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結党記者会見③(2023年10月17日)

産経事務のムラカミです。
先ほど政治団体から国政進出ということの話がありましたけれども、河村市長をはじめ国政進出、どういうふうに果たしていくのか、次期衆院選に何人ぐらい擁立するとか、そういった道筋についてお聞かせください。

河村たかし:
まずは私自身の問題がありますので、一応、ありがたやことに身に余る光栄で共同代表でならしていただいて、応援にとどまらないところは一緒に生きていかないといけないんですよね、百田さんと。
これも大変ですけどね。
自分自身は、市長でずっと続けないと思うので、一応自分がどうなるかについては待っていただきたいと。
衆院選でいるか市長を続けるのかということでお願いしたいと思います。
私ども減税日本でも大体100人ぐらいは立ててきましたね。
僕らのエリアとかは失敗もですけど、みんな革命運動で自民党で出てきた人が割れたやつと違うんですよ。
そういうところにも声をかけたり、素人と言うとおかしいけども、人間が出てくるとすぐ喧嘩するんですよ。
現職が強すぎるの。
要は先ほど言ったようにみんな、世襲ですから、地方選挙も。
その中でコツコツいい人間を、粗製濫造は絶対いかんというのが百田さんからの命令ですので、ちゃんといい人を立ててきて、期待しといてちょうだい。

有本香:
今、共同代表おっしゃったとおりで、この質問は事前にもずいぶんメディアの方からいただいておりましたけれども、まだ候補者、立候補、あるいは我々今こちら側に並んでいる人間たちの立候補についてもまだこれからというところでございます。
次の衆議院選はどうなんだと言いますけど、逆に衆議院選挙はいつあるのかというのを皆さん、ぜひいい情報があったら私どもにすぐ教えてください。
もちろん、急ぎいろんな人材を発掘していきますけれども、粗製濫造には走らない。
とにかく全国津々浦々に私たちの考えていることを知っていただく国民、有権者を一人でも増やしていくということをまず心がけたいと思います。
なぜならば、今日本の選挙はほとんどが投票率がものすごく低い。
先日都議会の補選が立川でありましたけれども、28%です。こんな政治ではやっぱりいけないと思いますね。
ですから、私たちはもっと意思を持った有権者、そしてその上で私たちを支持してくださる方々を増やしていきたい。
その中から逸材を見つけてどんどん国政の場に送り込んでいきたいというふうに考えております。

ニコニコ動画のナナオと申します。結党おめでとうございます。よろしくお願いします。
重点政策についてお伺いします。消費税減税についてなんですけれども、現在15兆円以上の税収の上振りや円安で国民に還元するのは当然だと思うんですけれども、テレビや新聞などでは、利上げ増税こそ必要だと言っていることが多いケースがあります。
国会では借金のことだけ言って資産の話を言わない議員がほとんどです。
加えてテレビなどの影響か減税するというと、国民の方が逆に不安になってしまう、そういった現状にあります。
むしろ国民に減税しても大丈夫なんだ、当然なんだと国民を説得させることも重要となりますが、この点いかがお考えでしょうか。

百田尚樹:
減税は当然と思います、私は。日本の経済的な停滞の大きな一つはやっぱり消費税と思っています。
今も本当に経済が非常に停滞していますが、消費税を下げたら確実に経済が上向きます。もちろん消費税分は税収は減りますけれども、おそらくそれを上回るだけの税収になると思います。
それどころかやっぱり大きく経済が活性化しますので、例えばこの30年見てましても、経済が上向いているのに停滞する、あるいは一旦ダメになる、これはグラフを見たら歴然なんですけれども、消費税が上がるたびに経済がダメになっていっているんですね。
どうしてこれがわからないのか、私は本当に不思議でたまりません。

河村たかし:
これは私に言わせてもらわないといけないんだけど、日本で減税しているのは名古屋だけですから、市民税5%ですけどね、名古屋だけと。
だいたい毎年100億です。私が市長になってから15年間、1400億減税して市民に返しております。
100億というと100万世帯あるので、1万円ですけど全世帯、全員ですから。
どうなったかというと、1400億減税したら2400億税収が増えた。
その中には固定資産税等入ってますけど、税収の伸びで名古屋と大阪はトップを競っております。
伸びてね、人口は大阪の方が大きいもんで。
だいたいトップになって、それは減税分をカウントせずにですよ。
名古屋、減税分は、初めの年は税収減るじゃないですか。
3、4年で戻るんですよ、これは。
可処分所得は増えますんで。
そういうの実績で示しておりますし、一番重要なことは日本の国債は借金ではないんだと、そもそも。
民間が金を借りんようになったの。
これは資金循環統計と言ってちゃんと日銀が出しておりますけど、経済学で言うとリチャード・クーさんの言っている経済学が一番正しいです。
借金だ借金だ言うもんで、それと重要なことは、名古屋市は実証を14年か5年やっとるか。
名古屋市の会計とか財政とか言うでしょ、国も財政。
あれは総務部なんですよ。
それより営業本部が重要なんで。
だから営業本部である全体の金の収支を見ないといけないんです、これは。
名古屋で言うと14兆ぐらいですね、名古屋市のGRPと言いますけど。
名古屋市の財政は2兆です。
だからその後の13兆分ですか、12兆分ですか、そこを有効に使えばいいと言うのはアメリカがそうです、これは。
だからGAFAがものすごいのがどんどん出てきたわけです。
その辺を間違えないようにですね、お願いしてと。
十分できますし、実際減税すると、可処分所得とかが増えて税収は増えるんです。
だから福祉は充実するんです。
名古屋見てもらえば分かりますが、今日本当は資料を持ってくるとよかったけど、
ちゃんと市で作ったやつがありますんで。

