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上畠のりひろ議員からの提案

浜田聡

本日も神戸市議会議員の上畠のりひろさんにお越しいただいて、いろいろとご提案いただくことがありますので、お話を聞かせてもらおうと思います。
今日は5点で、非常に重要なお話ばかりなので、是非よろしくお願いいたします。

上畠のりひろ

1点1点ご説明させていただきます。
まず5点の中でも、これは以前にもさせていただきました、非核神戸方式に関する質問主意書です。
核兵器を持った船・軍艦を神戸市に入れないということについて、法的にも違法性が高いものとして、かつて議論があったのですが、この点について、さらに詳細に問う内容として出させていただきます。

浜田聡

非核三原則が国の原則みたいなところですけど、それの地方版みたいなところですか?

上畠のりひろ

そうです。
次が、台湾の話題にも関わってくるんですけども、実は台湾で有名な中国人のインフルエンサーが問題を起こしました。
具体的に何かと言いますと、台湾のネット番組で、国会議員の候補者の方が障がいをお持ちでした。
その方について批判するというよりも、身体の障がいを持っていらっしゃる方のことを揶揄して格好を真似して、笑いを取ったということがあったんです。

なおかつ、この方は中国籍の方で、観光ビザで台湾に入国していたのに、番組に出てコミュニケーターとしての就労的なことをしました。
要は法令にも規定にも違反しているということで、台湾の入国に関する許可が取り消されました。
今後、観光における入国も5年間は禁止だというのがあったんです。
実はその後、王志安というものが何を言ったかというと、Twitter上で「別にそれは台湾政府の判断を受け入れる。ただ、私はこれから日本国籍を取得する予定だ。」みたいな旨の発言もされました。

もし私の演説のせいで台湾に行けなくなったとしても、私はそれを受け入れるつもりです。しかし、私は台湾の政治家を軽蔑します。でもそんなことはどうでもいい、私はすぐに日本国籍を取得したのだが、その後も民進党は敢えて入国させてくれるのだろうか?私がアメリカ国民になるのが難しいなら、アメリカ人の台湾入国を敢えて許可しない無知な与党がいるだろうか?

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さらに言ったのが「私が日本人になった時に、その日本人である私が台湾の入国をしようとした時、それを躊躇しないのか。入国は禁止したけど、私が日本人になったらそれはちゃんとできるのか。」みたいな挑発的な旨のコメントをしたんです。
それで大炎上を台湾でしてます。
私に対しても台湾の多くのフォロワーの方々がいらっしゃるので、「日本でもうすぐ帰化するとか言ってるけど、本当に帰化させるんですか?」みたいな質問がありました。

そもそもの問題として、これは日台関係の悪影響も及ぼします。
王志安氏はインフルエンサーだから100万人以上のフォロワーもいます。
なおかつ、台湾のそういった規約・規定に違反してるから、もちろん日本で、また在留法に関するルール違反をする可能性もあります。
そういった場合、この違反者をちゃんとこれは対応してるのかということです。
台湾と日本って外交関係・国交はないけど、実務上のつながりはある中で入国管理局同士での事務的な覚書とかはあるので、そういったときに、この内政部で「入国にはふさわしくない人間だ」みたいな取り消しした情報は、やっぱり本来共有されておくべきだと思います。
そのあたりの共有についてということと、あとは一般論にはなるけども、やっぱりそういった二国間や実務的な関係に悪影響を及ぼそうとしている人物が帰化しようとしている場合、また在留許可を求めてきた場合に、その時には厳格な対応しているのか、について、きちんとやって欲しいということを質問主意書として入れるということです。

浜田聡

この件に関して、上畠議員は発信されているということで、台湾のテレビでも紹介されたんですか?

上畠のりひろ

昨日も台湾の記者からも電話とかもかかってきたり、というような状況でした。

王志安氏が、今後日本国籍を取るという申請をしているかどうかわかりません。
でも今後申請しようという意志は、ネットで明らかに表明しています。
台湾では毎日のように話題になって、政治討論の番組でも取り上げられていました。

浜田聡

日本国籍を取得しようとしている中国人インフルエンサーに関する質問主意書をいただいたので、提出の方向で進めます。

上畠のりひろ

次はウイグルの問題です。
私は鎌倉市議会議員を務めていました時に、中国政府に対して人権条項の改善を促して、日本政府と国会に必要な外交措置や人道的措置を求める意見書を鎌倉市議会で可決しています。
その内容について、当時まだそういったことについて言及している議会ではなくて、ウイグルの方だけじゃなく、チベットの問題、内モンゴルの問題、法輪功の弾圧問題、チベット仏教などの宗教の弾圧、民主活動会の問題、そういったことを諸々包括して書きました。

