舞台カタバミ

観劇後恒例感想大放出〜!5/8公演、何回観ても演技も殺陣もアドリブも観ててワクワクする作品でした、楽しかったです☺️
なんとか千秋楽から1週間以内に共有できて安心…長々と書いていますがお付き合いいただけるとありがたいです。

〇全体

新徴組について、何も予習無しで観劇をしたけど、本編の中に新徴組や幕末の流れを説明してくれるシーンがあって、何も知識がなくても話が理解できるし楽しめるのがとてもいいなって思った!新徴組は各方面から忌み嫌われ、最終的にあまり史実にも残っていない、消された存在ではあるけれど、こうやって今舞台として活躍が描かれて現代を生きている私たちに彼らの想いが届いているって言う事実がとてもエモいななんて感じました。途中の氷室さんのセリフに

「こういう時代だからこそ絆って大事だと思うんだよね」

この言葉の通り作品中にいろいろな絆の形が描かれていて、人と人とのつながり、誰かが誰かを想う気持ちがすごく熱くて、客席まで皆様の想いや熱意が伝わってきて私まで熱くなれた。
そして殺陣!キャスト全員に見どころがあってキャラクターによって動きが違ったり同じ武器でも与える印象が変わったり…めちゃくちゃ面白かったです!

ここからはキャラの感想だけど個人的に抱いた印象とか殺陣の見え方とか書いてみますがあくまで私の解釈です。違うところもあると思いますが温かく見守ってください(誰)

〇芳次郎

喜怒哀楽が豊かで、真っすぐで、すごく主人公らしい主人公だなと思った!でもただ真っ直ぐなんじゃなくて、暗いところも持ち合わせてる影のある主人公。獣の力を有してて、周りに疎まれたり怖がられたりもしながらここまで生きてきたの強いよ…すごいよ…🥲寺から追い出されて身寄りのない中で生きてきたのに心が優しくて人のために何かできるとても素敵な人。独学で身につけた感あるアクロバットな殺陣の迫力!殺陣以外のときもセットの端から端まで動いて飛んで走って飛び跳ねて体力どうなってるん…獣モードの時はブレイクダンスか!?って思った、すごすぎ。最初は荒削りな太刀筋から新徴組のみんなに稽古をつけてもらってどんどん成長していく感じも表現されててほんとにすごかった…!あとはやっぱり表情!楽しいシーンのニコニコ笑顔も葛藤を抱えた暗い表情も印象的でした。千秋楽公演後のオープニングで本来なら獣化した暴れてる芳次郎が新徴組のみんなに止められるシーンなのに武膳様を筆頭にみんな抱きつきにいってて、中西さん自身がキャストの皆様に愛されてるんだなあってのが伝わってきました☺️

〇弦太

芳次郎の相棒✨どんなときでも芳次郎のそばにいて隣に立っている姿がとてもかっこよかった!オープニングや殺陣の途中で、芳次郎とアイコンタクトを取ったり肘タッチしたり、とてもバディ感が強い演出が多かったのが好きでした。林太郎さんに芳次郎の稽古を手伝わせてほしいって言ったあとに

「俺だって強くなりたい、お前の隣にずっといれるように」

このセリフが激アツすぎてほんとに、ほんとに好きです。犬飼に刺されたあと、自分の最期を悟ったのか、芳次郎に向かって思い出話を始める弦太。「楽しかったなあ」で事切れる瞬間はいつも直視できなくてしんどかった。亡くなったあとも芳次郎の中に生き続けていて、最後の獣化を止めた回想の中の弦太が血まみれだったけどなんだかとてもかっこよかったです。殺陣のシーン、芳次郎との共闘は息ぴったりで見ててすごくわくわくしたのと、自分の背中に敵がいるのは見えてなくても芳次郎の動きはしっかり見てるのがとても弦太っぽくて微笑ましかった☺️
そして個人的に。私のもとに来てくれた弦太のサインランブロがメアリーちゃんのサインに変わってくれたのでもう私は一生弦太に足向けて寝れません。大感謝🙏🙏