ニコニコ動画:
それを国で、日本保守党として国政で実践するという。

河村たかし:
本当は消費税が一番いいんです。
消費に実際に真水で効果が出ますんで。
市長だと消費税減税できないんで。

有本香:
今市長から説明ありましたように、もちろん国政でやっていくんですけれども。
私たち一番大きな目標としては、国民の可処分所得を増やすということなんですね。
国民の負担率が、例えばこの10年を見ても、10%ぐらい上がってるんですよね。
この状況でまた消費税も上がる。
消費税下げるのは絶対嫌だ。
それから政府はですね、消費税を減税するっていうと、それを実施するまでにタイムラグが生まれるから、その間に買い控えが起こるとか言ってますけれども、そんな時期の問題は関係ないんですよ。
しかもこれね、この前8%から10%に上げたときに軽減税率ってことを言ってますよね。
ということは、全品目軽減税率に一旦すれば、すぐさま8%には下げられるじゃないかと。
こういうことなんですね。
ですから様々な減税をしながら、国民の皆さんの負担、そして負担感、これを下げていくということを徹底してやっていこうということでございます。

フリーランスライターのハタケヤマ ミチヨシと申します。
選挙に関連して3つ、いいですか、短く。
1つは、最初の選挙は衆議院議員選挙と考えておられるのか?
例えば来年7月には東京都知事が任期満了を迎えますけれども、そういった首長選挙とか地方議会の選挙に挑戦する予定があるのかということが1つ。
2点目は河村たかしさんは常々総理を目指すということをおっしゃっていましたけれども、
百田さん、有本さん、小坂さんはそれでいいと思われているのか、ということが2点目。
3点目が選挙の戦い方ですね。
最初に小坂さんがおっしゃったように、選挙カーを作らないとか、選挙にお金をかけないということをおっしゃっていましたけれども、日本保守党の選挙の戦い方として何か特徴的な、お金を使わない戦い方というのをお考えかというこの3点、伺います。

百田尚樹:
まず1つ目。
選挙に関しては、これまだ全く私たち自身も分かりません。
というのは、最初の選挙が何なのか、例えば衆議院選が年内に起こられるのか、あるいは年明けになるのか、これも今のところ未定なので、やっぱりこれは戦いですからね。
例えばこれはボクシングの試合と考えてもらってもいいですし、やっぱり試合がいつなるかということで、コンディションを整えてはいけませんよね。
ですから、これが年内になるか、あるいは年明けになるか、その年明けでいうと、例えば春か秋かで、またこれも戦術が変わってきます。
ですから、今のところこれは何とも申し上げられません。
2番目の河村さんが総理というのは、私はこれは河村さんが総理を目指すなら、私は大いに応援したいと思っております。
このことに関しては河村さんに一言お願いします。

河村たかし:
本当にしばらく、いよいよ総理も、あの世で総理に出なきゃいけないかなと思っていたんです。
あの世だと、田中角栄とか伊藤博文とか、そういうのは出てきますんで、なかなか厳しい戦いだなと思っていたけど。
これ、百田さんと有本さんの顔を見とって、いよいよ可能性が出てきたかと。
いや、言えるのは、私は本当に零細企業出身で、やっぱりもっと生活感のある人間が、やっぱり国を引っ張っていかなきゃいけないんですよ。
ボンボンばっかの、本当に。
ろくでもないじゃないですか、ボンボンか役人か。
やっぱり子どもたちに夢を、僕だったらね、ああやって本当の古紙屋の息子が本当に総理になったなあ、言って、俺もやろうかというふうになりますよ、そりゃ。
ということで、ぜひ今の百田さんの言葉をありがたいことで、大事にしておきます。

有本香:
真面目にお答えします。
次の選挙がですね、直近の選挙がいつになるかというのは、本当に私たちもまだ分からないというところでございます。
ただ、いろんな選挙がありますので、それは機会を見ながら、戦いの場というのを選んでいきたいというところでございますから、先ほども申し上げましたように、岸田総理が一体いつ解散総選挙をするのかという耳寄りの情報がありましたら、ぜひこちらにお寄せください。
もう一つ、河村たかしさんという衆議院議員がですね、総理を狙う男と言って、よくテレビに出られていたのを私も記憶しております。
もしこれから先、日本保守党と組んで河村たかしさんがまた総理を狙うということになれば、私たちも全力で担がなければいけないというふうに思っております。
ただですね、百田代表、河村共同代表はですね、担ぐには本当に重いです。
ですから、メディアの皆さん、ぜひですね、いろんな失言、暴言があるかもしれませんけれども、あまり、2人とも悪気はありませんので、あまりしつこく取り上げないでいただけるとありがたいです。

それから、お金をかけない選挙ということについてはですね、今もう既に私たちいろいろ勉強させていただいているんですね。
全く街宣車を使わないということはやっぱり政党となるからにはさすがにそれは不可能なんですけれども、ずっとみんな全員自転車で回れと、それはなかなか難しいところもありますから、
もちろん車も用意したりいろいろするんですけれども、しかしお金をかけないということは百田さんと私の大きな命題でもあります。
その証拠にといったら何なんですけれども、私たちは政党本部にですね、ちゃんとした事務所を借りておりません。
そして、人間もできるだけ置かない。事務コストをできるだけ圧縮するために、すべてをデジタルで党員の登録から決済までやるというシステムを導入しております。
ですから、とにかくお金をかけずに政治をやる。そして、普通の国民や市民の生活の延長線上に政治があるという形を実現したいというふうに思っております。

百田尚樹:
実際ね、政治選挙運動になってくると、当然やっぱり最低限かけなあかんお金もあります。選挙カーも当然必要となってきます。
ただね、選挙にお金がかかるというのは、実は選挙運動だけじゃないんですね。
実は、某巨大政党では、公認もらうまでに既に2、3000万円お金を使うという話は聞いています。
ですから、公認を出すのは幹事長ですよね、その辺り。
幹事長も全国何百もある選挙区、そのいちいちすべての候補者を知りません。
そうなってくると、何を根拠に公認を出すかというと、地方地方の支部ですよね、県議会。
そういう人たちが、うちはこの人を推したいということになってくると、じゃあ公認出そうということでポンと公認の判子を押します。
しかしながら、県の支部がなぜこの人を公認したいのかとなってくると、県議会の人たちの思いで出たいという人が選ばれるわけですが、その思いで出たいというのも、これも結局金の世界なんですね。
それぞれ有力者にお金を送ってよろしくお願いしますと、そういう人たちにお金を配りまくって、公認取るまでの間にすでに下手したら2,000万3,000万というようなことを聞いていますが、この辺は河村さんどうですか。

