マドロミちゃんと大西桃香〜咎人の刻印〜

いつもは全体の感想の中に長めにももちゃんの演じた役について書いていくのですが、今回マドロミちゃんへの思いが大きすぎて、単体でnoteを書いてしまいました。笑 登場シーンを振り返るととともに私なりの感想や考察を綴っております。

咎人の刻印の全体の感想を読んでみたい方は次の投稿をご覧ください👍

では!長いですがマドロミちゃんへの愛にお付き合いいただけると幸いです。

①冒頭

いきなりマドロミちゃん登場!男二人に追われて、怯えながらも警察を呼ぼうとして抵抗するマドロミちゃん。でも女子の力じゃ負けてしまってピンチに陥ったところに東雲がくる。ここの東雲イケメンよね()
2人を倒して、厳しい言葉をかけつつもマドロミちゃんをほっておけない東雲はスマホを渡して去ろうとするけどマドロミちゃんからの「あなたって…美しいわね」に戸惑う東雲。ちょっともうこの辺からマドロミちゃん怪しいよね。微笑み方が只者じゃない感じが出ていて良きでした。

②オープニング

信者たちが動いている中をすり抜けてど真ん中に現れるマドロミちゃん。ちょこちょこ走ってるのかわいいねえ🫶これ襲われないの、マドロミちゃんが黒幕だっていう伏線になってるのかな…?右掌を向けるマドロミポーズ、可愛い。首ちょこっとだけ傾けてるのも可愛い。
2度目に東雲が出てきた後ろにマドロミちゃんが立つと東雲が崩れ落ちる演出になってて、ここも伏線だぁ!ってなった。
最後はマドしの背中合わせでバディ感強くて良きです、ありがとう。

③東雲との再会

池袋で警戒をしてる東雲のもとに現れるマドロミちゃん。乙女心?でハート作るところも東雲をつんってするところもあざとい、かわいい。ほんとマドロミちゃんって自分の可愛さをわかったうえでその可愛さを更に可愛く見せる方法がわかってらっしゃるからすごい。
東雲に怒られて、一回は引き下がるけどやっぱり名前だけ聞きたいマドロミちゃん、おめめきゅるきゅる上目遣いで「だめかな…?」なんて聞かれて断るやつおらんもんな!!東雲そこ代われえ!() 聞き間違えるけど名前教えてもらってるんるんで「またね!東雲!」って可愛すぎる保護。爆発巻き込まれたあとちゃんと東雲に右掌見えないように隠してるのも小ネタ効いててよかった…。

④やな感じ

一瞬だけの登場だけど、爆発に巻き込まれた被害者のはずのマドロミちゃんが街の様子をみて「なーんか、やな感じ」って言ってはける。世界を後ろで操ってる感、好き。

⑤お茶行く?

爆発騒ぎが収まって、座ってるマドロミちゃんのもとに東雲がやってきて、謝る。そしてマドロミちゃんの名前を呼ぶ!!このときの嬉しそうなマドロミちゃんよ。東雲見つめてうんって。きゅん越してぎゅんした。東雲そこ代われ!!(2回目)その後ずっと照れてる東雲もにこにこるんるんなマドロミちゃんも可愛くててえてえ空間でした。暗転までしっかり見つめ合って微笑んでるのも可愛い。ごちそうさまでした。

⑥東雲洗脳

前のシーンで東雲が飲み込まれたことが示唆されてから扉が開いて、椅子に座ったマドロミちゃんが現れる。もうさ、ここでフード被ってるマドロミちゃんがかわいすぎるのよ。丈長めのローブに黒のレースとかキラキラの装飾とかついててとてもぽい。ローブ着てるときのマドロミちゃんの後ろ姿、身長小さいのが際立って、今回身長高いキャストの方が多かったから余計小さく見えて、うん、可愛かった。マドロミちゃんの子供感が出てた。笑 敵がマドロミちゃんだとみんなが確信するシーンだからさっきまでのきゅるきゅる可愛い感じから雰囲気が変わって怪しさをまとった感じへの変化がとても良い。

そしてここからがポイント!

「ごめんねー、ずっと騙すような真似をして」

「下手な芝居を打ってでも、君に近づく必要があった」

「私の異能を発動させるために」

下手な芝居とは、おそらく東雲と出会ったときの襲われそうになっていたところ。最初っからマドロミちゃんの掌の上で東雲は転がされてたわけで…。ひー、恐ろしい子!笑 ナンパの人たち、どこから連れてきたんだろ、金で雇ったのかな?笑 それ考えるとあの2人哀れだね…()
異形化した東雲に語りかける感じもゆっくり優しく、でも狂気をはらんだ感じが絶妙でしたね…。「ぐちゃぐちゃにしてやりましょう!」の笑顔もこわかわでした。

