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12年5か月拉致監禁被害者 後藤徹さんに話を聞きます

浜田聡
今回は世界平和統一家庭連合の信者でありまして、なんと12年5ヶ月もの長い間、いわゆる脱会屋の方々によって拉致監禁されておられた後藤徹さんにお話を伺いたいと思います。
本日よろしくお願いします。

令和5年3月12日、参議院総務委員会がありました。
私はこちらで30分の質問時間をいただきまして、そのうち10分以上の時間を抑えて今回の拉致監禁の観点からの質問をさせていただきました。
既に終わった質問でもありますので、参議院のウェブサイトの方で、質問は既に見ることもできます。

先ほどの参議院総務委員会に現地でも傍聴されたということで、まずはご感想をいただければと思います。

後藤徹
浜田先生に総務委員会で旧統一教会で家庭連合信者に対する拉致監禁の問題を取り上げていただきまして、本当にありがとうございました。
本当に感動と言いましょうか、感無量と言いましょうか。
今この家庭連合で宗教法人に対する死刑宣告と言われています解散命令請求が申し立てられて、裁判の中であるわけですけれども、家庭連合を語るにあたって、多くの信徒が今まで何千人と拉致監禁下で脱会を受けてきたという、とんでもない人権侵害ですが、こういうことがメディアでは、ほぼ取り扱われないということに対して、非常に憤りと無力感を感じていた中で、浜田先生に国会で取り上げていただき、本当に感謝しています。
ありがとうございます。

浜田聡
そう言っていただけると、私も今回扱って本当に良かったなと思います。
一方で私も、こんな重要なことをこれまで知らなかったというところでもあります。
もちろん私のアンテナの貼り方も問題だったと思うんですけれど、やはりメディア・報道のあり方も、すごい問題があったんじゃないかなとは思っています。
せっかくなので、後藤さんの自己紹介のようなことをいただければと思います。

後藤徹
今は「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」という、家庭連合信徒の拉致監禁被害者の会の代表をさせていただいています。

浜田聡
本当に長い間大変だったと思います。
本日、参議院総務委員会で質問をさせていただいて、質問を終わった後に総務委員会も終了して、何人かのその場にいわせた議員さんに声をお声掛けいただきました
その中には「勉強になりました」と言ってくださった議員さんもおられましたし、旧統一協会の問題に関して「新しい切り口のやり方でした」みたいなことを言ってくださる方もおられました。
私もこの問題を知らなかったというのが正直なところでありますので、私の本日の手応えからは、本当に知らなかった議員さんは結構多いんじゃないかなという気もするんです。
やっぱりメディアがその適切な役目を果たしていないんじゃないかなと、今回の件は改めて思うわけです。
この件に関して後藤さんのご意見をいただけたらと思います。

後藤徹
浜田先生も質問主意書を出させていただいている放送法の第4条、本来、放送にあたっては公平中立であるべきということがあるわけですけれども、我々から見るとあまりにも偏っていると。
もちろん我々にも全く問題があるかというとそんなことはございません。
我々の反省すべきことはたくさんあると思いますけれども、それにしてもあまりにも一方的なそういった報道がなされていると。
それも発信源はほぼ一つの、あるいは特定の方々から発信される、そういった内容のみが、ほぼ全局・テレビあるいは新聞を埋め尽くした結果が、今こうして解散請求まで来てしまったということで、非常に理不尽さを感じています。
これは私だけでなくて、多くの信徒の皆様が感じている、そういった内容だと思います。

浜田聡
総務委員会はもちろんNHKもそうですし、放送に関することについても話し合う絶好の場でもありますので、この偏向報道をされることに関しては、私も常々問題視を感じて何度も取り上げているところであります。
一方で放送局の裁量というのは、ある程度認められるべきだと思いますけど、それも限度があるかなとは思います。
引き続き、こういうことに関しては取り扱っていきたいと思いますけど、今回改めてお話を聞かせていただいて、この問題はすごい根が深いなというところです。
とにかく非常に多くの方々が被害にもあっておられますし、とにかくすごいお金が回っていると言います。
特に裁判でのお金ですか、すごい費用がかかっているかなとは思っておりました。

