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Venus of TOKYO

以前、何かのインタビューで柚香さんがニューヨークのイマーシブシアター(役者さんの後を追いかける形式の演劇)に訪れた時の経験がとっても刺激的だったという話をしていて、ずーっと気になっていました。
が、飛行機苦手の私にはニューヨークは多分一生行かない場所なので諦めていました。

ところが6月頃、ぴーさま(鳳真由様)のインスタのストーリーにて、「スリープ・ノーモア」みたいなイマーシブシアターに行ってきたよ的な投稿を見かけて、「これは!!!!!!!!!!!!!!!」と思い、興味ありそうな友人に聞いてみたらその子も行こうと思ってたという嬉しいお返事。

早速有給を取り行ってまいりました!ここにざっくり流れとか感想を書きます。チケットは普通のとちょっと豪華な体験ができるプレミアムがあるそうなのですが初回は普通で。

秘密に行われるオークション会場に訪れたお客様というのが我々の演じるお役なのでドレスコードは黒!(黒子の意味合いもありそう)

黒いワンピに黒いサンダルの黒づくめで行きました。場内は手荷物禁止だったので、ポシェット的なものを持参することをお勧めします。私たちはその情報把握できておらず、スマホなど手持ちになってしまい結構不便でした。ちなみにクロークもないので、荷物は各自コインロッカーに預けます(100円だった♪)

友達3人でいったのですが、入り口で渡されるパンフレットに書いてある席に座ることが決まっていてみんなバラバラになりました。場内はおしゃべり禁止です。
パンフレットと一緒に10,000Voidという紙幣を渡されて、貯めてオークションに使うこともできるし、開演前に飲み物を買うこともできたそうです。我らはコインロッカー探すのに時間かかって入場がギリギリだったのでいただけず・・・。

私はEでした!(バーカウンターのそば)

演劇は大好きだけど異常な怖がりなので(愛ちゃんの死も怖すぎてまっすぐ見れなかった)、正直最初何が起こるのかわからな過ぎて、緊張のあまり口から心臓が出そうなくらいドキドキでした。

定刻を過ぎたあたりで仮面をつけた出演者の皆さんが登場され、すさまじいダンスを。近い、スゴイ迫力。仮面付けてるから表情わかんなくて怖い。直視できない。主な登場人物は10人。

富豪、護衛、鑑定士、贋作家、カメラマン、盗賊、感情を失った少女、未来からきた女、医師、コック。

ダンスが終わるとテーブルごとに出演者に手招きされる形で建物の中の階段を下りたり上ったりいろいろなお部屋に行きます。セリフは録音でダンスで進行されるのですが、言葉を発さなくてもいろいろな感情が伝わるのスゴイ!と感動しました。

私は3人でグループ分けされてて、後の2人がプレミアムだったため特別イベントがあったみたいで、はみご気味でしたが普通チケット用の対応があるので寂しくはなかったですw出演者の方やスタッフの方の手招きでいい感じのポジションでいろいろ見ることができました。

突然始まるダンスやお芝居に最初はビックリしちゃって怯え倒してましたが、どんどん引き込まれて(Twitter風に書くと「没入してきた」)自分もこのオークションに来たんだという気持ちが芽生え、オークションの時間になると・・・

なぜか私が座ったテーブルに登場人物の中で1番怖そうな富豪と護衛が座りました。隣の富豪が怖すぎて再び恐怖体験。めっちゃ見てくる・・・。

ですが、オークションが始まったら落札した品物を少し見せてくれたり、「お前もオークションで落札しないのか?」みたいに気にして下さったり(喋ってないす。全部ジェスチャー)まるで富豪のオンナみたいな扱いに一気に富豪にロックオンのわたくし。カッコいい♡

オークション後、自分の気になる役者さんを追いかける自由時間となるのですが、一途な私はずっと富豪を追いかけました。そしたらお芝居の途中で急にスマホのインカメラを出せと促されるまま、富豪と2ショット撮影させてもらった(笑)急な富豪のサービスにわけわからなくなってまごまごし倒した私でした。
※撮影する時、小道具持たせてもらったんだけど富豪が「消毒せい」という風にアルコール消毒をさせてくれて、紳士なふるまいにじわじわきた。

と、まあエキサイティングな体験をさせてもらって、物語は終盤に。

正直、、、話の内容はなんとなくしかわからなかったんです。
なので、後日オンライン配信もみてみました。早速の沼。
オンライン配信観たら何となくのお話が理解できましたが、登場人物ごとにドラマがありそうなのでこれはもう何度でも通えるやつ。

ダンスカンパニーのDAZZLEが主催なので、皆さんダンスがとてもキレッキレ。出演者の方がそれぞれトリプルキャストとかいらっしゃるみたいなので、行く度に異なる顔ぶれみたいです。あぁ気になる。
私がいった日はなんとDAZZLEの方々はいらっしゃらない珍しい日だったそうな。

劇中に出てくるデザートやステーキがお隣のレストランで食べられることも知ることができたので今度は富豪と同じステーキ食べたい・・・♡

そんなこんなで、こんなにエキサイティングな気持ちになれる場所、ほかにあるだろうか。いや、ない。っていうくらいの唯一無二な興奮空間でした。
ダンスが本当にすごい。こんなに近くでお芝居を観る事もないし、演者さんと目を合わせるということがこんなにドキドキするものとは・・・!という感じです。
小道具も素敵なものばかりだし、謎が隠れていたりするし役者さんを追いかけなくても建物の中を探検するのでも楽しいと思う。

あぁ、上手に説明できないのだけど気になった人はまず行ってみてほしいです。
お台場のヴィーナスフォートの中にあるよ。わたしはまた来月行きます・・・♪