を掲げたいと思っています。
 まずデータは最新の人口や経済成長率のデータを用いたいと思います。また技術進歩率も経済成長に深くかかわってくるのですがそれは現在在籍している大学のつてを使って人工知能や情報産業のデータを集めて分析を開始していきたいと思います。そして多変量データ解析で使ったRを用いて相関性などを出していこうと思います。そして得られたデータおよび関係性も元に考察していこうと思っています。

Q19.大学院になぜ進学したいと考えていますか?
 経済学を深く研究することができるからです。私自身は別分野からの編入ですのでどうしても知識がまだ未熟な部分があると感じています。それを補い、自分の満足する研究をするために大学院に進学したいと考えています。


Q20.他にどこかを併願で受けていますか?  はい。東北大学の方を受けています。

Q21.英語の学習に力を入れているようだが、留学する意思はあるか。
 いえ、現時点では考えてないです。私は英会話の部活に入っており外国人の友人がたくさんいることおよび英語以外にもやりたいことがたくさんあるからです。留学に行くと英語だけになってしまうので英語の学習はあくまで日本でやっていきたいと思っています。

Q22. 最近読んだ本について教えてください。
 「アルゴリズムとデータ構造」という本について読みました。
私は情報学部でプログラムを授業で書いているのですがきれいなソースコードを書くためにアルゴリズムを知っているのと知っていないのでは全然違ってきちゃうんですね。

Q23.データの集積方法についてどのように考えているか?
 人口成長率に関しては国際連合が出している世界人口推計報告書というのを用いようと思っています。また技術進歩率に関して言えば私が今在籍している学校で工学部と情報学部があるので、友人たちに協力を依頼してデータをもらいたいと思います。やはり技術関連のものに関しては情報学部出身が生きてくると思いますので有効活用したいと思います。

Q24.研究の方法についてどのように考えているか?(先ほども出ましたがつまり結構深くきかれるということです。)
 まずは文献調査を徹底的にやろうと思っています。情報学部と工学部しか私が今いるキャンパスにはなかったためにどうしても資料の数が限られているんですよね。なので多数の文献に目を通して経済学の知識特に、経済成長論の知識をより強固にしていきたいと考えています。その後、アフリカの現状については国連が出すデータおよび現在在籍しているところからデータを収集。その後Rという統計分析の言語があるのでそれを用いて関連性を見出していきたいと思います。そうして得られた結果をもとに考察して自分なりの結論を出せたらと思っています。

Q25.グループワークは得意ですか?
 はい、得意です。現在在籍している大学ではグループワークが多かったためにそこで鍛えられました。

Q26.高校の頃に経済学に興味を持たなかったのか?(実際に聞かれました)
 「現代社会」にて経済と政治について勉強したときも経済学は大変興味深かったです。ただその後理系に進んでしまったのでそこで「経済」とは一度離れてしまいました。

Q27.国際交流のきっかけとなった部活について詳しく教えてください(これも実際に聞かれました)
 ESSについては留学生と日本人の学生が適当にあつまってフリートークを英語でしていくという部活です。ここで母国の話になり彼らの国の状況を知りました。
高校生の頃に奨学金で学校に通っていたこともあり、貧困の本をたくさん読んでいたので彼らの話に興味が湧いたんだと思います。

Q28.合格は11月末に決まるがもし合格したらその後12月から入学まではどのように過ごすつもりか
 私は他学部出身ですので経済の勉強をやっていこうと思います。あとは中国語や英語はこれからも重要になってくるので英検や中国語検定の合格を目標にしてどんどんと勉強を進めていきたいと考えています。

Q29,特に力を入れた授業はなんですか?
 A,私の場合は「プログラミング」の授業です。基本的に何かで手を抜くというのが嫌いなので専門科目であり、なおかつ一番大変なこの授業は特にがんばって勉強していきました。

Q30,英語はどのように勉強しましたか?
  私の同期が聞かれた質問です。
この質問は私がこれまでに書いてきたこと(上の勉強法)をそのままいえばいいです。

Q31,専門科目はどのように勉強しましたか?
 私以外の同期はほぼ全員聞かれたらしい頻出質問だそうです
ここは各科目具体的にどの参考書を使ったかを答えていくとよさそうです。

 実際にここで書いたQ&Aは非常に役立ったのでここで購入者特典として掲載しておきますね。


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