河村たかし:
私も体験者ですので、本当に誰が衆議院の公認を決めるかって、地方議員さんが決めるんですよ、実際その選挙区の。
地方議員さんはみんなほとんど家業化しているわけです。家業化している人に理念を言っても、お前何言っているかちゃんと持ってこいという話です。
本当ですよこれは、日本中。全員というと怒る人があるから、全員ではないかもしれないけどほとんど。
その金じゃないですか、みんな。
この間うち広島でもそうだし、新潟の話を、なぜNHKはおはよう日本でやらなかったんですか。
知事選か何かしらに金持ってこいというやつ、やってましたかね、あれ。あれですよ、あれ。
あれテープに撮られとって、あれをおはよう日本でやればみんな分かるんですよ。そうなっちゃった。
だから地方議員さんを市民並み給与に変えると、ここのことをやらないと日本の国は良くならん、健全な保守の政党はできません、ということです。
私が言っているので間違いないの。長いことやってきまして。

フランスのラジオグループ、ラジオフランス及びリベラーション新聞の特派員でニシムラと申します。短く3点お願いします。
1点目は海外でよく使われている政治政党の構造の観点から、日本保守党は極右の政党であるということを言ってもよろしいでしょうか。それなければその理由をお願いします。
2点目は日本保守党の考え方や理念をめぐって、自民党の安倍派との主な共通点と違いを教えてください。
最後に日本の民主主義が機能していないことであるという判断であれば、その主な原因は何なのか教えていただければと思います。

有本香:
こちらも短くお答えいたしたいと思います。私どもが極右政党かどうか、その極はどこにあるんでしょうか。誰が決めるんでしょうか。中間は誰が決めるんでしょうか。
私はヨーロッパのいろんな報道を見ておりましても、よく極右政党とかいろんなことを言いますけど、極左政党という話はあまり聞いたことがないんですね。
右側のことだけ非常になぜか特筆して言われていることが多い。じゃあその真ん中は誰が決めているんですか。極は誰が決めているんですか。
そういうところがはっきりしない、基準がはっきりしない話で私どもを色付けしていただくというのはこれは困る。
一つ言わせていただきたいんですけど、例えば移民政策、私ども是正を考えています。
なぜならば、例えば今ヨーロッパの混乱を見ればわかるように、野放図に外国の移民を受け入れることで国内が混乱するというのはもう火を見るより明らかですね。
今の岸田政権が進めようとしている移民政策、これをこのまま進めれば、今ヨーロッパ諸国で起きていることは日本で近い将来、起こり得る、そういう前兆が出ております。
ですからこれを止めて、当たり前の形に是正していく。かといって、日本でいろんな仕事をする、生活をする、勉強をするという外国人の方を排除するという気持ちは全くございません。
ですからそれは極端な発想でも何でもありません。日本の国益、日本の秩序、こういうものを中心において、外国の方をどのように、どのぐらい受け入れるかということを適切に決めていくということが、決して極端でもなければ極右でもないということを申し上げます。

それから、自民党の安倍派との対比のことをおっしゃいましたけれども、申し上げございませんが、他党と私どもを比べて、あの人たちとここが近いとか近くないとかということを申し上げるつもりはありません。
自民党さんは自民党さん、清和会は清和会と、私どもは私どもの重点政策を打ち出していって、それを受け入れてくださる国民の方々を増やしていくということが目標でございます。

民主主義が機能していないのは、数字の上で明らかです。先ほど申しましたように、28%、30数%というような投票率の選挙がゴロゴロあるわけですね。
この原因はたくさんあると思いますけれども、端的に言えば、政治に関心がないんですね、国民が。
それはなぜかというと、政治というのは、さっきからずっと共同代表が言いましたように、何か特別な人たちがやってるんじゃないと、自分たちに関係ないでしょう。
あの人たちがやってることで、自分たち別に全然生活も良くならないしという、何か諦めみたいなものがあるんですね。
ですから、そうじゃなくて、私たち国民の生活に政治は全て関わっていて、それは我々国民生活と非常に近いところにあるんだと、こういうふうに国民の意識を変えていただく、そのための大きな運動を起こしていくということでもあります。

河村たかし:
非常に重要なところなので、この強い民主主義をつくる。なぜいかんかというと、一つは議員の家業化です。
こんな国はありませんよと言っておきますけど、それと受験勉強です。
フランスなんかもあるんじゃないですか。
試験はありますよ、試験はあるけど、みんなそんな一番とかに順番つけて、そんなことで子どもを苦しめると。
名古屋で去年で大体10人自殺してます。その理由の大きいやつは、いじめじゃないですよ。成績と進学ですよ。
だからみんなもう縮こまっちゃって、内申点があるから、先生の言うことしか言わないんですよ。
そんなところで民主主義は育たない、これは。ということを主張していくのが極右政党であるはずがないですよ、これは、本当に。

百田尚樹:
有本さんがかなりおっしゃったんですけど、気になったのはね、我々の党が極右政党というそういう噂は誰が流しているのか、全然意味不明です。ネットでは見たことないです。

ラジオフランス及びリベラーション新聞:
そういうふうに見られる人もいると思われるので、例えば自民党に比べたらどういったところで位置づけるのかという質問もできますけど。