〇琴

新徴組の紅一点(怒られる)!どんなときも手を抜けないくらい真面目でとても凛々しい強さを持っててかっこよかった✨平和のために戦に身を投じた琴の想いや決意が見えるエピソードがたくさんあって、感情移入しやすいキャラクターだった。一度シアターゲームリーグでお見かけして、その時はめちゃくちゃ優しいお姉さん…!って印象だった麻帆さん、もちろん後輩隊士と一緒にいるときはお姉さんって感じだったけど、兄はじめ年上ズと一緒にいるときはしっかり者の妹にしか見えなかった😳入隊試験でブチギレた琴を貞祇がなだめたあとのむうって顔が妹でしかなくて最高に可愛かったです☺️あとは貞祇とのコント(?)でのツッコミはお見事でした。笑勢いがありながらも芯がぶれない殺陣は見てて圧倒されたのと、超ロングポニーテールをぶん回す姿もとても好きでした。動きながらメアリーちゃんの銃をかわすのもバリ強くて好き…
舞台のどこにいても、どんな動きをしていても聞き取りづらさを感じなかったお声、素晴らしかったです。片喰も毎日聴いてます!!

〇武膳

忠篤に圧をかけられメアリーちゃんには振り回され、最初の印象はザ・中間管理職だった武膳様()、でも仲間への愛に溢れててみんなのことちゃんと見てる愛すべき長官☺️弦太が刺されたあと真っ先に受け止めに行ったのも武膳様でしたね、さすがです✨弦太の死後に芳次郎が獣化したとき、

「お前は新徴組に必要な存在なんだ!」

がなんだかぐっと来ちゃったあ🥲
メアリーちゃんに撃たれそうになるところと中沢兄妹のコントに入ってくるところはどこまでもボケ要員で会場内をどっと沸かせるのに殺陣のシーンがえぐいくらいにかっこよくてギャップすごすぎ…眼の迫力がヤンキーすぎる(褒めてる)討ち入りの時の長台詞話しながらの殺陣も敵に囲まれた織衛の元に駆けつけるのもまーじで頼もしすぎた…✨ダイナミックな槍さばきはもちろん、敵に温情を感じないえげつない刺し方と討ち入りの際の静かな「行くぞ」が隠しきれてない静かな怒り感があって個人的にとても好きです。

〇織衛

天才織衛さん。普段は飄々としてて掴みどころない人だけど実はすごく熱い心の持ち主で新徴組のみんなを守るために強くあろうとする大きな覚悟を持ってる人。芳次郎が獣化したときも一番に殺そうとするのは織衛で、新徴組隊士に危険が及ばないように、みんなを守るための行動なんだなあってすごくぐっと来た。いつも笑顔でどんなに敵に襲われてもなんてことない顔してるのに氷室さんが殺され村山さんが重症の姿を見たあとの怒りはものすごく大きくてビリビリ来た、目に宿った怒りがガチだった。そしてめちゃくちゃに速い殺陣すごすぎる。有朋顕義とのシーンで本気を出すときに、羽織を半分脱いだ状態で戦うんだけど、動きと羽織の広がり方が相まってまるで舞みたいですごく美しかった。
あとは織衛といえばあやとり!村山さんの解説ででてきたとき箒はいてたのも可愛かったけど、いつかの公演で入隊試験のときに指ぬきのマジックやってて、するするーっとあやとりを抜く瞬間のドヤ顔がまじで可愛すぎた🤦

〇貞祇

妹バカのお兄ちゃん☺️基本的にギャグ要員が多くて貞祇がいるシーンはほっこりした気持ちで見られましたありがとう🙏琴大好きだけど討ち入りの時は琴のことを信じて織衛の元に駆けつけようとするの、とても兄妹の絆を感じた🥲そしてやっぱり兄妹コントのアドリブ最高でしたね、毎度大爆笑させていただきました。笑 千秋楽公演後のオープニングで膝下金閣寺が映されてたの面白すぎた🤣あ、あと琴と芳次郎の会話に割って入るときの選曲は毎回最高でした、プレイリスト作りたい。のでどなたか私の観に行ってない公演で貞祇が挙げた曲教えてくださる方募集してます!笑
殺陣は武膳様と同じく槍だけどどっしりしたイメージの武膳様と比べて軽やかなイメージ。でも相手を真っ直ぐ捉えて真剣なのが伝わってくる感じ。決めるところは決めるから敵を包囲するシーンでセットが回って貞祇が現れるシーンとかとてもかっこいいんだけど…

「お前になら琴をやってもいい!」

「死ねねえな…花嫁姿を見るまでは!」

だったりシリアスなシーンなのにちょっと微笑んでしまうシーンがちらほら、貞祇らしくて好きです。笑
あと個人的にお声好きです、すごく良い声すぎて面白シーンも毎回声に聞き惚れておりました。

