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青森に旅行することになったいきさつ。

◆皆んなで墓参りに行こうよ

地方に住む息子家族、7月半ばの連休に孫たちを連れてやってきた。
ついでに小生が借りているレンタル畑でじゃが芋やピーマン、ミニトマトなどを収穫して楽しんだ。

そして・・・、

【もう親父らも年だし、滅多に行けないから少しでも元気なうちに青森のお墓参り行こうよ】、と提案された。

息子が生まれると同時に義母(息子からは祖母)が亡くなり、「お前はお婆ちゃんの生まれ変わりだよ」、みたいなことを幼少の頃に言って聞かせたことが何度かあった。

彼が成人し、独身を謳歌?しているころ、会社(転勤先)の夏季休暇中にひょんなことで急に思い立ち、車を駆って祖母の墓参りに行ったとか・・。

そして帰宅したその日、郵便受けには街コン募集のチラシがあったそうな。

それで、どういう風(かぜ)の吹き回しか、軽い気持ちで何となく行ってみようかな、という気になったらしい。

そう、その街コンで偶然にも同じチラシを目にし、何となく参加したという地元の女性と意気投合し、数か月後に結婚し、幸いにも子供たちが生まれ家族が増えたという次第・・、何ともこれが縁というものなのか?

双方、若しくはどちらかでも、その街コン募集チラシなんぞ気にも止めず捨ててしまえば当然のこと、今現在の家族は存在しなかったはず。

そんな経緯から、息子にしてみればお婆ちゃんが自分の結婚相手にめぐり合わせてくれたんだと・・、
そして家族ができたと、心の奥では祖母に感謝しているのだろう。

【そうだなぁ、皆んなで一緒に行ってお婆ちゃんお爺ちゃんに(ひ孫たち)会わせてあげたいね?】

という、そんないきさつで青森に旅行することになったという次第・・。

予約の出発は先週の土曜日(09/21)、あいにく東北地方は広い範囲で豪雨とのこと、秋田・山形方面は運休や遅延など運行に支障があった。
幸いにも新青森行の「はやぶさ」は定刻通りだった。

東北新幹線「はやぶさ」にて、新青森駅で息子家族と合流
青森駅東口、ワ・ラッセ横の海岸のモニュメント
ワ・ラッセ青森ねぶた展示
雪国の電話ボックスは階段の上に
観光物産館アスパムから青森駅方面眺望

◆三内丸山遺跡と県立美術館巡り

新青森駅でレンタカーを借りて近くのレストランに直行、昼食。
そして旅行のメイン、お墓参りということに。

お爺ちゃん、お婆ちゃん、また来たよ。
今日はひ孫たちを連れてきたからね。

そうだね~、爺ちゃんも婆ちゃんもきっと喜んでるさ~。
息子家族と揃ってのお参り、胸中、格別なものが込み上げてきた。

じゃぁね、もう行くね。
別れを惜しんで出発。

三内丸山遺跡、巨木掘っ立て柱(想像復元)
三内丸山遺跡巨木掘っ立て柱の実物痕跡、巨大さに驚愕!
縄文人の家(想像復元)
縄文人の家(想像復元)
縄文人の家族・想像模型
縄文人の集落、倉庫?集会所?手前は柱の痕跡か?
青森県立美術館、奈良美智作品
宗像志功作品

◆浅虫水族館

数十年前とは大違い、すっかり充実している。

浅虫水族館イルカショー
浅虫水族館ペンギンショー
浅虫水族館、巨大エイ

◆弘前にも行ってみたい

趣を変えて、翌日は弘前にも足を延ばそうか。

奥羽本線青森~弘前、列車の乗降はセルフ(ドア開閉スイッチ)
弘前駅前モニュメント
弘前城(石垣工事のため曳家工法で移動中)

弘前名物カランカランアイス、シャリッとした食感。え~っ、甘さ超控えめ?

昔ながらのカランカランアイス(別称ババヘラアイス・チリンチリンアイス)
弘前昇天教会
旧弘前図書館、とても美しい建物だ
弘前観光館、立ねぷた
旅の楽しみのひとつ、駅弁
旅の楽しみ、駅弁旨し!

ひ孫が会いに来てくれて義祖父母は喜んでくれただろう

別々の地域に住みそれぞれ多忙な日々を過ごす中、家族旅行なんてそう簡単にできるものではない。

息子が声をかけてくれたおかげで、滅多に行けそうもない義父母の墓参に孫たちと一緒に行けたことは何よりも嬉しかった。

ところで三内丸山遺跡の掘っ立て柱の痕跡が発見された当時に立ち寄ったのは、数十年前のこと。

あれから大規模な発掘調査が進み、今では立派な施設に生まれ変わって、縄文時代の再現と資料館等々、テレビなどで紹介されるたびに、一度は観てまわりたいと思っていた。

この旅、途中からは息子家族とは別行動で、青森の魅力や再発見、いろいろ観て廻れて本当に良かった。

青森市営バスで市内を廻ったりもした。
中核のデパートが閉店し中心部の通りは閑散として、すっかり変わってしまったのはとても寂しい気もする。

日曜の閑散とした新町通り
日曜というのに閑散とした初秋の新町通り

時代の流れと言ってしまうのは簡単だが、そこはもはや、義父母の暮らした街ではなくなった感が強い印象として受け入れざるを得ない。

子供たちがもっと大きくなれば、また違った旅になるだろうが、息子はこれからも青森には行きたいと言っていた。

多分、小生は高齢で足腰がどうとかこうとか、などと、果たしてこの先も行けるかどうかは分からないが、健康に充分気を付けて穏やかに暮らしていきたいものだ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。






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