有本香:
自民党と多分、私たちはまだできたばかりで、これから歩みを進めていくんですけど、おそらく自民党と最も違うところは、さっき河村共同代表がおっしゃっていたように、私たちみんな庶民の出身なんですよ。
この政治の家業化というのは3代4代政治家をやっている。これはやっぱり一種の特権階級ですよ。
そうではないというところ、一般の国民が生活をしていて、自分たちの生活や、あるいは自分たちの国、こういうものを何とか良くしていこうというのが本来の政治であるはずで、そこを考えられる政党になっていくということを目指しています。
ですから、そういう意味で自民党はどちらかというと、かなり失礼ながら家業化した方々が多い。
それから、国民政党という言い方をしていて、これは結構聞こえがいいんですけれども、自民党さんが。
ある意味思想がないというふうに見えます。
これはやはり政治としては、どこか私たちはおかしいんじゃないかなというふうに思っておりますから、私たちは日本を豊かに強くしていく。
そのことが結果的に世界にも貢献できるということなんだろうということで、まっすぐ進んでいきますけれども、どうも自民党さんはいろんなところに配慮をして、どうもいろんな利権という重りがつき過ぎているんじゃないかと。
そこを私たちは全く関係ないところからどんどん正していくということで、大きな対比をつくっていければいいなというふうに思っております。

毎日放送のオオヤギと申します。
保守政党という観点で質問させていただきたいんですけれども、自民党、この冊子も読ませていただくと、自民党がリベラル政党になったというような記述もあるんですが、自民党へ期待できなくなったのはなぜなのか、かつ、それはいつからなのか、安倍さんが亡くなったからなのか、みたいなところと、あともう一点は、野党という観点でも、野党で保守政党というと日本維新の会と参政党あたりなのかなと思うんですけれども、今までの会見のお話を聞いていますと、消費減税でありますとか、選挙にお金をかけないみたいなところは維新との共通点もあるのかなと思ったりするんですけれども、野党の中、維新、そして参政党との違いをどう捉えておられるのか、お聞かせください。

百田尚樹:
そうですね、もうこれしゃべりだすと1時間、2時間では聞かないんですけど、以前から自民党には非常に物足りない、あるいは飽き足りない、あるいは違うんじゃないかという思いがいろいろありました。
これを一つ一つ言っていくのが長くなりますので、やっぱり私が今回この党を立ち上げた一番の決定的な理由はLGBT理解増進法です。
これは実は世界G7、7カ国にもないんですよね、この法律は。
これを率先してやってしまった。
しかもそこに至るまでの国民の同意、あるいはコンセンサス全く取れていない形ですね。
今毎日放送とおっしゃいまいたけど、毎日放送でも、おそらくテレビ局なんかでも、このLGBT理解増進法は何かということを、おそらくほとんどテレビではこれを説明していません。
しかも自民党の中で、この法案を作る前に部会を3回やっているんですが、その3回の部会とも反対偏が多数なんですね。
第3回目の部会なんかは反対が18、反対および慎重派ですね、これが18、そして賛成が11だったんですよ。
ほとんどダブルスコアの形で反対が多かったんですが、これがその執行部がですね。
これは自分たちが引き取るということで、強引にこれを法案として出したんですね。
その時に、こういう多くの国民の意識が、賛成・反対が二部するような大きな問題にもかかわらず、これを自民党は討議拘束をかけて、全員賛成するようにと、一切自由意志を持ってこの投票に臨むなという、非常に強引な形で。
そして、これに反対する野党がほとんどなかったんですよね。
その現実を見て、既にもう、与党も野党も、これはどうなってんだというのが私の偽りない気持ちです。
この怒りから、私はあるYouTubeで、まだこれ法案が通る前だったんですが、もしこれが通るようだったら、私は政党を立ち上げると。
思わずYouTubeで口ばしてしまって、実は1時間前にもそのことは考えていなかったんですけども。
その一言は、それが6月の半ばだったと思いますが、もう既にこれから4ヶ月経って、こんな形になってしまったのかと。
自分でも驚いているんですけども。
これね、保守という問題にもつながることなんですけども。
有本さんが前に以前おっしゃったんですが、保守というのは謙虚であることと。
つまり、私たちのそれまで生まれ育った社会、この社会に敬意を表する。
そして、この社会を自分たちは大幅に変えてもいいんだという、これは非常に傲慢な考え方なんですね。
つまり、自分が正しいんだと。
だから、以前の社会は間違っている。
だから、自分はこれを大幅に作り直してもいいんだと。
でも、そんなもんじゃないんですね。
社会というのは、それまでの私たちの先人たちが、これがいいと思ってやってきた。
もちろん、ダメなところもあります。
でも、ダメなことは、ゆっくり変えていく必要があると思います。
このゆっくりというのは、わざとゆっくりする必要はないです。
つまり、大きな社会的な常識、それまでの基本的な考え方を大きく変えるときには、国民の6割、7割、8割が、そうした方がいいなと思ったときには、これは変えるべきだと思います。
しかしながら、そういう国民の意識を無視して、一部の政治家だけが、自分たちの理念と正義と、あるいは思想でもって、国柄を変えていく。
これは、絶対に間違っていると思います。

毎日放送:
あと、野党の維新や参政党との違いというのは、お答えいただけますか。

有本香:
1つは、大きく多分違うのは、維新という政党が果たして保守政党なのかどうなのかというのは、私は疑問のあるところなんですね。
改革政党ということを言っておりますから、相当なコストカットを大阪でも実現されました。
その手腕に関して、私はすごいなというふうに思っているところはございましたけれども、果たしてそれでこぼれ落ちたところはないのかなという疑問も一方ではあります。
それから、外交安全保障、この辺りに関しては、相当な違いが出てくるんじゃないかなというふうに思います。
私たちは、価値観外交ということを非常に強力に推進していくべきだ。
現状、自民党も安倍政権のときから価値観外交ということを非常に打ち出してはいるんですけれども、では、日本は、例えば自由、民主主義、人権、こういうものをしっかりと備えている国々との連帯が十分であると言えるのか。
あるいは、自由も人権も民主主義もない、非常にひどい人権侵害を行っている国に対して、日本はきちんとそのことに物申しているのかというと、全く不十分だと思います。
こういうことについて、私たちはもっと主張をはっきりしていく。
この辺りはおそらく、日本維新の会とは多分違うのだろうなというふうに思います。
例えば、中国との距離感、ロシアとの距離感、これはおそらく私たちが思い描いているものとは違うというふうに思います。
それから、参政党さんに関しては、一応、お出しになっているものとか発信されていることを拝見しておりますけれども、これもいろんな部分で私たちと違うところはあるなというふうに思います。
ただ、私たちはこれから新参者ですので、もちろん部分的に強調していく、協力していくところがあれば、それは協力していくという場面も出てこようかと思いますけれども、
でも既存の政党で全部間に合っているよということであれば、新たなグループを立ち上げる必要はないわけで、私たちは私たちの目指すことをやっていくということでございます。
そして何度も申しますけれども、やっぱり日本を守っていく、日本を豊かにして強くしていくということですね。
この一点でやっていきたいということでございます。