〇林太郎

佇まいやオーラが他の隊士とは違ってて強さが立ってるだけで伝わってくる。でも芳次郎への贖罪の気持ちを持っていてこの物語ですごく鍵になる人。命がけで芳次郎のことを止めて、一度は芳次郎と向き合うことから逃げてしまったことを全力で謝る。そのまっすぐな感じがすごく心に響いて、獣化したあと芳次郎を止めるシーンと芳次郎に謝るシーンは毎度泣きそうになりました🥲あと弦太が亡くなるシーン、周りにいた他の人は下を向いてたり2人を見ないようにしてた中で一人だけ真っ直ぐ2人の姿を見つめていたの、すごくかっこよかった、強い。
根本的に真面目な役だから貞祇からの面白話にも乗らないけれど、集団稽古で織衛を叱るシーンと琴と芳次郎の話を隠れて聞いてるシーンだけは普段の林太郎さんと違っておちゃめでなんだか可愛かったです☺️

〇仙左衛門

一言で言えばチンピラヤンキー(褒めてる)首の動かし方から歩き方から全てがヤンキー感半端なさすぎた。そしてなんと言っても目のガンギマリ方が半端なかった。なのにアフタートークとか本来の一之瀬さんはおめめキュルキュル過ぎてどうした??ギャップすごすぎました。街の人を力をもって制するやり方(単に黙らせる方法がそれしか浮かばなかっただけかもだけど)だから、登場の時点ではいい印象を抱けるキャラではないけど、芳次郎と弦太が初めて任務にでたときにはちゃんと2人のことを守ってたしメアリーちゃん襲撃時も佐太郎と新作を先に帰したり、なんだかんだ悪い人ではないんだよねえ🤔仲間と認めた人のことはきちんと守る人です。
殺陣は力強い剣の振り方と殴る蹴るの動作も多めに足されててここでもヤンキー感😃剣振ったときの空気を切る音がすごかった!そして殺陣初めて…?すごい…。基本他人のこと舐め腐ってるからそれが行動にもでてて、芳次郎弦太と任務にでたときから敵の刀を手づかみしてたんだよねえ…そういうところをメアリーちゃんに見抜かれて見事にやられてしまったわけで。笑 もう少し相手に敬意を払える人だったら違う未来だったかもね😌でも唯一メアリーちゃんに物理的に撃ち抜かれた人なので割とそこの場所変わってほしい(え)

〇新作

仙左衛門の舎弟、本気でアホな方。初っ端から言葉遣いは荒いわ煽ってくるわ舎弟として最高のキャラです。笑 そしてまじのアホ(ほめてる)芳次郎に人魂で騙され3回目に食べる食べ物を

「こんなうめえもの初めて食べた!」

と曇りなき眼で言いのける姿、愛すべきアホすぎて好き。佐太郎に

「お前それ食べるの3回目だぞ」

って言われて止まった瞬間の口可愛すぎた☺️あと回によってちゃんと食べてるもの変えてアピールしてて面白かった!(団子の日と麺の日と饅頭みたいなものの日があった)
すっごくお顔きれいな方なのに声が荒々しくてめちゃデカくてギャップにびっくりした😳仙左衛門の敵討ちを決意したときの

「やってやる!!!」

がめちゃくちゃ響いて震えた、すごかった。あと最初は芳次郎に突っかかってすごく仲悪いのに、討ち入りの時は

「もっと強いやついるとこ行け!」

って芳次郎と琴のところに駆けつけるところ、芳次郎のこと認めたんだなあって伝わってきた。2人も悪いやつじゃないもんね☺️
そしてメアリーちゃんとの2Sありがとうございました☺️

〇佐太郎

仙左衛門の舎弟、少し賢い方。新作と一緒にアホ扱いされてるけど前に盗みを働いた芳次郎の顔を覚えてたり、仙左衛門の死体の近くに転がってた剣の存在に気づいたり、新作と比べたら少しだけ賢いんじゃないかな?って感じた。仙左衛門の死体を見たときや敵討ち決意の時は目の前のことしか見えてない新作と違って一歩引いた冷静な考え方ができてて、ただのアホじゃないなあと(誰)
でも集団稽古のときに芳次郎の人魂!にしっかり騙されてずっとキョロキョロ探してるのは可愛かった☺️

