ペット医療保険のこれからを考える【前置き編】
初めまして(の方にも読んでいただけたら嬉しいです)。株式会社アニポスCEO 獣医師 大川拓洋です。
私が代表を務めている株式会社アニポスは、ペット医療をより良くするITシステム作りをしています。株式会社アニポスの目指していること、提供しているサービスについては、弊社Webページにて紹介させていただいています。
このnote(シリーズ化するつもり)では、どうしたらペット医療市場/業界が健全に発展するのか?ペット医療保険はどのようにあるべきか?という個社の事業よりも広く長期的な視点から、私が収集した情報に加え、事業の中で得られた情報を交えて、できるだけ統計学的な思考に基づきながらも臨床獣医師として現場で活動してきた私ならではの考えを記していきたいと思います。
本シリーズで達成したいこと
- 保険事業に携わっており、新たな分野としてペット医療に注目している
- ペット保険事業に携わっており、これからのペット保険について考察を深めたい
- 動物医療事業に携わっており、ペット医療保険に物申したい
上記の様な方と共に議論を発展させ、シリーズを終えるころには、本シリーズを一通り読めばペット医療保険のど素人でもペット医療保険を深く理解し、より良いペット医療保険に向かってそれぞれが行動できる状態を目指します。
記事公開にあたっての約束
1,事実(データ)と考察(意見)を分けて執筆して参ります。
私自身、ペット医療保険を世の中にさらに浸透させることで利益を出す仕事をしていますので、偏った意見の押し付けにならぬよう、注意致します。
2,本シリーズにおいて特定の事業者様への勧誘活動、忖度は致しません。
3,秘密保持契約を遵守致します。
秘密保持契約を締結している方(企業様)との取り組みを推察できるような内容については一切掲載しません。(ご質問にも回答しません。)
4,記載内容が事実と異なる場合は修正致します。
公開されている情報を引用する場合がありますが、事実と異なる場合ご指摘いただけたら即修正致します。(修正履歴は残します。)
次項に本シリーズで執筆するテーマを列挙しますが、読者様(議論参加者)のニーズに合わせて臨機応変に対応して参ります。
私自身、まだまだ勉強しながらの執筆となり、見苦しい箇所もあるかもしれませんが、より良いペット医療/ペット保険の実現に向けた議論のきっかけになれば幸いです。
本シリーズではやらないこと
- ペットの健康・病気等に関わる相談には応じません
ペットの健康に関する情報発信はアニポスInstagram、アニポス公式ブログにて行っていますので、ご覧いただけたら嬉しいです。
- 出し惜しみしません
私の知見は惜しみなく記載していく所存です。
本シリーズのテーマ(順次公開予定)
以下に挙げた、大きなテーマに対して、小テーマを設定し、3〜4回に分け投稿していきたいと思います。
投稿ペースは2週間に1回を目標にしていきますので、ご興味ある方はフォローお願い致します。
- ペット医療保険の仕組み
- ペット医療保険に関わるプレーヤーのニーズ・課題
- ペット医療保険(市場・業界)の今
- ペット医療(市場・業界)の今
- ペット医療保険に求められていること
- ペット医療保険は本当に必要な仕組みなのか?
ちょっと頭出し ペット医療保険とは
現在、愛犬や愛猫等の愛玩動物には我々人間のように公的な健康保険制度が存在しません。そのため、ケガや病気での動物病院診療にかかる金額がその飼い主の方の全額負担となっており、その経済的な負担(リスク)が存在します。その経済的リスクを軽減することを目的とし、飼い主の方に治療費の補償を行うものがペット医療保険です。
補償内容については各保険運営事業会社が提供するペット保険ごとに異なります。(個社ごとの補償内容についてはそれぞれの保険事業者様のHPにて確認することができます。)
保険事業者のメイン機能である「保険金支払い」にも2つの方法が存在します。この方法については次回、本編1本目「ペット医療保険の仕組み」にて現在のペット医療保険業界のバリューチェーンを見ながらそのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。
それでは、本編の公開を楽しみにお待ちください。フォローよろしくお願い致します。
株式会社アニポス
株式会社アニポスの事業、もしくは大川に興味のある方はコチラからお気軽にお問い合わせ下さい。
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