TBSラジオのサワダと申します。よろしくお願いします。
海外からの移民を見直すというような政策が書かれているんですけれども、一方で、今、日本少子化で去年の出生率が80万人を割ったということで、そういった日本の少子化対策とかも含めた政策についてまず一つ伺いたいのと、粗製濫造を避けるということをおっしゃっていました。
既存の政党からの受け入れ等はしないのか、あるいはもうすでに声は来ているけれども断っているなど、そういう話があれば伺えればと思います。

百田尚樹:
まず移民に関して申し上げます。
今現在の移民政策のほとんどは、先ほど記者さんがおっしゃったように、少子化からのいわゆる労働力不足、これがおそらく経団連辺りから、何とか労働者を入れてくれということで、おそらく政府に働きかけて、そして政府も労働力不足したらこれはあかんやろうということで入れている。
つまり日本の経済を優先して考えていると思うんですが、しかしながらここには大きな慣性があります。大きな罠があると言いますかね。
確かに外国人を入れて、現場の工場あるいはいろんな職場、そこに外国人を入れれば、一時的には労働力はカバーできるでしょう。
そして日本全体としてはそれは多分プラスでしょう。
その1点だけは。
しかしながら、それ以外にかかる大きなマイナスコストはないのかというのが私たちの疑問なんですね。
例えば労働者の皆さんが何年働けるのかと。
実際に技能実習生と入れた人たちが大量に毎年行方不明になっている。
職場から逃れてそのまま不法滞在している形であります。
さらに治安の問題もあります。
さらに一部、これ小坂さんが調べてくれてるんですけど、国民保険、国民健康保険のものすごい滞納率というか、未払いというんですかね。
それからさらに生活保護の問題もあります。
そういうような、実際に保険あるいは生活保護のそういうコスト。
それからさらに治安にかかるコストですね。
例えば義務教育の問題にしても、日本は義務教育は義務化されています。
小学校、中学校は全員が義務教育をすると。
これは実は本当はお金かかっているんですよ。
一人当たり70万円かかっているんですね。
外国人が今現在300万人いらっしゃいますかね。
そういう実際に義務教育の子どもたちがどのくらいおるかというのは、私も統計でしっかり掴んでいるんですが、そのお金も全部かかっているわけですね。
これ全部コストになっているわけですね。
ですから現場で労働者が足りないということで、その経団連が労働者を入れてくれと言って入れて、その分の若干のプラスのコストはあるけど、じゃあその裏側にある背後にある大きなマイナス、それも10年20年単位のマイナスコストを計算しているのかということですね。
さらによく岸田総理は共生・共生と言います。
しかしながら今のヨーロッパを見ていると、全く思想、姿勢感、文化、そういうものが全く違う人たちと果たして共生が可能なのかというのは、これ本当にヨーロッパを見ていると分かりますね。
日本の場合、そういうことを総括して強制していくシステムが取られているのかと。
日本という全く異質な文化、伝統を持つところに外国人がやってきて、共に日本人と暮らしていって同じコミュニティをやっていく。
じゃあそういうどういうシステム、言語、日本語を教える、あるいはその日本の風習と馴染んでもらう。
こういうことは一切、今の政府は政策を取られていないですよね。
そしてそういういろんな学者たちが、識者たちが、どういうシステムを拵えて、どういう制度を講じられたら、果たして理想的な共生が可能なのかという、こういうことが一切なされていない状況なんです。
ただ、今、少子化における労働力不足しているから、じゃあ外国人出てしまえばいいんだろうと。
これは見直すべき、もう一回考え直すべきだと私は思います。

有本香:
よく、移民政策の是正ということを掲げると、外国人排斥、排除じゃないかという誤解をされるんですけれども、これは百田代表がよくおっしゃるんですけれども、移民政策というのは、ゼロか百かで語るもんじゃないんですよね。
例えば外国人は出て行けと、こういうようなことを主張するつもりは私たちは全くなくてですね、私自身も自分の住んでいる地域に外国人の住民の方たくさんいらっしゃいます。
普通に仲良くと言いますかね、穏やかに暮らしておりますけれども、そうであれば問題はないんですね。
しかしもう既に問題が顕在化している地域がありますよ。
例えば、私あるメディアでですね、10年前に取材した関東のある地域ですけれども、もうそこでは小学校1年生に入ってきた子どもたちの半分近くがですね、外国人の指定であると。
そうすると、日本語力がやはり日本人の子どもと比べて相当劣りますから、授業が成立しないということで、その公立学校の先生が全くのボランティアで子どもたちに日本語の補習をしていると。
現場にはこういう負担がずっとあるわけですね。
そしてつい最近、これ産経新聞さんだったと思いますけれども書かれていましたが、ある小学校、これは埼玉県ですけれども、ある小学校では子どもの43%が外国籍の子どもだと。
そしてその中のですね、かなりの子どもがやはり日本語力が不足しているために、授業についていけないという状況が起きているわけですね。
こういうことを放置したまま、言葉だけ外国人と共生しましょうなんていうのは本当にひどい話だと思います。
これはもう政治の役割を放棄しているというふうにしか申し上げようがない。
ですから、日本に入ってきて生活をしたい、勉強をしたい、こういう外国人の人たちをむしろいい形で受け入れたり、あるいは日本人自身も共生していったりというためには、適正な数と、それから適正な形、それから例えば相手国との関係、相手の国の文化、こういうものをもっと総合的に深く研究する必要があると思います。
これについては、例えば日本のさまざまな学識者の方々からも本来もっと積極的な提言があるべきだろうというふうに思っておりますので、政府がやらないということでありましたらば、私たちはここの部分もいろいろ深掘りをしていきたいというふうに思っております。

