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経済安全保障担当大臣 記者会見(2023年10月6日)

地域有識者懇談会で提示された、公的資金による研究結果の取扱いについて

・ムーンショット型の研究開発制度について、SIPなど内閣府の他の制度と同じで、経済産業省が定めた委託研究開発における知的財産マネジメントに関する運用ガイドラインを参考にしており、国外の研究開発機関などが参加する場合には、研究実施によって得られる知的財産権の国外機関等の持ち分の50%以上は、研究推進法人に帰属させるということになっている。
・研究実施によって得られる知的財産権の移転、また専用実施権の設定・移転には、全て研究推進法人の事前の承認を必要する。
・各研究推進法人で適切に知財が管理されていると認識している。

富士通が理研と一緒発表した量子コンピューターの2号機について

・理研単独による一機目はあったが、国内の民間企業としては初となる量子コンピューターなので喜ばしい。
・今年4月に策定した量子未来産業創出戦略において、量子コンピューターの技術開発の強化・加速とともに、産業界も含めて幅広く利用を進めることにしている。
・その戦略に従い、量子技術関係の予算として、令和5年度予算に対して約27億円増の約448億円を概算要求しているので、来年度予算に期待をしている。
・さまざまな産業で量子技術が利活用されるよう、本年度開始したSIPなど府省横断的な施策を契機にし、さまざまな施策を通じて量子技術を実用化する、また産業化に向けた研究開発というものを推進していく。

先日のBSテレビ番組で、総裁選出馬への意欲を示されたのか?

・今は岸田内閣として一つでも多く実績を挙げられるように、閣僚として自分の範囲で精一杯働くことに尽きると考えている。
・そのため、岸田総理と戦うことを申し上げたつもりはない。
・自分が必要とされる時が来たら、何であれ私はしっかり戦う、そういう政治家としての心構えを述べた。

経済安全保障推進法改正案のセキュリティ・クリアランスに関する原案について

・政府の原案になるものは私の手元にもない。
・経済安全保障分野におけるセキュリティ・クリアランス制度を創設するということを目指して、有識者会議における中間論点整理も踏まえて、制度設計に向けた検討をスピーディーに進めているというのが現状。
・今後のスケジュールについて、発表することはない。

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