[奇書] もし田舎の首長が東京都都知事に就任したら: 元エリート銀行マンが東京を変え日本を変える 読書感想文
はじめに
こんにちは。普段はオセロニアのことしか書いていませんが、東京都知事選挙2024にひまそらあかね氏が立候補に触発されて、別の切り口で記事を書いてみたいと思います。
今回は都知事選 石丸伸二候補をモデルにしたと推測される、”マンガ もし田舎の首長が東京都知事に就任したら”について感想を書きたいと思います。本文記載の内容と実在の人物に関係がないことは作者記載の通りであり、本感想においても同様です。
著者: 田舎のAI研究所
生成AIを駆使して色々なタイプの本をKindle出版されています。
本著もその一環かと思います。特に女性のイラストの画像生成作品を好まれているようで+5万円/月に向けて努力されている副業家さんと推測します。
感想およびAmazonレビュー
結論、本の程をなしておらず完読するのが非常につらいです。真っ当な読書経験者なら5ページで投げ出すでしょう。そこでファーストペンギンとして下記⭐︎1レビューを残しました。
生成AI成果物のサンプルとして使えます
⭐︎1
2024年6月30日に日本でレビュー済み
この本の特徴として生成AIで得られる女子画像、背景画像、簡単なシミュレーション結果が得られます。
情報の精度としてはGPT-3.5世代と思われます。田舎の政策を東京に持ち込むと書かれていますが、まず作者は最低でも1年は東京に住んだほうが良いでしょう。
この本の内容は新入社員が作成する資料の様に内容が薄く多くの添削が必要です。主人公石野が知事になったら間違いなく東京は衰退します。
この妥当性についてはこれからの読者に評価を任せます。
なお本著を読了せずに出鱈目なレビューを書くのは著者への冒涜と私は考えます。
本書の登場人物
美咲 30歳独身 都内在住 会社員
絵里 30歳既婚 都内在住 専業主婦
彩 30歳独身 都内在住 フリーランスのデザイナー
本著の主人公である石野を除いて登場するのは美咲、絵里、彩 という３人の30歳です。彼女たちの役割はカフェでひたすら石野候補ってなんとなくかっこいいよねと褒め称えます、ひたすら褒めています、いや、マジです。なお、本書の３割は彼女たちのイラストで占められているので実質石野を超えた主役と言っても過言ではないです。
安芸吉田町における石野氏の実績
「財政の健全化」
「小中学校の給食費無償化」
「婚活事業の打ち切り」
「副市長の公募」
「高校の生徒会長へ100万円を託す」
「ふるさと納税寄付額を増やす」
「SNSを活用し安芸吉田町の知名度向上」
など数々の改革を手がけたそうです。なお具体的な数字や情報はなく、読み手の政治リテラシーを試す高度な記述スタイルです。なお、石野元町長は裁判で負けたなどの記述がないので石丸元市長とは大きくことなります。
都知事選挙、その後
小沼都知事、鐘紡議員との戦いは1ページずつ石野との政策の違いを具体的な内容を省きながら説明するという斬新なスタイルです。
そして、JOJO第5部ボスのスタンド キングクリムゾンのように石野が現職に勝利するという結果だけが残るという圧倒的な力の差を見せつけています。
エピローグでもある石野都知事 東京での政策の一部を引用します。
”都市部に新たなアプローチを導入し効率的かつ住民に優しい行政”
それではその新たな部分が知りたくなりますよね。
交通渋滞の解消：安芸吉田町では、住民の移動を効率化するためのコミュニティバスや、サイクルシェアリングの導入が成功しました。これを東京都にも導入することで、交通量の分散と公共交通機関の利用促進が図れます。
え、東京の交通理解してる…
著者、東京来たことある？
環境問題の解決：地方での再生可能エネルギーの利用や、地域の特性を活かした緑化
え、小学生の方が新しいアイデアを出してくれそう。
グリーンインフラの整備：地方での自然環境保護の経験を活かし、都市部でもグリーンインフラを整備します。これにより、都市の自然環境が保全され、住民の生活の質が向上します。
え、地方の緑豊かな話と都市部の緑を混同してる？
地域コミュニティの強化：地方でのコミュニティづくりのノウハウを活かし、都市部でも地域コミュニティを強化します。これにより、住民同士のつながりが深まり、安全で安心な街づくりが進みます。
え、都製SNSを作るの？
だから具体的に何するの…、都から住民同士でSNSやってくれとか言われても困惑しちゃう…
・住民参加型の政策形成：住民が政策形成に参加できる仕組みを作ります。オンラインでの意見募集や、住民参加のワークショップを定期的に開催し、住民の声を直接反映させる政策を推進する。
お、うまくいかなった時にアイデアを出した都民のせいといわれそう
GPTですぐ提案されるような軽いワードは随所に出てくるもののその内容が全く描写されていないのが気になりますね。また、知事の責任転嫁スキームだけはしっかり入れてくる点、抜け目がないと感じております。
最後に
はっきり言って、本著を読むのはデータダウンロードのための帯域と時間の無駄です。PPVで著者のお小遣いが増えるだけですので、別候補の血の通った公約を読んで比較した方が時間が有意義に過ごせると思います。参考にひまそらあかね候補の公約政策集のリンクを貼っておきます。
例えば、住民同士のコミュニケーションというふわっとしたものより、経済メリットと動態データ、スケールメリットを加味した”デジタルクーポン”アプリを主軸とした動態データを駆使した方が無理なく都民のニーズを拾い効果的な都政に反映できると思います。
また、彼は非常に猜疑心が強いためハニートラップ耐性もありますので、その点も心配ないかと思いますのでおすすめの候補です。
Amazonレビューにも書きましたが、石野のように空っぽな都知事が誕生したら美咲、絵里、彩といった女性にちやほやされるだけの無為な４年間が生まれ、東京が衰退するでしょう。駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
*本文のモデルとなった石丸候補を貶める意図は一切ありませんので、捨て垢アタック等されぬようお願いいたします。
また参考として下記に公約が記載された石丸氏の公式HPリンクを掲載します。
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