TBSラジオ:
既存の政党から、それを受け入れるか止めるかという話も含めて。

有本香:
実は、私ども今日現在で4万8千人に近い党員の方々がいらっしゃいます。
そして、地方議員の中には無所属で活動しておられる方がいて、実は日本保守党に入党しましたと。
ですから、自分は日本保守党の、例えば小坂さんがやっているように、日本保守党の議員として活動してもいいですかとか、あるいは自分は次の選挙に日本保守党として出たいですというようなお声は結構いただいているんです。
あるいは元議員でいらっしゃった方、あまり言っちゃいけないかもしれませんけれども、元閣僚とか、そういう方からもそういうお声はいただいていますが、とりあえず今のところは全部、白紙と言ったらおかしいですけれども、これからじっくりそれぞれの人を知って考えていこうというようなことでございます。
そのためにも河村市長、あるいは広沢事務局次長のいろんなご経験というのを私ども借りて、いろんな人を、仲間を増やしていきたいというそういう思いでございます。

デイリースポーツのスギタと申します。本日よろしくお願いいたします。
これは百田さんにお伺いした方がいいのかもしれませんが、先ほども党員の数、言われていた48,000人ぐらいの党員がいて、フォロワー数がもうすごい31万人ぐらいと、Xのフォロワー数いると思うんですけど、なぜここまで党員が増えて、Xフォロワーというか注目度があるのか、その原因は何かというのを教えていただければ幸いでございます。

百田尚樹:
これは私たちが皆さんにお聞きしたいなと。皆さんがどんなふうにこの現象を捉えているのか。
むしろ私たち当事者なんで、希望的観測、希望的見方というのもあると若干主観が減ると思うので、冷静には見れないと思うんですが、それでもあえて言いますと、やっぱり、これは多分主観があると思います。
それは考えてください。
やっぱり既存政党に対する不満というのがものすごい、私は感じます。
ですからフォロワーの皆さんが、いろんなXのポスト、リプライというんですかね、そういうのを寄せられるんですけども、ようやく選挙に行けると。
初めて自分が支持できる政党ができたという、この声がすごく多いんですよね。
これはまだ皆さん私のTwitter見ていただいたらわかりますけど、やっぱりそういう声があると、ああそうなのかと。
先ほど有本さんおっしゃったように、毎年年々選挙になると投票率が下がってくる。
これはもう選挙行っても入れたい候補者がいない、あるいは投票したい政党がないという、これが年々増えてると思うんですよね。
これは私の見方ですけども、有本さんどういうお考えですか。

有本香:
同じような、自分たちのことですけど、あんまりこうだこうだって言えないんですけれども、おそらく今までの政治、政党に対する不満ということがこちらに来ているということと、もう一つは、党員の方は支持してくださってるんですけど、Xのフォロワーというのは、また百田さんが何言い出すかわからないから見とこうと、そういうことでフォローしてるという方も多分いらっしゃると思いますので、注目いただいているということはありがたいと思っております。

河村たかし:
私も言っておきますと、34の時に私、県会議員で落選しとるんですけど、その後衆議院もいっぺん落選して、40年やっとるんですけどね。
本当にこの嘘に包まれた政治の世界、団体戦なんですよみんな、はっきり。個人は自分のことを最後言いません。
なぜかと言うと、給料が高いから、議員であることの集団的自衛権ですよ。
これではね、私もこれアホらしくて酒飲まないとやっていけないという話です。
それと、僕何か言わないといけないので、ちゃんと党で議論しますけど、マイナンバーカードは全体主義の一歩ですから、あれやめたほうがいいですよ。保守の精神から。

百田尚樹:
マイナーバーカードに関しては、またこれから川村さんと話し合います。
また党としても統一見解をここで発表するのは置いておきます。

有本香:
ここに重要、私たち優先して進めていきたい政策項目というのが書いてあるんですけれども、実はいろんな部分で川村市長と、もちろん、各論の部分で意見が合わないというところはまだまだもちろんございます。
実は私たちは何回か名古屋にお邪魔して、その都度数時間話をしています。
それ以外に広沢さんを通じて、メールとかメッセージのやり取り、それから夜、市長と電話でお話したりという、もう膨大な時間いろいろお話をしているんですけれども、それでもやっぱり細かいところでは考えの違いというのはありますけれども、それは今のところ小異であるということで、大きな部分で一緒にやっていこうというところではあります。

CBCテレビのキノシタと申します。
今日はありがとうございます。
地域政党の減税日本の立ち位置について、もう1回今整理させていただきたいんですけれども、これ川村市長にお尋ねします。
今回の百田さんとの党との立ち位置なんですけれども、これはいわゆる会社同士でいうことの業務提携みたいなものなのか、単純にこれ吸収、合併されるというものなのか、ここをまずもう1回確認させてもらいたいんですが、そこはどう捉えていますか。

