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所信表明演説について

岸田総理が所信表明演説をされました。

基本的には、批判的な面からお話をしていきたいんですけれど、ただ批判ばっかりしててもというところでもあります。
世間一般ではなかなかお話しされていない岸田総理の功績と言いますか、いい仕事してるぞというお話をしていきたいと思います。
世間一般では批判的な言論ばっかり目立つわけなので、私なりにしっかり評価すべきところはしておきたいということを、先に述べたいと思います。

①防衛力の推進
②原発再稼働の推進
③憲法審査会の議論
④皇位継承政府会議

防衛力強化の推進については、それなりに仕事をされていると思います。
これまで安倍・菅政権でなかなか踏み切れなかったことなんですけれど、とにかくお金をつけました。
防衛力については43兆円だったかな、所信表明演説でもありました。
5年間で43兆円の防衛力整備の水準ということで、しっかりと国を守るためのお金をつけたというところがあります。
お金さえつければいいのかというところはあるので、しっかりとお金を適切に使ってほしいとは思いますけれど、まずはお金つけたというのは非常に重要なところだと思います。

次、原発再稼働の推進です。
電気代上がっている一つ大きな原因として、原発が使えていないというのがあります。
しっかりと原発再稼働については、とにかく現状では原発を動かす必要というのは絶対あると思いますので、そこを推進していたというのはやっぱり重要な功績ではないかなと思います。

3つ目、憲法審査会の議論になります。
こちらは政府というよりは国会での話になりますので、岸田総理の功績と言っていいのかどうかわかりませんが、ただ自民党総裁としてある程度の方向性というのは重要と思います。
憲法審査会はこれまでほとんど開かれてこなかったという現状があるんですけど、岸田総理になってかなり回数としては開かれるようになりましたので、功績として考えていいんじゃないかなと思います。

4つ目、皇位継承に関する議論を政府会議でしっかりとまとめられたというのがあります。
基本的には、男系継承を基本とするというところで、これに関してはいろんな意見あるとは思いますが、私は基本的には日本古来からの伝統である男系継承を守っていくべきだと思います。
私一国会議員としては賛同していますので、今後、立法府での議論が進むといいなと思っています。

安倍・菅政権から流れてきた仕事でもあるんですけれど、それをしっかりと流れを絶やさずに形にしてきていることは評価していいんじゃないかなと思いますが、やっぱり大きな問題もあるわけで、財務省主導で増税方針というのはいただけないと思います。
基本的には今回の所信表明演説も、そこが突っ込みどころになるんじゃないかなとは思います。

一番気になったのが、所信表明演説の前半に言ってたのが、コストカット経済からの変化とか、そういうことを言われてたんです。
コストカットすることが非常に悪かのようにおっしゃっているわけなんですけど、ちょっと待てと。
民間企業でコストカットしていくっていうのは当然のことであって、効率的なお金の使い方をしていくというのをしっかりやっていかないと生き残れません。
一方、政府はどうかというと、税金でいくらでもというと語弊がありますけれど、ある意味努力しなくても税金という形で入ってくるわけなんです。
それを適切な使い方がされているかというと、私はそうとは思いませんので、政府のコストカットはすべきだと思います。
それができていないから、公金チューチュなどという言葉が出るわけで、コストカット経済を悪視するかのように言ってるんですけど、少なくとも政府は税金の無駄遣いをやりまくっていると思いますので、政府はコストカットすべきです。
コストカット経済で30年きて、それで社会がおかしくなったみたいなことを言ってるけど、全然違いますよ、その認識が間違っていますよ、ということを私はお伝えしたいと思います。

次に還元という言葉を使っておりました。
国民へ還元。
税収が増えてそれを国民に還元と言っていたんですけれど、ここも突っ込みどころだと思います。
公正かつ適正に還元という言葉が入ってたんですけど、そんなことができるわけがないと思います。
公正かつ適正、それを誰が判断するのかというところもあります。
これも日本政府もそうですし、地方の政府もそうですよね。
Colabo問題なんか最たるものだと思います。
税金の使い方が非常に問題があったと思いますので、こういう公正かつ適正に還元なんて無理なんだから、配る量を減らしていいから、とにかく取る量を減らしてください、減税してください、ということが重要なんだと思いますので、そこは政府に求めていきたいと思います。

コストカット経済云々に関しては、政府与党も問題なんですけれど、野党第一党も問題だと思います。
今回の所信表明演説で岸田総理が、このコストカット経済云々のところを言ってた時に「お前のせいだ」とか言ってたんですけど、そもそもコストカット経済ではない、政府がコストカット経済をしてこなかったという問題については、野党第一党の立憲民主党はその点を認識いただいていないので、当然、与党・自民党・公明党そして、野党第一党の立憲民主党、この辺りが問題だと思いますので、政権交代で維新の会辺りに期待できればと思います。
少なくとも維新の会はその辺りは、現状の与党であったり、野党第一党よりは問題認識はされていると私は考えています。
これは政権交代しないとこの問題は解決しないんじゃないかなと思います。

いろいろとあったんですけれど、ライドシェアという言葉が出てきました。
ライドシェアの課題に云々ということで、とりあえずこの言葉が出てきたというのは私は前向きに捉えています。
ライドシェアを簡単に説明すると、要は自家用車でタクシーのようなお金儲けができるということを意味します。
現状は法律などで規制されていて、白タク行為として罰せられるわけなんですけど、それを規制緩和していこうという流れになるんじゃないかなと思います。
私もアメリカに行った時にライドシェアを使わせてもらって、これは便利だなと思いましたので、これは期待しているところです。

後半に防衛力であったり憲法審査会、皇位継承の話を述べられていまして、この辺りは岸田総理の功績として評価できるところなんじゃないかなとは思っています。

エネルギー価格については述べられてたんですけれど、エネルギーの確保については原発再稼働とか、ある程度進んでいるから大きな課題として考えていないのかもしれませんが、そこは所信表明に盛り込んでほしかったなとは思います。

あと、農業政策についても、支援という言葉が出てきて、いや待ってくれよと。
支援しなきゃ続かないような農業っていうのは転換していくべきだと思っていますので、その辺も課題としては感じるところだと思います。

今回の所信表明演説は国会議員の事務所には原稿が配られます。

なかなか、こういうのを見る機会ないとは思うんですけれど、テーマごとに分かれてて、読み上げはされないんですけれど、テーマについて、この部分は、例えば経済について述べるとか、あとは他には、とにかく分野ごとにどの部分でどういうこと内容を読むのかということについては原稿のところに項目があります。

例えば、「デジタル化と社会」
このカッコ内の部分は読まないんですけれど、その後で読み上げられる内容がわかるようになっています。
こういう原稿を配られますす。

今回の所信表明演説についてお話をさせてもらいました。

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