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結党記者会見②(2023年10月17日)

河村たかし:
名古屋の河村たかしでございます。
日本で一番給料の安い市長でございますが、本当に。
これを言うとね、この間アメリカのウエストバージニアの商工会議所の人たちが来たとき、アメリカ人みんな拍手しますね。
やっぱりパブリック・サーバントということが根底的にあるんですね。
日本でしゃべりますと、日本で一番給料の安い市長で、それがどうしたのかという感じで、そんなふうになっちゃったということです。

百田尚樹:
実際河村さんは自ら市長の給料を大幅に下げて、退職金も。

河村たかし:
また給料を800万円にして退職金を廃止して、だいたい4億、私市長になってから受け取らずに市民に返した。
それが財源の引き金になって市役所の職員が1割給料を減らして、毎年100億円ずつ減税していると。
日本中で名古屋だけですけど。私市長になってから1,400億円、市民の皆さんに減税したと。
2,400億実は税収を増えているんですよ。
そういうことなんです。可処分所得を増やすから。
そういう政治をやらないかん。
日本中で報道の方がいろいろ言われるけど、もうダメ、こんな嘘ばっかりこいている政治の世界では。
なぜかいうと、ここは百田さんと意気投合するところなんだけど、本当に給料がええもんで、みんな家業ですわ。
ファミリービジネスです。
ファミリービジネスになるとどうなるかというと、とにかく長いことをやりたいんですよ。
長いこと。長いことをやるためにはどうしたらいいか。
これは裏金を配るわけですよ、内部で。
ずっと続けていくと。
だからもう普通の人は出れません。
公約したってみんな嘘。
当選しても全く違うようにしたって、マスコミはそれ以上追及しないですよ。
だから議員の市民並み給与。
これ世界で常識なんですけど、それをやっていくと言ったのは本当に百田さん立派なもんで、
私もこれを言えば言うほど仲間がおらんようになってたと。
現実。20人集まれへんかったわけですよ。

百田尚樹:
確かにみんな口では綺麗なこと言うんですけど、実際に自分らもらう金を一部でも寄付する、あるいは一部でも減らすとなってきたら、いきなり反対しますよね。

河村たかし:
そういうことでね、財政危機というのは嘘ですけども、それじゃなくて、家業にさせないと。
政治はもともと何だったか言ったら、国王が政治を家業で続けると、どうしても戦争やったりね、そういうことばっかりやるわけですよ。
だから権力の行使を一定のところでストップしていくと。
これが議会の一番の成り立ちだった。
日本もそうだったんだけど、戦争終わってすぐ、昭和22年ですか、国会法35条をつくりまして、これ実は世界中に日本しかない。
国会議員はあらゆる職の一般職の公務員より少なくない給料を受けると。
これが地方まで広がっていってもらって、もう見るも無残な、息子ばっかり、本当に。
何ですかこれ一体、歌舞伎座になったんですか政治はこれみんな。
歌舞伎はいいの、歌舞伎は大変立派なこと、そんなこと言ってはいけませんが。
民主主義を復活させるには受験勉強をやめることと、もう高校入試と。
それと政治の家業化を何としてもストップしないと、強い日本はつくれません。

百田尚樹:
私たちの党のいくつか重点政策があるんですが、そのうちの一つが政治の家業化をなくすということですね。
今の自民党なんかは、世襲を若干広くしておりますと、甥とか姪とか親戚とかで含めると、おそらく世襲は今5割超えてるんじゃないかなと思いますね。
地方行きましても2代目3代目あるいは4代目というような議員がたくさんおりまして、これではまともな政治はできません、はっきり言いまして。
例えば自民党なんかは、大臣クラスあるいは総理大臣、これを思い出すとなってくると、これはまず何より優先されるのは当選回数なんですね。
当選回数が多いものから順番に大臣になっていくという、必ずしもそうじゃないんですけど、そういう傾向がある。
やっぱりそうなってくると、自民党の幹部クラスはもう全部世襲と言ってもいいです。もちろん全部じゃないですけどね。
そうすると何でかというと、もう20歳ぐらいの時から20代か30代の前半には、もう選挙に通ってないと当選回数は増やせませんので。
でもそうなってくると、もう普通に一般に働いていて、やっぱり政治に目覚めて、やっぱり俺は政治をやろうと思った時には、普通に人は40とか50ぐらいになってますよね。
でもそれではもう絶対に自民党の中では上に行けないと。
だからいろいろあるんですけども、政治の世襲化・家業化というのは、これはもう日本の今の政治を大きく歪めている一つの原因ではあります。