「俺達には誰にも負けないものがある、兄貴への想いだ!」

このセリフ、すごく熱かったなあ!新作と佐太郎の仙左衛門への気持ちが伝わってきてここも泣きそうになった🥲火をつけたあとに二人でしっかりアイコンタクト取って走り去っていくのもすごくかっこよかった。いつでも新作とシンメで、殺陣のときも息ぴったりだったし、討ち入りのときも敵を切り裂くタイミングぴったりで流石でした✨

〇村山さん

クールな頭脳派キャラ✨いつでも冷静で一歩引いたところからみんなを見ているけど実はちゃんと仲間のことを想ってる人🥲討ち入りのとき、武膳様の「行くぞ」でそれぞれ散っていくんだけど、基本は本陣から出ないはずだから最後まで村山さんが残ってて、でも我慢できなくて戦場へ飛び込んで行ってしまう。いつもは冷静なのに氷室さんの遺体を見て苦い顔をしてた村山さん見ると愛に溢れた人なんだなあって思った。片腕だけのハンデのある殺陣なのに、避け方も剣の振り方もスマートですごすぎる🥲あとは静かに表情を変えるのが好きです。氷室さんが村山さんの説明を簡略化した説明は理解できた芳次郎にえ?って顔をしてたり、弦太に

「俺も頭脳派なんで、気が合いますね!」 

って言われたあと軽く微笑んでたり、入隊試験で弦太が合格したあと氷室さんが村山さんに猫だまし仕掛けたときはちょっとうざそうな顔をしてたり、大きく感情の動きを表してたわけではないけど、ちゃんと伝わってくる表情が好きでした。
そしてメアリーちゃんを芳次郎と弦太に紹介するシーンでメアリーちゃんに迫られて、照れが隠しきれてないびぃとさん可愛かったです。☺️ももちゃんと仲良くしてくださってありがとうございました(だから誰)

〇氷室さん

みんなに愛されるムードメーカー。仕草とか話し方とか、人との付き合い方が上手いなあって印象を抱いたのと、年上に甘えるのも年下の面倒をみるのも上手くて真ん中のお兄ちゃんってイメージ!そして泣き上戸、かわいい笑 吾一の話にすぐ涙腺やられて泣いちゃうくらい愛に溢れた人。泣く予兆が見えたときのハッとした顔がかわいい。笑 捨五郎が裏切ったときもかつての仲間を斬れなくて躊躇してしまってやられてしまう。新徴組のみんながほんとに大好きなんだなあって伝わってきました🥲殺陣のシーンは少なめだけど、キレがあってかっこいい殺陣!有朋顕義に追い詰められたときに吾一を守ろうとして一人で二人に立ち向かっていく姿がめちゃくちゃかっこよかった…!がむしゃら感と勢いのある殺陣でした!

〇吾一

心やさしい同期組👊試験が始まる前に芳次郎と弦太の身の上を心配してたり芳次郎と仙左衛門が揉めてる時は後ろで止めようとあわあわしてたり集団稽古では佐太郎の言葉遣いに怯えてたり、きっと今まで比較的治安の良い環境で育ってきたんだろうなあって伝わる細かい動き、好きです。でも家族のためなら戦いに身を投じられる、誰かのために動けるとても優しくて強い男の子だなって思った。弦太を失った芳次郎にかける言葉もとても優しくていい子だなあ(号泣)
そしてひむごいですよ。入隊試験から比較的同じシーンが多い2人。氷室さんの「合格〜!」で抱き合うのは可愛すぎるし芳次郎の脳天に琴の木刀が直撃した時は二人して頭抑えてたし背中合わせの殺陣は息ぴったりで最高のペアです。推しです。好きです。千秋楽公演後のオープニングで2人にスポットライトがあたった瞬間、同時にお辞儀してたの愛おしすぎた。

〇捨五郎

最初の印象は器用そうな人。人付き合いが上手いタイプではないけど剣の腕もそれなりにあるし村山さんの怪我を瞬時に見抜いたし、きっとやらせればそつなく何でもこなせそうだなあって感じた。表情が大きく変わるシーンもあんまりないけど、裏切りが発覚して