⑦神無とのシーン

東雲を探す神無のもとに現れるマドロミちゃん。ここから殺陣に入るんだけどマドロミちゃん動き機敏だな!?過去2回見たももちゃんの殺陣はどっちも長剣だったからほぼ生身の殺陣は見るの初めてで避け方もかっこよかったー!✨異能を使って神無の近くまで近づいてみたり、余裕たっぷりで歩いてみたり、可愛くて無邪気な動きなんだけど隣の神無の余裕のない感じがヒール感ましまし。微笑みながらもサイコパスな言葉と異能で、しかも指パッチン一つで神無を圧倒するマドロミちゃん。こわかわ、最強。異形化東雲の頭掴むのも操ってる感あってよきでした。

⑧モノローグ

場面が切り替わって、暗転からど真ん中のマドロミちゃんにスポットライトが当たって、マドロミちゃんの過去が明かされる。美人な双子の姉の存在、そして正反対な自分。「ブッサイクだったのよー!!!」の叫びが恥じらいもためらいもなくて素晴らしかった。そこから始まるマドロミちゃんの心の闇、劣等感。結構大きそうな教団の教祖の娘だからきっと生活に不自由はなかったとは思うけど、誰にも愛されなかったマドロミちゃんは心が貧しかったんじゃないかな…。あと10歳のときに姉を殺したってことはその頃には死とか殺人が身近にある環境だったんだなって…。こういう組織って裏切ったら殺されそうだもんね(偏見)
姉を殺したその後、マドロミちゃんは姉の姿そのものになって、みんなに愛されるようになった。さっき私マドロミちゃんは自分の可愛さをわかってるって書いたけどそりゃそうだよね、だってずっと隣で一番見てたお姉ちゃんの顔なんだもの。憧れて見惚れ続けた顔だから、扱い方もわかってるんだなって納得。
階段を登って、「初めて太陽を眩しいと思った!」からの首をつられた人のシルエットが浮かび上がってマドロミちゃんから笑顔が消える。いくら何も与えてくれなかったとはいえ、父親の死にある程度ショックは受けたんだろうなあって伝わってきたのと、ここから異能を使ってテロを起こし始めたのもどこか父親を追い求めてたんじゃないかなっていう解釈。父親が成し遂げられなかったものを代わりに完成させたかったのかな。
そしてもう一度神無と異形化東雲とのシーンに戻って、

「ただ見たいだけ。この世のぐちゃぐちゃ。」

ここの言い方、1回目と2回目で変えてるのめっちゃいいなって思った!1回目は、ぐちゃぐちゃ強調めで、ちょっとサイコパスな言い方、2回目は「私以外、汚れてしまえー!」につながるように冷たく言い放つ感じ。(あくまで私の解釈です、実際は知らん)何回見ても好きなところでした🫰

⑨御影、蘭とのシーン

信者たちに
「君たちはほんっとうに可愛いね、大好き!」って言うんですけど、この瞬間あのゾンビの中に混ざりたかった() 蘭に「教祖の娘」って言われて

「その呼ばれ方はきら〜い、私がついでみたいじゃない」

ここもマドロミちゃんの劣等感と自分自身を見てほしいって気持ちを感じた。
そしてここからマドロミちゃんの異能と御影の罪の話へ。最初は仲間を見つけたかのように御影に話しかけるんだけど考え方が違うとわかると豹変して攻撃的になるマドロミちゃん。は?からスイッチ切り替わって御影に噛みつく感じが御影の言う通り本当は誰かに甘えたいその本心を見抜かれて焦ってる感じが出てた。今まで余裕たっぷりだったマドロミちゃんがこの辺から急にお口悪くなるのとても好き。笑 ここの殺陣でも御影の杖で暴発させたりナイフ刺して引き抜いたり、やることなすことえげつないし手加減ないしサイコパスで好きです。蘭が覚醒してから

「何よそれ!」

「どいつもこいつも…ほんと死んで!」

荒ぶってるのがひしひしと伝わる感じ、いつの間にかお顔から笑顔も消えてて余裕がなくなってて…。自分の異能を浄化する存在が現れるなんて想像もつかないだろうし、焦ってるのが伝わってきた。御影から攻撃を受けて(ここの身体の動かし方ちゃんと氷?刺さってるみたいで良かった)警戒してたのに力を使い果たした蘭が崩れ落ちて、御影がマドロミちゃんに対する警戒を解いて蘭に近づいたときの顔。「うざ…」とは言いながらもちょっと切なそうなお顔で、人との繋がりを信じてないけどやっぱり関心を向けられないのはさみしいんだろうな…。よしよししたくなっちゃった(やめなさい)

⑩一人だったから

めり込み土下座からの東雲の回想にて再び登場なマドロミちゃん。出てきてからしばらく東雲と見つめ合ってたの良いなあ…。蘭が話してる間、スカートぎゅっと握って、真っ直ぐ前を向いてる感じが切なかった。

「私が死んでも復讐してくれる人なんていない」

「ずっと一人だったから」

笑顔で話しながらもどこか寂しそうな顔してて、マドロミちゃんの心の闇、孤独を再び感じた。
マドロミちゃんと東雲が違う出会い方をしてたら…とか考えちゃうね、悲しいね🥲

