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高市早苗経済安全保障担当大臣(2024年3月15日)

創薬力構想会議の新組織提案とAMEDの機能強化についての考え

村井官房副長官を座長として、切れ目のない創薬エコシステムの構築を目指して議論されているということは聞いていますけれども、内容は承知しておりませんので、これは官房副長官にお尋ねをいただきたいと思います。
また事務局も内閣官房の方であると思います。
その上でまだ議論をされているということですから、何らかの結論が出たときに私の考え方を申し上げられたらいいなと思っています。

2024年度の日本学士院賞 公表についての所感

CSTIの有識者議員でいらっしゃる菅裕明東京大学教授を含む10名の方々に対して、日本学士院賞の受賞が決まりました。
この日本学士院賞は、学術上特に優れた研究業績に対して授与される賞です。
我が国の学術の進展に大きな貢献を果たされた受賞者の皆様に対しまして、心から敬意と祝意を表させていただきます。
今回の受賞では、生物有機化学ですとか宇宙物理学ですとか日本近代文学を幅広い研究者の方々が選ばれておりまして、とてもこれは素敵なことだなと思っています
政府としましても、経済的社会的発展の源泉であります多様な研究の進行に向けて取り組んでいきたいと思っています。

セキュリティ・クリアランス法案 審議入りが決定 審議時間は十分に確保できる?

国会の運びにつきましては、各会派の先生方、また衆議院からですから議員運営委員会の先生方にお世話になっていることですが、審議入りが決まったということで、とても感謝をいたしています。
これまでも申し上げてまいりましたけれども、この法律案というのは我が国の情報保全の強化にもつながりますし、日本企業の国際的なビジネスチャンスの拡大にもつながる大切な法案だと考えています。
早く国会でお認めいただけますように、しっかりと説明を尽くしてまいりたいと思っています。

スペースワン小型ロケット「カイロス」初号機 打ち上げ失敗への受け止めと情報収集体制への影響は?

今回の打ち上げそのものの失敗については、大変残念に思っていますけれども、難易度の高いロケット開発に民間企業として果敢に挑戦されたということについては、心から敬意を表したいと存じます。
やはり我が国が他国に依存することなく宇宙へのアクセスを確保するということは大変重要なことですので、基幹ロケットと民間ロケットの両方を確実に安定的に打ち上げていくということが必要だと思います。
スペースワン株式会社におかれましては、原因究明と着実な対策を進められた上で再挑戦されると伺っていますので、大いに期待をいたしています。

政府の衛星につきましては、詳細は内閣衛星情報センターにお尋ねいただきたいのですが、今回搭載していた短期打ち上げ型小型衛星というのは、情報収集衛星に不足の事態が起きた場合の代替を想定して短期間で打ち上げが可能な小型衛星の知見を得ることを目的とした実証研究のものです。
よって必要な情報収集体制はしっかりと維持されていると考えています。

ロシアと中国が共同で検討している月面への原子力発電所 設置について

私も報道で承知している範囲ですが、ロシアと中国が2033年から35年にかけて、月面に原子力発電所を設置することを検討していると伺っています。
一般論としてなんですが、月面開発をはじめとした長期的な宇宙活動に関しまして、エネルギーの確保というのは非常に重要です。
月の夜は大変長いので、太陽光発電パネルだけで守っていくのかといったら、そうでもないんだろうと考えています。
アメリカにおきましても、一つの候補として原子力を活用したエネルギーの確保が検討されていると承知をいたしています。

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