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移民問題

チャンネル桜に出演して、移民問題について話をしてきました。
番組を振り返ってみたいと思います。

チャンネル桜に初めて出演をしてきました。
メンバーは写真に出ている通りなんですが、水島社長と川口マーン惠美さん、そして長尾たかし前衆議院議員です。
あとは元産経新聞の佐々木類さん、あとはジャーナリストの石井孝明さん、私と以前コラボさせていただいた方です。
あとは宇山卓栄さん、そして、私です。
ということで、7人で話をしてきました。

番組自体は3時間を超えるものということで、なかなか皆様にお勧めというのは難しいところでありますけれど、興味ある方は是非見ていただければと思いますが、自分の発言した内容を振り返りながら、皆様にも移民問題の共有をできたらなと考えています。

3時間に比べると短い尺ではありますけれど、自分の発言内容を振り返りながら、皆さんと同じ移民問題について問題共有をできたらと思います。

現状問題となっているのが、いわゆる不法移民です。
不法移民というのは、その時点で犯罪なんですけれど、なぜか多くの移民の方は、入管かそういうところに収容されずに、自由に暮らして、そして悪さをしているというところが問題ではあるわけです。

まず私が申し上げたのが、「移民」という言葉については、日本政府は実は定義をしていないんです。
だから我々が国会議員であっても、移民問題・移民政策とか言っても、日本政府が「移民」という言葉を定義していないというところで、ちぐはぐ感があります。
政府として似たような内容を踏まえているのが、家族と一緒に日本に来て、制限を設けずに滞在できるようにするようなこと、これがいわゆる「移民」ということを考えてもいいんじゃないかなとは思います。
とにかく我々国会議員が政府に追及するような時、「移民」という言葉を安易に使わない方がいいかなとは思います。
というところを、まず知っていただければと思います。

2023年に入管法というのが改正をされました。
ここについては皆さんもご存知かもしれませんが、共有をしたいと思います。
従来と言いますか、民主党政権で入管法が改悪されて、要は難民申請を繰り返せば居続けることができる、不法移民はそれ自体犯罪なんですけれど、結局、居続けることができるというものではあるんですが、2023年入管法が改正されて、難民審査は2回目まで、3回目は強制送還される、ということに内容が変わったわけです。
ただ、本当に強制送還されるのかということに関しては、いろんな抜け道があったりしますので、ここはまだまだ課題だと思いますが、2023年の入管法改正は一歩前進と言っていいかなとは思いますが、本当に強制送還できるかどうかというところは、最終的には法務大臣にかかっているんだと思います。
とにかく2023年の入管法改正で難民申請2回までということです。

話の中でもう一つ出たものとして、仮放免の保証人問題、これは私が取り上げたんですけれど、仮放免というのは、不法滞在ということで入管施設に入れられてしまいましたが、一定の条件を満たすと出られるというのを仮放免と言うんですけれど、仮なので戻ってこなきゃいけないというわけなんですけれど、それを逃げてしまうという問題があるわけです。
仮放免の保証人問題は何かというと、仮放免に条件として保証人がつく必要があるということなんです。
保証人とは、お金に関する・お金の貸し借りの保証人だと、借り主が逃げたら保証人が代わりに払うというものなんですけれど、この仮放免の保証人なんですけれど、仮放免の対象のものが逃げても保証人は何も罰則がないという、すごい問題があります。
私は産経新聞の記事を参照にお話したんですけれど、中には一人の保証人で19人も逃がしている奴がいるという、そういう話もさせていただきました。
しかもこの保証人、その中で出たのが一人保証人になると数十万もらえる、その弁護士がもらえるという、すさまじい制度であるということもわかりました。
この仮放免の保証人問題も、まだ全然解決してないとは思いました。
久しぶりに、こういう話をして思い出しました。

もう一つ、特定技能1号・2号という問題があって、これは技能実習と合わせて考えるといいかなと思います。
これは労働力不足を補うために、数年前に日本政府が設けた制度であります。
ざっくり言ってしまうと、技能実習と特定技能で、特定技能の方が上級と言いますか、高度な仕事が任されるということで、その中で1号・2号というのが分かれるということです。
今回の話の中で別の方が、特定技能の今後の問題を話しされてたんですけど、私は技能実習の方が闇が深いかなということです。
なぜかというと、技能実習はとにかく特定技能よりも遥かに数が多いんです。
しかも犯罪率も特定技能に比べると、とにかく率が高いということで、今後、あまりにも評判が悪いので、技能実習は廃止にしようという流れになっていて、政府の有識者会議が結論を出して、技能実習は育成就労というものに変わることになりました。

育成就労については、今自分なりに理解しているのは、2つ条件変わります。
一つは日本語をその人が話せるかどうかっていうのを重視するという点。
もう一つが、働く人が職場を選べる・職場変えることができるというものになります。
私はこの2点とも、なかなかいいんじゃないかなと思っています。
というのも、技能実習の問題として、やっぱり日本語話せない人がいるということ、それ自体は日本で過ごす上で問題だと思います。
もう一つ、職場が変われないということなので、雇い主がある意味ブラック労働をさせても、その職場が原則変われないとなると、やっぱり働いている外国人にとっても不幸なわけであります。
ある意味、技能実習の場合は奴隷制度と言われて、確かにおっしゃる通りなんですけど、これを育成就労に変えるということで、日本語能力を重視、そして職場を変えることができるという制度にするというのは、それはそれで望ましいんじゃないかなとは思っています。
もちろん、これに関しては進めて始めてみて問題というのはあるとは思いますので、それはその都度改善していく必要はあるんだろうなとは思っています。

他にもいろいろ話したんで、興味ある方は見ていただければとは思います。
他のゲストの方も話を膨らませてくださって、非常に勉強になる会でもありました。

所轄官庁の問題ということで、入館法は法務省になるというですけれど、この特定技能と技能実習は厚生労働省になるということで、そういう興味深い点みたいなところもあるかなとは思います。
自分なりに移民問題を、10分というこの動画の短い時間でではありますけれど、少しでも参考にしていただけたらとは思います。

皆さんにとっても、今後の10年後20年後の日本を考えると、非常に重要な問題だと思いますので、考えるきっかけになればと思います。

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