「芳次郎に殺されたい」

と本音を話したときの目。薬漬けにでもなりましたか?()ってくらいにイっちゃってた。笑芳次郎が初めて獣化したときも上で手で口を押さえながら『やばいもの見ちゃった…』って顔してるの小ネタ効いてて好きです。
そしてこの捨五郎のシーンで疑問が2つ。織衛が捨五郎の裏切りになんとなく気づいてたのっていつ頃なんだろう…まとう雰囲気が変わったって言ってたのもいつ頃なのか掴めなかった🤔そしてもう一つ、織衛が捨五郎を殺すときに

「今からお前を殺すのは、芳次郎の刃だ。」

これは織衛が芳次郎の刀を持ち出したってことなのかそれとも目つぶっとけば誰に殺されたかわかんないから芳次郎に殺されたと思っとけってことなのか…んんー、謎が残る、美慎さん教えてください…🙏

〇犬飼

新徴組のお兄ちゃん…と思いきや裏切り者。前半はみんなのことを優しく見守る朗らかな人かと思いきや沖田総司のシーンで裏切り者と発覚。にっこり笑顔が急に悪く見えたし前半のいい人ムーブなセリフが2回目以降全部嘘っぽく聞こえるんだから豹変ぶりがすごいったらありゃしない。田鶴さんとてもお顔小さいしスタイル良いし、着物もスーツも着こなしてとても顔がいいのに…なんだろうこの拭えないメアリーちゃんのキモヲタ感(ほめてる)沖田総司を斬った、メアリーちゃんからもらった刀の持ち手の匂いを嗅ぐシーンがキモくて…(ほめてます)説得力あったよね!()芳次郎が目覚めるシーンで、メアリーちゃんがOK!って言ったあと芳次郎の前に立ちふさがったの、メアリーちゃんのこと見せたくなかったのかななんて想像🤭
殺陣は勢いがあってキレがあって、スマートな感じ!全体的に余裕ある感じだけど、芳次郎と最後に戦う際は劣勢になった途端に口悪くなって悪役っぽくて良かったなあ。
長州藩の方ってのはわかったけど本名は一切明かされなかった犬飼。本当は誰なんでしょう…🤔

〇メアリー

カタコトな武器商人。こちらも前半は可愛らしいカタコトでみんなを和ませる存在だけど、布団を片付けるシーンからちょっと雲行きが怪しくなって、仙左衛門とのシーンで一気に本性を表す。もうさ、可愛さでみんなを欺く悪役大好きなもんで()仙左衛門とのシーンニコニコで見てた。笑 連れてきた仲間がみんなやられて焦るふり、ヘロヘロの太刀筋で仙左衛門を油断させた後で毒と隠してた剣技で瀕死の状態まで追い込み最後に銃で撃ち抜く。完璧すぎる…好き…!仙左衛門に「麻痺毒の類か」と聞かれ「ちょっと違うわ」って微笑みながら斬り裂く姿、斬り裂いた後に正面向いて鞘に納める姿まで美しすぎました…✨剣の避け方も咎人のときよりパワーアップしてた、最高。討ち入りのときに新作と佐太郎を圧倒する中、到着した琴を見ながら笑顔で新作を斬り裂くのもえげつなくて好きです。琴との戦闘で、

「一体どれだけ罪のない血が流れれば目を覚ますんだ!」

のセリフのとき、少しだけメアリーちゃんの顔が暗く見えて、金のため、ビジネスのためとは言いつつも、メアリーちゃんなりにこの戦いに身を投じた背景とか感じるものがあるのかなって思った。どこかで明かされたり…しないかな…。そして最後の新徴組の結末、長台詞だし難しい漢字や言葉もたくさんあったのに毎公演頑張ったねえ🥲

〇山田顕義

長州藩士、悟り顕義。調べたら法務大臣になってたのね、ごめん私の記憶には残ってなかった()いつでも落ち着き払っていて前に行きがちな有朋をたしなめる役。頭も切れるから作戦を考えたり裏切り者を送り込んだり、そういうのも得意な感じ。そして戦いにおいても能力高い…。剣はもちろんのこと、槍使ったり扇子使ったり…てか扇子って人斬れるんだね(そこ?)扱う種類は多いけどどれも動きに無駄がなくてなんだかとても優雅だった。有朋と共闘のシーン、普段はなんだかんだ言い合ってるけど幼い頃から一緒にいたからこその信頼感で、武器の持ち替えもお互いの動きを見切ったそれぞれの動きもお互いに信頼があるこそなんだなあと。あと何気に顕義有朋の袴同じ色なのかわいいよね🤭