有本香:
今日皆さんにお配りした資料の中に、私ども日本保守党の重点政策項目というのがあります。
大きく8項目ありまして、そこには安全保障、あるいは減税、外交、いろんなことがありますけれども、この中に大きな項目の一つとして議員の家業化をやめるということを掲げております。
これは今、百田代表、河村共同代表がおっしゃったように、もちろん世襲の議員の中に立派な方がいらっしゃらないということでは全くありませんけれども、
しかし政治がファミリービジネスになっているのは、これはやはり日本にとってまずいのではないかということで、ここに一石を投じていきたいということは大きくあります。
さて、そういうところで、両代表、代表と共同代表が話し始めると、また皆さんに暴言だ、暴言だと言って記事にされてもいけませんので、ここで広沢事務局長にも一言ご挨拶いただきたいんですが。

広沢一郎:
はい、広沢一郎と申します。
名古屋市でずっと生まれ育ちまして、私は愛知県会議員を一期、そして2年前まで名古屋市の副市長をやってまいりました。
河村たかし市長の下で、この政治の世界に入ってから12年。
その前には民間で企業を経験したり、いろんな経験をしてきまして、それを今回のこの結党にあたり、持てる力も微力ではありますけれども、すべて出しまして、この党制拡大に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

百田尚樹:
私たちが河村市長を非常に尊敬するし、敬意を持っているのは、一つに河村市長は政治にお金をかけない。
自らの給料も減らしていることもあるんですが、まず選挙にお金をかけませんよね。
もう代々的に選挙区を走らせる、あるいはポスターを、とにかくボランティアを大量動員してポスターを張りまくる。
もう一切こんなことをしないで、自転車で回っていると。
すごいですね。
これ個人的なことで、政治とは関係ないことなんですが、実は私、今回河村さんと何度も名古屋でお会いして、非常に心に残っている一言があります。
それは河村さんがおっしゃった、いろんなことを私たちは相談させていただいて、いろんな話も腹蔵なく語らせていただいたんですが、その時に河村さんはこうおっしゃいました。
百田さん、有本さん、私は絶対に裏切りませんので、その点はご安心ください。
私はこの言葉をすごく好きな言葉で、この言葉を聞いて、この河村さんとならやっていけるなと思いました。

河村たかし:
そう言ってもらうと、ここに来て死んでもいいという感じですね。

百田尚樹:
いやいや、これからまた死なないでおいてくださいよ。
それで、実は先ほど控室で河村さんとお会いして、驚いたことがありました。
河村さんが電話をすると言って、このまま何の電話かと思ったら、
なんと河村さんは今回私たちと減税日本の、いわゆる友党関係、共同戦線を張っていくと。
これはできるなら当日発表までの間には、できるだけ外にはもらわないでくださいということをお願いしました。
ところが、河村さんすごいのは、それを今日の先ほどまで、奥さんと息子さんにもそれを言わなかった。
それを先ほど電話で伝えた。
奥さんがギャーと言ってたということで、それを聞いて、なんとこの人はすごいなと、口が堅いにも程があるなと思ったわけでございますが。
驚きましたよね、あれ。

有本香:
なんとか秘密保持をしようということで、こっそり名古屋に行きまして、個室をご用意いただいたんですけど、それがいつも居酒屋の玄関脇の、一度座ったら立ち上がれないくらい狭いところで、4人でこそこそ何時間も話をするという、あのつらい状況が我慢しなくていいというのが私は非常に嬉しいです。
今日までずっとこのことを控えてまいりましたけれども、今日皆様に発表させていただきまして、これから減税日本、河村代表、広沢副代表の作りになっている地域政党と、私ども日本保守党が一緒にやっていくということになります。
今日記者会見をですね、5時半までということで予定をしておりまして、
この後、実は結党のパーティーがございますが、こちらの方は一般の方が多数参加されますので、取材の方はご遠慮いただきたいということで、これから記者の皆様の質疑をお受けしたいと思います。
ご質問のある記者の方は挙手をお願いいたします。

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