笑顔の投手

先週の岩手日報スポーツ面に水沢商業高校野球部へ注目する春季高校野球取材記者プチコラムが掲載されており、同紙引用によれば水沢商業が点を追う展開で「全員が笑顔で楽しそう。負けている雰囲は全くなかった」と述べられていた。
私も岩手日報記者さん同様、水沢商業さんが試合で見せる明るさと男気に感心した覚えがある。

それは昨年2023年夏季高校野球県大会、花巻東ー水沢商業戦。
(球場生観戦)
試合展開はタイブレーク。
水商側タイムに集まるメンバーの表情は晴れやかで曇りを感じさせない。
タイムが終わりマウンドには水沢商業当時菊池主将兼投手さん。
キャッチャーとサインを交わし、頷く彼の表情には笑みが。

「お客さんも楽しみにしている。四球じゃもったいない」

試合は水沢商業の敗退となったが試合翌日付岩手日報スポーツ面の水沢商業主将インタビューでそう返答した菊池主将さんは走者満塁の中、佐々木麟太郎さんを迎え三振を打ち取った。
(あの時の会場の歓声はすごかったなぁ・・・)

全国に名を馳せる強豪私立と対峙し、臆さずそ怯まずそして笑顔でいられる胆力。
昨年の高校野球全国大会で優勝した慶応義塾高校野球部の野球思想にある[楽しむ野球]を、岩手ではそれを先んじて取り入れリードしているのかもしれないね。  

ていう 謎一人語り

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