河村たかし:
CBC、名古屋からサンキューベリーマッチとありがとうございます。
減税日本というのは別に地域政党というか地域にそのまま残るということでやっておきます。
国政のほうでは総理を狙う男じゃないですけれども、この日本保守党をしっかり応援していこうということで、だけど一番基本的な思想は民主主義を実現しようということなんですね。
この言い方は百田さんと有本さん好きかどうか知らないけれども、やっぱり強い国民作らなきゃ。
そのために議員の家業化を何としてもストップさせる。
全ての根源は僕は、日本で言えば戦後できたんですよ。
昭和22年に国会法35条ってありますけど、国会議員はあらゆる職の一般職の公務員より少なくない給料を受ける。
世界中に日本しかないんですよ、この条文。
これが地方まで行って、議員を強くするつもりでやったんだけどみんな家業になってしまった。
当然政治不信になりますし、これから学校は内申点ばっかりでみんな先生のこと聞いてるだけ。
新しい人も立候補もしませんよ、こんなこと。
根源の議員のある、僕日本新党出てた時に政治家総取っ替えというのが実は日本新党の細川さんの最大のスローガンだった。
それがいつの間にか政権交代になっちゃったんですよ。
政治家総取っ替えのほうが本当はいいんです。
これは家業化された、家業でも先ほど有本さんに言われた、それはケネディだとかブッシュだとか、いい人もいますよ、日本でも。
あまりにひどいですよ、今これ。金儲けのためにやっとんの、全員じゃないけど。
こんな国で政治を信じろと言ったって無理じゃないですか。
だから、減税日本は減税日本で、減税日本名古屋です。
減税日本は残っておきますし、国政のほうは百田さんを応援していく。自分もそのつもりでやらないといけないけど、やっていくと。

CBCテレビ:
減税日本もご自身も含め、減税日本の仲間が国政に打って出た場合ののれんは、百田さんとののれんを掲げて打って出るということなんでしょうか。

河村たかし:
そこはどうなるんですかね。両方公認にするのか、やっぱり国政は国政で。

百田尚樹:
そこまで考えてなかったけど、両方公認でもいいし、我々の国政に出るんやったら、日本保守党の公認ということになるかもしれませんね。
いずれ日本保守党が、まだ今のところは夢物語ですけど、いずれ5年後、10年後に奇跡が起こって与党になるかとなってきたら、これは総理の座をめぐって河村さんと私で代表戦を戦うことになりますね。

有本香:
今ご質問がありましたように、企業に例えると吸収合併なのか、提携なのかということなんですけど、特別な提携関係というふうに思っていただければいいと思います。
私たちはまだ吸収合併するほど力もありませんので、お互いにないものを補い合っていく。
冒頭申しましたように、百田さんと私に最も欠けているものは、やっぱり政治の実務の経験なんですね。
ここら辺りは十二分に実績のある政治家を共同代表でお迎えできたということで、ここはいろいろ本当に教えていただこうと。
我々も、さっき申しましたように、このマイナンバーカードのことは毎晩のように揉めてるんです、実は。
いや、それは違うと。
ですから、そこも実はものすごく忌憚なく、あるいは本当に協議を開いて、今のところ政策の議論もできているという状況ですので、ここはぜひ皆さん温かく見ていただければいいかなというふうに思っております。

百田尚樹:
党の中で、我々は党は全体主義の党じゃないですから、党の中でも議論が分かれること、あるいは意見をぶつけ合うことというのは、これはもうしょっちゅうあります。

夕刊フジのナカムラと申します。よろしくお願いいたします。
人材の獲得、開拓という側面になるかと思うんですけれども、今後、近々に例えば公募ですとか、座学と言いますか、塾というんですかね、そういったものを開いたりしてですね、人材の獲得ないし育成というようなものを目指されるようなお考えが今のところ終わりかどうか、この点をお願いいたします。

百田尚樹:
いろいろ計画をしています。やっぱり人材がやっぱり最も重要なものですからね。我々がもし、本当に国政政党として多くの国会議員を送り出したいという思いを持っていますので、その場合にどういう人たちを党の看板を掲げてですね、国会に送り出したいと、これはもう相当難しいと思います。
いろんな政党がですね、公募をして選んだ、恐らく競争率何倍もくぐり抜けて選ばれた政治家なんでしょうけど、実際そういう政治家になってみたら、なんじゃこれと、こんなんが公募で選ばれたんかと、いろいろ第三者から見ててもそういう思いがあります。
でも実際私ね、ある政党の人に聞いたことがあるんですよ。どうやって公募で選んだのかというと、その政党の党首が言ってました。公募したときには良いこと言ってたんやと、すごい良いこと言ってたと。いろんなオーディションをやった中で、これはすごいなと。何にもなくて、これを選んだ。選んだら国会議員になりました。半年で人間変わりましたという、こういう例を本当によく見たという。
だからこれね、人は人を選ぶことは難しいですよね。夕刊フジさんにしても、先ほどのCBCさんにしても、恐らく競争率何倍もかかって入社して入れた社員が、ろくでもない社員ってことはよくありますよね。
はい、ごめんなさい。笑いもしなかったね。だいぶ怒られましたね。これはね、難しいもんね。人は人を判断するというのは非常に難しいですが、しかしながら、やっぱりこれは避けて取れないことだと思いますし、先ほど塾というふうにおっしゃいましたけど、これも考えています。
今のところ時間がないんですけどね、いずれ政治塾というのも始めてですね、そこで私たちの考え、理念を、塾生と言うのか分かりませんけど、そういうことをお互いに勉強し合って、その中で、こいつは見どころがあるなと。
もちろんこれ上からで失礼な言い方ですけど、若干私は年齢いってますんでね、若い人の中には、これは将来育てていきたいというような人はおるかもしれません。ぜひ、絶対いるはずです。そういう人物に出会いたいなと思ってます。
私ももう67なんでね、私、こんな政治の世界であと何年やれるか分かりません。ですから、私としてはもう10年ぐらいでですね、引退して、非常に素晴らしい人材にあとを託したいと。有本さんにはね、あとまだ25年ぐらいやってもらいたいと思ってますけどね。

有本香:
いやいや、それは私も同じ思いでしてですね、あと5年、運が良ければ10年頑張って、土台を作って、そして次の世代にお渡ししたいというふうに思っております。
今まで幾多の新党がですね、出来上がってうまくいかなかったじゃないかというお話をいくつも聞いてきましたけれども、あえて申し上げるのであれば、先ほどから言ってますようにですね、議員の員数合わせに最初から走るのではなくて、私たちはやっぱり党員の数ですね、これを増やしていく。
そして全国の方々に私たちの考えを支持していただく。この党員という土台がなければ、新党がうまくいくはずはないというふうに思っておりますので、ここをまず頑張っていきたいなというふうに思っております。
ですから、ぜひですね、記者の皆さんも、例えば逆にですね、この地域にこういう面白い人いるよということがあったら、ぜひ教えてください。