〇山縣有朋

長州藩士、バーサーカー有朋。パンフレット見たときに名前知ってるー!!ってなりました、将来の総理大臣様ですね。かなりやんちゃ坊主な感じから総理大臣になるの想像つかないけど…笑 顕義とは正反対で、すぐ熱くなって前に出がち。自分の刀の腕に自信がありそう。だからこそ仙左衛門と戦った際にボロクソに言われた挙げ句に負けてイラついてたんだろうなあ…笑 人を煽るときのオラつき感がヤンキーでした、(この作品ヤンキー感強い人多くない?)なのに煽られ慣れてないのおもろい()
こちらも最初は剣1本だったのに途中から二刀流になったり銃使ったり一瞬扇子扱ったり、オールマイティー。二刀流になる瞬間の武器持ち替えが毎回かっこよかったです✨あと織衛と戦いたいって言ったときと討ち入りで織衛が登場したときの目の輝きがまじバーサーカー。好きです。笑

〇酒井忠篤

お偉い藩主様。金色の着物がよく似合ってる…✨登場シーンが決して多いわけではないけれど、存在感あるみんなの雇用主(?)って感じでした。会議?的なシーンでは芳次郎と弦太に話が長いと言われ途中話はカットされ、なんだろうこの既視感…と思ってたらあれだ、校長先生の集会での話だ。() 基本偉いので話や態度が横柄な感じで鼻につくんですが()討ち入りの際はきちんと責任を持つというセリフが聞けてただの権力と名声にすがる人ではないとわかって一安心☺️オープニングで新徴組のみんなが忠篤でてきた瞬間に一斉に後ろ向く一体感が毎回すごくかっこよくて好きでした、これも忠篤様の統率力✨
あとアフタートークで毎度澤田さんとMCをされてた花塚さん、本編の高貴な感じとはうってかわって、すごく親しみやすくて楽しかったです。楽しいMCありがとうございました!

〇沖田総司

天才。こちらも知ってるー!!ってなりました。沖田総司なんてみんな知ってますよね☺️天才と呼ぶにふさわしい、鋭くてキレがある殺陣、まじで強い。でも調べたら佐藤さん殺陣めちゃくちゃ回数重ねてるわけではないのね!?なのにすごい、個人的一番好きな殺陣でした。獣モード発動させたあとも素早さが上がってるのにぶれないのすごい、そして後ろからの有朋の銃弾を見抜いて剣で弾く、後頭部に目ついてます…??
こんなに強いのに芳次郎の正体に気付いた後の甥バカモード(?)が面白すぎる…笑

「く〜〜ち〜〜〜〜」

の言い方天才すぎた笑
そしてここでも謎。沖田が芳次郎と鉢合わせるきっかけになった恩人の新選組からの脱退。誰のことなんだろ…。本編では一切回収されなかったから解説がほしいです!

〇アンサンブル

やられてもやられても舞台袖から無限に出てくる、皆さん体力無尽蔵すぎません…?街の人になったり長州藩士になったり新徴組隊士になったり、ときにはセット転換も行い映像を映す旗を動かし…出番ものすごく多いのに無駄のない動き、さすがです。オープニングのキャラクターの名前が旗に映されるのすごく新鮮で面白かったな!
そんでもって琴と井上さんとの殺陣、傘の中にしまっていたロングの髪が広がって女性隊士の存在に琴が気づくシーン、すごく好きです。女性が戦に身を投じるお互いにしかわからない葛藤や辛さを一瞬だけでも分かち合いながらも最後には女性隊士を斬る琴。すごく切なかった…🥲そして毎回髪をほどくからくりが見たくてずっと井上さんの動き凝視してました()

さあ、長々語ってきましたが、ここからは大西桃香推しとして。
今年の1月に出演した「舞台咎人の刻印〜レミニセンス〜」にて美慎さんとバディのような役柄で共演させていただいたももちゃん。そこから美慎さんにお声をかけていただいて決まった今回の舞台カタバミ。グループ卒業前最後の作品からグループ卒業後初の作品にこうやって繋がっているのがとても個人的に嬉しかったり。素敵な作品をありがとうございました。
歴史と英語が苦手なももちゃん。難しいところもたくさんある中で可愛いカタコト姿もかっこいい殺陣の姿もいろいろな姿を届けてくれて、素敵な作品と出会うきっかけをくれて、大西桃香を推せて私は本当に幸せだなあと思いました☺️改めてお疲れさまでした。

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