マスク効果の富岳シミュレーションについて元情報を見る

SNSに流れている画像の元情報を確認した記録であり、何かを意見する投稿ではありません。

概要

・豊橋技術科学大学の定例記者会見資料の中にある。
・該当画像は、豊橋技術科学大学の作った研究報告資料ではない。
・飲食や大声は、飛沫量が通常会話の10倍以上にもなる。
・マスクの素材が一緒でも、効果には差がある。

きっかけ

twitterで何度も見た 富岳によるマスクの効果のシミュレーション結果 に対して、実験値とシミュレーションが混ざってるというコメントを見て、元情報を確認したっくなった。

気になった点
・この画像の出典はどこ?
・研究報告なら条件を揃えないのには、理由があるのでは。

元情報はどこにあるのか

豊橋技術科学大学の定例記者会見の資料の中にあります。

ただ、よく見る画像は 全音楽譜出版社 という会社が、理化学研究所、神戸大学、豊橋技術科学大学からの情報をもとに作成されたチラシの一部で、このチラシが記者会見の資料の中に、挟み込まれている形でした。
全音楽譜出版社のHPに行くと、湿度や換気についてのチラシもまとめてくれてあります。

なので「研究報告なら条件条件を揃えないのには、理由があるのでは。」という疑問への答えは、研究報告では無いためでしょう。
いくつかの研究機関から提供された情報を一般企業が分かりやすくまとめた物です。

資料に他に書いてあること

飲食時やカラオケなど大声での会話は、通常会話と比較して飛沫数が 10 倍から 14 倍程度となるため、十分な注意が必要である。

豊橋技術科学大学の研究報告パートのマスク効果のグラフは素材が同じでもサンプルによって差あり。(N95マスクを100%としたグラフに見える)
・不織布マスク : 約85〜45%
・布マスク : 約40〜15%
・スポーツマスク+フィルター : 約35〜20%

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前述、定例資料8ページからグラフ引用

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