百田尚樹:
あともう最後にね、小坂さんと広沢さんに一言を。

小坂英二:
今日はこうしてたくさんの方にお話をできる機会をいただいて嬉しいなというふうに思っています。
まだ立ち上がったばかりの政党ですけど、この日本に対する肯定感というものを持って、そしてそれを守り引き継ぐために何を変えていかなきゃいけないのか、
そういうことを正面から訴え、そして共感を広げて変えるべきものをしっかり変えていく、そういう政党に広げていきたいというふうに思っております。
どうぞ皆様よろしくお願いいたします。

広沢一郎:
はい、今回先ほどご質問にもありましたけど、極右だなんていうふうにですね、見る向きもややなきにしもあらずかもしれませんが、この保守というのは本当に英語ですとコンサバティブ、逆にするとプログレッシブ、進歩的もあるんですけど、ラディカル、求心的な、それでない、いわゆる妥当な、落ち着いた、穏便な、そういう政党であるべきだと我々は思っています。やはり長くずっとうまくいったことはそのままに、そして変えるべきところは勇気を持って変えますけれども、これまで日本の国がずっと大事にしてきた、これを未来に引き継ぐ、これが我々のミッションだと思っておりますので、そういう方向性でですね、ぜひ国民の多くの皆様方に、そういう政策だったら安心できるよねと、それだったら我々も一票を託そうかなというふうに思っていただける、そして我々自身がお金のためじゃないという、これははっきり申し上げておきますので、国を良くしたいと、そしてこれまで日本が非常にいい国であった、そのいい国を次世代に引き継ぎたいという思いでやっているということを、ぜひ皆様方にご理解をいただくように、これからも頑張ってまいりたいと思います。
街宣のご案内なんどもしてもよろしいですか。
私からこの保守党発足にあたりまして、街頭活動、街宣ですね、こちらご案内をさせていただきたいと思いますが、明日7時から場所を名古屋に移しまして、というのもまだ東京にはあまり街宣の機材もなかったものですから、名古屋の機材を使いまして、名古屋駅前、おそらくゲートタワーという前になるかと思うんですけど、百田さん、有本さん、河村市長も揃いまして、こちらで初街宣を行う予定でございます。
ごめんなさい、夜の19時ですね、19時から。
続きまして21日の土曜日には、この新橋、おそらくSL広場前になると思いますけど、この東京でも初街宣をやろうと思っております。
21日土曜日の19時予定でございますので、こちらもこのお三方揃い組みで賑やかに街宣をやっていきたいと思っております。
ぜひご取材の報道をお願いします。

河村たかし:
とにかく私もこれ34年、先ほど言いました34年、40年やったんだなこれ。
落選2回で10年ですけど、あとは当然落ちたことないですけども、やっぱりこの議員で、みんな家業でやってくるようなのを変えないとね、日本の社会というか保守なんかになりませんよ、これ本当に。
みんな議員であることの集団的自衛権、これ本当に自分でいい言葉だなと思っているけど、だからみんな必ず裏切るでしょう、言っていること、コロッと。
だから皆さんがせっかくマスコミが報道してもね、あかんですわこれ、裏切りますから。
だからその根本をこの日本保守党は作り変えていくと。
そういう意味では、僕からはそれはやっぱり強い民主主義を作っていくと、日本の根底にあるものとしてね。
だから全然違う政党になると思いますよ。
僕今まで何度も言ってきたの、議員の家業化を阻止しないとどうやってやるんだいと、市民並み給与にすることだと。
世界で一番住みよい都市は数年前までカナダのバンクーバーだった。
バンクーバーの市会議員は市民と同じ給料と、市民平均給与と、こういうふうに決まっている。
直接、調べればわかるけど、直接市長に、市長は高いけどね、ちょこっとだけ。
それが一番住みよい都市なんです。当たり前のことなんですよ、やっぱり。
納税者を大事にするということですよ、やっぱり。

百田尚樹:
地方議員と言いますと、もう本当にヨーロッパ、アメリカの地方議員は、ほとんどボランティアに近いですね。
びっくりするぐらい安いです。逆に日本の議員がびっくりするぐらい高いんですよ。
はい、なんでこれは高いねんと。愛知県の県会議員だったら、政務活動を言えると2千万近いですよね。
2千万超えますか。
大阪も東京も大都市になってくると、大体2千万ですよね。そんな儲かる商売、どこにあるかというものですよね。
これはもうだから、こんな儲かる商売は絶対子にも孫にも継がしたいと思って。
ですから、そういう家業となっている人がいっぱいいますよね。
これはもう自分たちの、いわゆる家の仕事になっていますから、これはもうだめですわ。
これは国政政党でも与党なんかはその典型ですね。

河村たかし:
国で目指しているところで、議員の非家業化を目指すと市民並み給与を実現するといった政党はないですよ、言っておきますけど。
言えば言うほど味方がおらんようになった。
推薦人が集まらんようになったというのが河村さんの歴史だ。
その孤独感の中でやってきたということです。

有本香:
私たちはですね、議員のもちろん待遇処遇を変えていくということ、これが一つの大きなポイントでもありますけれども、その代わりに国民の所得と国民の特に過所分所得を上げていく。
そうしないと政治は意味がないというふうに思います。
ですからそこを目指したいと思いますので、ぜひメディアの皆さんもそこをご理解いただいて、私たちこれからよろしくお願い申し上げたいと思います。
また、いろんなところでまだ体制が不十分でございますけれども、いろんな機会をとらえてメディアの方々との会見、ご取材の依頼があればそれも積極的に受けていきたい。説明はどんどんしていきたいというふうに思いますので、今後よろしくお願いいたします。
ということで会見1時間半に及びましたので、どうもありがとうございました。お疲れさまでございました。

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