⑪教団誕生の地にて

重光からマドロミちゃんの居場所を教えてもらって、最後の対峙。座る時毎回ちっちゃい声でんしょって言いながら座ってるのが可愛かったです() 

「ただムカつくから、それだけ」

「ムカつかない?自分以外の他人が幸せそうにしてる姿、私はそうなの!」

自分が愛されなかった、そんな経験があるからこその考え方なのかなあ、でも自分に余裕がなくなると人のこと喜んでられなくなるし、ある意味人間の生存本能としては正しいのかもね。蘭と殺陣をしながら対話をして、心の何処かでは自分と向き合おうとしてくれる蘭の存在がマドロミちゃんにとっては嬉しくて、でも信じきれなくて、反抗的な言葉を放ってたような気がする。そんな中で蘭から飛び出した死んだ妹の存在。このときのマドロミちゃんの気持ちが難しくてうまく解釈できないんだよねえ…。姉の存在がコンプレックスだったマドロミちゃんにとって、「死んだ妹に重ねてるのかもしれない」という言葉は癇に障ったのか、甘えられる余地を感じたのか。どちらにせよ、マドロミちゃんにとって姉妹とか兄弟って大きなキーワードなんだろうな。
いいこと思いついたとでも言わんばかりの笑顔でナイフを捨てて

「私の罪を喰え」

ここさー、めっちゃ好きなんです、いちばん好きなセリフかもしれない。公演によって言い方を変えてたんだけど、私はふっと笑顔を消してどすの利いた私の罪を喰えが好きでした。もうマドロミちゃんの闇がつまりにつまってて最高。

「君の気持ちが本当なら、私の罪ごと抱きしめてよ!」

「ほらあ、来てよ…お姉ちゃん!」

挑発的な、やっぱり蘭のことを信じてなくてこのあとの「逃げんなよ、偽善者」にもつながるようにできるわけない、やるわけないって不信感と私と向き合う人なんていないって自虐が混ざった感じが切ない。でも蘭と向き合って近づいた時、ちょっと躊躇してるように見えたのは気のせいかな…?
スティグマ同士を重ねた時、後ろにおそらく二人の脳に映ってるであろう過去のフラッシュバックが見えてて、いろんな声が聞こえてきてて、私がはっきり聞き取れたのはマドロミちゃんの「死んで!」とランの「お姉ちゃん!」くらいだったんだけど、Xで感想漁ってたら東雲の「米が食いたい」が聞こえたってポスト見つけて、マドロミちゃんの記憶の中にちゃんと東雲がいるんだなって思ったら尊かった…死んじゃった…。あと蘭の抱きしめ方好きです。
異能のぶつかり合いが終わって、2人が離れたときのマドロミちゃんの表情が憑き物が取れたみたいにはっとした顔をしてて、蘭の愛情に触れられたのかなぁってちょっと安心したなあ。力を使い果たして倒れたあと、少しやさしい顔をしてた気がして何だか嬉しかったです☺️

・マドロミちゃんのその後…?

重光によって、マドロミちゃんが逮捕されたことが伝えられて、事件が終息したことが伝えられてストーリーが終わっていく。罪が増幅してない状態で蘭に浄化されたマドロミちゃんはまだ咎人なのかな…それとも人間になったのか…。相当重い罪になってしまうだろうけど、これからのマドロミちゃんに少しでも更生の余地とたった一人だけでいいから、愛してくれる人が現れる未来がありますようにと願うばかりです。
さあそして千秋楽にて第3弾の匂わせがありましたがマドロミちゃんは出られるのかどうか。配信では脱獄しか…!って言ってたけどまだ咎人なら警視庁異能課入れてもらって寵とやんや言ってたら楽しそうだなあ笑笑 でも異形化させる能力が必要かどうかと言われるとちょっと難しいので…東雲か蘭あたりが身元引受人とかになってちょろっと出てきてくれるだけでも嬉しいので!!脚本の方よろしくお願いいたします🙇

最後に

ももちゃんにとって、AKB48として最後の舞台がずっとやりたかった悪役なの運命だし、素敵な座組の皆様に囲まれて、のびのび楽しそうにマドロミちゃんを演じる姿が見られてよかったなあ!いつも舞台のときはいっぱいいっぱいな事が多いけど、お稽古が少なかった割には余裕を感じられた気がする。台本覚えるの頑張ったねえ、えらい!男性が多い舞台に少し心配もしたけど、全くもってそんな心配いらなかったね☺️キャストの方からも、原作者の方からも、お客様からもたくさんたくさん嬉しい感想を頂いてて、なんだか私もとても嬉しいです。これを機に、大西桃香の名前が更に広まったら嬉しいなあ、素敵な演技を見せてくれてありがとう。卒業後も、ももちゃんの演技が見られるのを楽しみに待ってます!

読みおわった!?最後までついてこれましたでしょうか!?笑 長々とお付き合いありがとうございました。

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