先ほど福田ますみさんがおられて、情報提供をいただいたわけです。
今度また私も改めてお話を伺えればと思うんですけれど、拉致監禁がビジネスになっているという話で、拉致監禁が成功して脱会が成功したら、また次から次へと被害者の方が出てくるような、ビジネスモデルとして確立していたみたいなところを聞いて、とんでもないなという感じはいたしました。
家庭連合の発表によると、この拉致監禁の被害者が4,300人ということなんですけれど、大げさな数字でもないと思います。
もしかするとこれより多いのかなという気もします。
とにかく、すごいいろいろな要素が絡まっているというところでもあります。

話の中で出たことで、スパイ防止法というのがあるわけです。
これは当然、共産党であったり社会党はすごい反対をしてきているところであります。
一方で宗教団体だと家庭連合で、政治団体としては勝共連合の方というのがあるわけなんですけれども、勝共というのは「共産主義に勝つ」という意味合いだと認識をしています。
共産党からすると、勝共連合というのは敵なわけなんです。
スパイ防止法の制定の動きにも反対する共産党が、勝共連合を攻撃していた、そういうイデオロギーの対決みたいなところも、私としては非常に勉強になったところではあります。
私も今後スパイ防止法はやっぱり成立させていきたいなとは思っています。
いろいろと切り口はもうたくさんあるかなと考えています。

あと本日の質問の中で、3月下旬に千葉県の方で家庭連合の会合があるわけなんです。
これに私は呼ばれましたので、喜んで参加していこうと思います。

これに関して、本日質問したんです。
どういう質問だったかというと、自民党は家庭連合と断絶宣言をしています。
他の政党も軒並み家庭連合とは距離を置いているわけですが、私は今回あえてお招きいただいたので、この家庭連合の集会には参加させていただこうということを伝えて、「これは何か不適切なことはありますか」ということを質問させていただいたんですけど、政府の政務官の方々の答弁としては、はっきりと仰られなかったんですけど、少なくとも「問題である」ということは言われなかった、言うわけないのはわかってたんですけれど、そういう答弁は聞かれなかったので、ということです。

今、盛山正仁文部科学大臣がこの件に関しては、過去の家庭連合の方、旧統一協会の方との接触を必要に責められているわけですけれど、私は一連のやりとりを見ていると、信教の自由を、拉致監禁の問題もそうですし、宗教審議会のやりとりもそうですけれど、とにかく信教の自由を大いに阻害している問題でもありますので、この際、家庭連合の方に進んで話を聞いてみたらどうだと思うわけでもあります。

どこまでされるのかわかりませんけれど、でも私は、盛山大臣はじめ自民党の方々にとっても、この状況というのは変な言い方かもしれませんが、状況を逆転させるような可能性は秘めているんじゃないかなと思います。
もちろん既存のメディアの偏向報道はありますので、簡単にはできないとは思いますけれど、そこは、例えば自民党を離党されたような方が踏み切ってもいいんじゃないかなというような気もしないでもないです。

そういえば、3月下旬の会合は配信されるんですよね。
私もそれはもう全然OKです。
私も挨拶の機会をいただいていますので、しっかりと、挨拶の方はしていきたいとおもいます。

後藤徹
ありがとうございます。
安倍元総理の銃撃事件以来、あれよあれよという間に死刑宣告を受けているわけなんですけれども、とにかく私もそうですけれども、多くの信者の中では感じるのは、とにかく文科省は、元信者の方の話しか聞かないと。
我々がどんなに「話を聞いてくれ」と言っても、ほぼ難しいというところで、非常にやはりそれはなんて言いましょうか。
「なんでなんだろう」というところで、残念だというところです。
しかし今こうして最後まで来てしまってますので、それを見守るしかないんですけれども。
なんて言いましょうか。
是非我々の声も聞いてほしい。
我々がまだ発信力がないとか、姿が見えづらいとか、我々の側にもまだまだ足りない面があるんでしょうけれども、是非、我々の声も国民の皆さんに知っていただければと願っています。

浜田聡
本日はどうもありがとうございました。
ひとまず私の方からはここでお伝えしたいことはできました。
是非、参議院総務委員会での質問についても、後で私のチャンネルでは動画の方をアップしたいと思いますので、見ていただければと思っています。

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