その後、中国大使館から「そんなものを出しやがって、内政干渉だ」みたいなクレームが参事官からもかかってきました。
その内容について、そもそも地方自治法第99条という法的根拠に基づいて、我々鎌倉市議会時代に日本政府国家に対して提出したのに、うんともすんともなければ、何も具体的な行動もなかったんです。
当時平成28年のことではありますが、あの後からもウイグルの状況は改善されたという状況もなく、しかも鎌倉市議会以外にも、いろんな自治体の議会でこれが提出されている、さらにその提出された議会には、ほとんどクレームの電話が中国大使館・総領事館からかかってきます。
私、神戸市議会に行った時にも、中国総領事館から別の問題で、台湾のWHOのオブザーバー加盟についての意見書を出したら「内政干渉するな」というのはありました。

いろんなところにそういう風にして、地方自治体に平気で圧力を中国というのをかけてきているんです。
こういった問題について、まず「この人権状況改善せよ」という日本の自治体 鎌倉市議会が出した意見書について「そもそもどういう内容だったか分かっている?覚えている?」ということで内閣に問います。
その上で、その対応はちゃんとしたのかということです。
平成28年のウイグルの状況は、どういう風に日本政府が把握しているのか、さらに今現在はどういう状況であると把握しているのか、この点についてちゃんとウォッチしているか。
平成28年と現在のウォッチしている内容の答弁が一緒だったら、全然ちゃんと情報収集もなければ適当にやってるなということです。
一応、答弁では「ウイグルの状況は深刻なもの」みたいなことは国会でも政府側は答弁したり言ってますけど、その点について明らかにしなきゃいけないということになります。

そもそも自治体の議会に介入していること自体が、果たしてこれはいかがなものかということです。
参議院の本会議においても、参議院議員の方が取り上げられて、有村議員が取り上げられて本会議の質疑をしてましたけども、そもそもこれについてちゃんと「問題意識として日本政府は持ってる?内政干渉や地方自治体の議会に圧力かけるのはどうなんだ。」ということで、その点について、どう思ってるのか、把握してるのか、今後どういう見解で取り込むか、ということを質疑したいと思います。

浜田聡

鎌倉市議会にウイグルの方って来られたんですか?

上畠のりひろ

当時、鎌倉市議会の本会議場に世界ウイグル会議の総裁をお招きしまして、日本で始めて本会議場で登壇をしていただいて、日本国の日の丸と鎌倉の旗と東トルキスタンの旗を掲げて演説をしていただきました。
それは中国人は怒りますよね。
中国人は今まで一度たりとも鎌倉市議会の本会議場で演説したことはないんです。
今しているのが、台湾の海軍大将と世界ウイグル会議の総裁なので、どちらかというと中国と相反する立場の方である軍人とウイグルの指導者の方々が演説したという、稀有な議会です。

浜田聡

珍しいと思いますし、すごい人脈です。

上畠のりひろ

「いい加減にしなさい」って何を言ってるかというと、中国大使館から絡んできたんです。
それに対して言い返したやつです。
言い返したらブロックされました。

でも私のことを認知してブロックしてるくせに、私のTwitterの内容でよくクレーム入れてくるから、「別の裏アカ使ってるじゃないぞ」みたいな感じです。
ブロックしてるくせに見てるっていう、そんな状況です。
私も私で裏アカで中国大使館を見てますから、お互い様ですけども。

次が神戸市の問題にもかかってきまして取り上げていただきたいと思っているのが、神戸市では生活保護費が年間800億円かかってます。
そのうちの医療扶助費、いわゆる生活保護受給者の方の医療費が、そのうちの半分の400億かかってるんです。
なんでかというと、タダだから頻回受診したり、無駄遣いも多かったり、中には本当に不正受給してる人もいたり、薬を手に入れて売ったりするような人もいたり、処方箋も無くしたらまた貰うみたいな、タダだからっていうのが理由で受けてる方もいらっしゃったりします。
やっぱりなんでもタダではなく、当然、生活保護は必要な制度ですけども、一定の負担、100円でもいいから一時負担はしていただく。
万が一それで足りなくて医療が受けられないってなったら後から支給とか、そういった形であるけども、とりあえず一時負担なり一定額の100円でもいいから50円でもいいから負担することで、タダじゃなくてお金をかかるようにすべきじゃないかということです。
神戸市議会でも取り上げて、これに対して当時総務省から出向している副市長も「これについて問題で、国会予算要望でもこれについて必要だ」って言っています。
厚生労働省の方にも言ってるということで、実際に現場の話ではそういった問題意識というのは割と共有はされてるけど、まだ進んでいません。
この問題についても、あえて内閣に先生を通して質問主意書を出していただいて、具体的に神戸市と協議したことがあるのかということと、この点について日本政府は生活保護費の増加する医療補助費、これ全国でもっと莫大ですから、これをどういうふうな問題意識を持ってて、どういう対策を講じるのかということで、厚生労働省でこういったことを検討したことありますか、ということと、試験的に一部自治体、つまり「神戸市でもこういったことをできるようになったらやってみますけどいかがですか」というような趣旨で、この生活保護制度の医療補助の是正に関する質問主意書を出していただきたいと思います。

