家族という虚像

正直な話、家族関係はうまく行っていない。
女性はいずれ嫁に行くからと、なんともわからんトンチンカンな理由で私は父とは養子縁組はしておらず、弟は、理由は知らんが結婚する時点で父方の戸籍に入った。

まぁ、今は介護から責任逃れできるからラッキーだと思っている。

そんなことがあったのも数年前、実父の苗字と戸籍に取り残され、そういう話しがあったのであれば、事前に相談だけはして欲しかったと言った覚がある。

しかし、私は家族のスケープゴート(これには最近気がついた)
だから、苗字や戸籍は違っても本当の子供だよなんて言われながら
困ったなと思い相談したり、緊急で答えを要する相談を例えばしたとしても
無視される事が多かった。
しかし、両親の誕生日、父の日、母の日、結婚記念日にはプレゼントと手紙を添えて送っていた(本当は母からそうするように強要されていた)

ここ3、4年祖父母が立て続けに他界した。

月命日が月に6、7回なんやかんやでやってくるようになった。
月命日には故人が好きだったものが仏壇めいたものに並ぶようになった。
私の誕生日があったのだが、生きてる人間より死人が大事で
私の誕生日はスルーされ、翌日の故人Aの好物探しに付き合わされた。

ここでさすがに私も怒った。
プレゼントはいい。おめでとう位言えない?それとも忘れたの?
と言い放ち、荷物を纏めてさっさと実家を出た。
涙が止まらなかった。

お腹を痛めて産んだであろう実母にそんな事をされたのだから。

故人をないがしろにしてはいけないとはわかっている。
しかし、両親の誕生日にはプレゼントをせっせと贈り
結婚や出産といった親孝行の総集編を贈れないのであればと
若干懺悔の気持ちから思い行っていたが
この時に全て嫌になり、もう今後一切口出しも手出しもせず傍観者に徹する事にした。

それから母親とは連絡を取っていない。
今後もとる予定はない。

そんな話をふと思い出し書いてみた。

人生思うより短い。
私は私の人生にこれからもまっすぐに向き合い生きていきたい。

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