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あでやかな美人とは?寒緋桜。

こんばんは。お立ち寄りくださってありがとうございます。

まだ、寒気が日本列島を覆っている2月初旬、小枝は寒風に耐え偲んでいた。しかし、その小枝をよく見ると、心なしか小さな小さな”つぶつぶ”が見える。

もしや、つぼみの前触れだろうか。そうだ、そうに違いない。

翌日、また次の日も寒気は居座ったままだったけれども、雲ひとつない素晴らしい青空と、そして陽光が小枝たちに降り注いでいた。

次の日、つぶつぶだったはずの芽が一気に膨らんだのだ。ところが雨の日もあり、曇りの日も続き、今にも咲こうとしていた花は開くことをためらってしまったようだ。

そしてまた、青空が戻ってきて、待ち焦がれた陽光に包まれたつぼみたちは一気に開花してくれた。

早咲きの櫻、2月も下旬に差し掛かり、もうこれ以上待てないとばかり、8分咲きとなった。あと3日もすれば満開となるだろう。そう、3月に入って間もなく満開を迎えた。

花言葉は「あでやかな美人」、何かはにかんでいるような、つりがねのような、下を向いたままで、あでやかさという、ことばの派手さがあるとは思えないけれど、濃い桃色、緋色を称してあでやかな美人、という名前が付けられたそうな。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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