浜田聡

私も医者なんで、救急対応もやってたんですけれど、やっぱり生活保護の方は対応に苦慮することがあります。
やっぱり無料で来るし、タクシーも無料になっている感じはしました。
タクシーも無料で、医療費も無料で、しょっちゅう来ます。
医療スタッフ間の、あまり良くないことですけれど「またか」みたいな、そういうのがあります。
全員じゃないですけど、態度的に目立った印象ではあります。
医療費、薬代もそうなんですけど、税金ですから。

上畠のりひろ

原資は税金なので、勤労者の方々からしたら納得できないです。
何でもかんでも無駄遣いするというのは。
そういったところが一定のということで、何でも無料というのは私は反対で、ちゃんと福祉を維持し継続するためにも、これは必要だと思っています。

浜田聡

テスト的にっていう感じなのかわかんないですけど、そういうのを一部の自治体でまず取り入れてみるっていうのは、すごく意義があることだとは思います。
神戸市もやる気であるなら、なおさらチャンスみたいな感じはします。
今回に関しては、もう外国人も関係なく生活保護ということです。

上畠のりひろ

外国人も確かに深刻な問題だと思いますが、同時にやっぱり取り組んでいかないということです。

最後が外国人の国民健康保険加入問題です。
これは何かというと、具体的に留学の在留資格なんです。
外国人はいろんな方が在留しますけど、就労とかであれば働いているので、きちんと所得があって、健康保険組合も企業健保とか協会けんぽとか入って、相応の保険料を負担して入られるんですけど、留学生って所得がないんです。
原則、働けない資格なので。
基本的に在留1年目は前年度の所得に応じて保険料が決まりますから、前年度はゼロになるんです。
外国にいた時、働いててもそれはゼロカウントなんで、年間の国民保険料が年間でたった1万5千円ぐらいなんです。
留学生の在留資格で資格外活動許可書に基づいて就労はできないけど、「週28時間程度だったら働けます」という資格外活動許可を取っても、結果としてアルバイトでしか働けないし、これに関しても金額でいうと、そこまで稼げないんです。
稼げないから、月々少ない保険料になるわけです。
そういった健康保険料を安い金額で日本の国民健康保険に入ると、誰が負担が大変かというと、一般の国民の方々です。
一般の加入者が結果的にそのしわ寄せを受けてしまって、もっともっと国民健康保険料も高くなっていくという風になっていくので、やっぱりこれは我々日本人が海外に留学する時、民間の医療保険に自分で入って自分で解決するんです。
例えば神戸市だったら、別立てにしてくれと。
国民健康保険に外国人留学生を入れないで、外国人の留学生を別立ての制度にして、というようなことも国家予算要望として、神戸市が正式に入れてるんです。
私が勝手に一人で言ってるわけじゃなくて、神戸市としてちゃんと言ってますし、そういった制度について、日本政府はどう考えてるんだ、ということで、この問題意識をきちんと共有してやっていただきたいということで、この点についても質問をよろしくお願いします。

浜田聡

この件に関しても上畠さんは以前から取り組まれているということです。

上畠のりひろ

神戸市はだいぶ動かせられるようになってきました。
本当に応援してくださる皆様のおかげです。

浜田聡

大きな活動を担いされておられるということで、先ほどの国民健康保険もそうですし、生活保護もそうですけれど、やっぱり昨年かな、社会保険料引き下げの世論みたいなのも湧き上がってきましたので、税金もそうなんですけれど、人によって社会保険料が高いという人がいらっしゃいますので、この機会にこういう話題が出るというのは非常に意義があることだと思います。
私もこちらの方を提出していきたいと思います。


浜田聡

番外編みたいな形ですけど、私も最近も自治労に関していろいろと調べているんです。
昔から調べているんですけれど、最近は自治労の会計資料とか手に入れています。
国会図書館に調査したら、いろいろと貰えて「役員人件費が高くない?」という、取った収入の10%くらい役員会費になっているのかな。
そこは検証ですけど。
自治労といえば、地方自治体の公務員の方の労働組合なんですけれど、基本、組合費というのが給料から天引きされているんです。
天引きされているところは、今のところ個人だと払いたくなくても対応できない感じです。

上畠のりひろ

制度的にはできるかもしれませんけど、入っている限りは出れません。
いろんな圧力がかかります。
私は当時、高校卒業してすぐ入ったくらいの若い職員にも相談を受けて、その子も組合に入っていたんですけど、職員として1日目の時に、職員研修の真っ只中に組合の勧誘が来るんです。
公務中に公務員の組合についての説明を労働組合の執行部がして、研修の間の休憩時間に勧誘されて、「また考えます」と言ったら「皆のためにやっている。皆のために労働環境が改善されていく。入らないのは人間としておかしい。」と、1日目のまだ18歳の子が、その組合の幹部のおっさんに言われて、圧かけられて「人間としておかしい」まで言われて、なくなく入っていたんです。
給料でずっと天引きされて。
そういったこともあって、ヤミ専従という組合が神戸市の幹部の人事にも介入したり、政策も「これあかん」とか、労働組合はあくまでも職員団体という法的な位置づけなんですけど、あくまでも労働環境とか勤務条件に関することだけで、そういうことに介入のはおかしいはずなんです。
そんなんもおかしいし、ヤミ専従とおかしいことがいろいろあったので、このチェックオフを神戸市では廃止しました。
私がその条例を立案しまして、神戸市でも可決して、なかなか全国的にも珍しく、一気に90何%の加入率がダーンと下がって、兵庫県内では最強の神戸市の自治労参加の職員労働組合でしたけども、一気にブワッと加入率も減って、そういうおかしいことも是正されました。

浜田聡

これは私が国会で是非取り上げようと思うんですけれど、やっぱり何かの構造に似てるんです。
払いたくないのに払わされてるっていうのは、それは何かというとNHKの受信料と似たような構造です。
NHKの受信料は我々は不払いする人を応援していますので、そこは多くの方に不払いしてほしいと思うんですけど、この自治労の回避問題、これは似てるというか、よりひどいような気もするので、闇をすごい感じるわけで、この問題はやっていきたいなと思っています。

他党の話なんですけど、やっぱり大阪維新が強いのは、大阪でこれをやったんですよ。
大阪維新が最初に国民というか、大阪の方の心を掴んだのは、自治労との戦いです。
橋下さんの功績の最初のところは、自治労との戦いみたいなところがあると思います。
でもやっぱり、無理やり天引きされてるところが圧倒的に今のところ多いです。

上畠のりひろ

天引きされてないのが1%にも、未たない状況だと思います。
鎌倉市議会は「無理やり天引きしてるのおかしい」と、私が廃止条例をその時も出してやったんですけど、否決されました。
共産党と公明党と民主党の人らが反対をして、私と僕の仲間の無所属だけど、松中健治さんという大先輩の議員とか、わずかしか賛成せず、これは徹底的に潰されました。

浜田聡

自民は?

上畠のりひろ

私が自民党の公認で、自民党は賛成しました。
とはいえ、それを出した時には、当時は自民党もいろいろいたんですけど、圧力かけてきたり、「そんなのやるな」とか言ってくる人もいました。
でもそんなことを言っても、職員で実際に自由意思も担保されないで困っている人が多いんです。
やるのは当然ですから。
だから上の自民党の県会議員が、支部長で圧力かけてこようとも無視しました。
その人は政務活動費の不正で自民党を離党しちゃいましたけど。
私は鎌倉市議会で「そのものが問題だ」と糾弾する意見書を鎌倉市議会で可決して、神奈川県議会で出しました。
やっぱり、おかしいことを正さないと、という思いはあります。

浜田聡

自治労の会費って月数千円と結構高いです。
1%とも聞いた気がします。
これすごいなっていう。
それを撤廃できたら、明らかに手取りが増えるので経済的な効果もでかいです。
とにかく自治労に関しては、いろいろと闇がありますのでしっかりとやっていこうと思います。

文書としてもまとめていただいていますので、しっかりと提出していきたいと思います。

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