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身の上相談的な#11.独身がこんなにむなしいなんて。


生きている意味が分からない

間もなく30代の後半が終わろうとする公務員女性です。ひとり身の寂しさ、虚しさから、将来の不安を感じています。生きている意味さえ分からなくなってしまいます。

同世代の友人、同僚たちは家庭があり、子育て真っ只中です。以前のように一緒に旅行したり映画やショッピング、食事など出かけることがほとんどなくなってしまいました。

昨年あたりからコロナの影響もあって出かけることは控えてはいますが、その前は海外旅行や、国内では温泉やスパ、フィットネスジムなど、いつも一人で行ってはみても、満足感は得られずというより、むしろ虚しさがこみ上げてしまいます。

家庭もあり子供のいる人たちが羨ましくて仕方ありません。嫉妬さえ覚えます。そんな気持ちはいけないことと分かっています。結婚を考えないわけではなく、何度か出会いの場に参加したりもしましたが、やはり結婚に至るまでの相手に出会えませんでした。

先が見えない不安から生きる意味さえ失いそうです。どのような心の持ち方をすればよいのか教えていただきたいのです。

タケさんはこう思う

結婚して子供がいるからと言っても、それなりに苦労や悩みはつきないもの、必ずしも順風満帆にしあわせを満喫しているとは限らない。逆にあなたのように、海外旅行や温泉やジム通いできることをお気楽でいいなんて羨む人もいる。お互いに、隣の芝生は青いとばかり、羨むのが世の常。

つまり、幸せなんて他人と比較しても仕方ない。タケさんも結婚は遅かったから、早くに結婚して子供をもうけた友人が羨ましかったなどと思ったこともある。

しかし、独身だったからこそ気楽にできたこともたくさんあったし、その中で幸せを感じたこともある。何かの本だったか、記憶はおぼろげなんだけれど、「しあわせはじぶんのこころがきめる・・」だったかな、そんな言葉を見たことがあった。

むなしいと思ってしまえばむなしさになるかも知れないけれど、例えばフィットネスジムをもっと楽しむために、体調の記録をとって健康意識を高めたり、温泉の場合なら、その温泉の歴史や土地の生活様式のことなど独自に勉強してみたり、要は違った視点で楽しみ方に没頭してみるのもいいと思う。

先日、たまたまネットで聴ける、地方のコミュニティーラジオを聴いていた際、地元のトンボ(オニヤンマ)保存会の会長さんがゲストで、とても興味深いお話をされていた。

へ~、すごいもんだなぁと、感心した。絶滅しそうなオニヤンマを養殖し故郷の野山に放すそうだ。

つまりタケさんが言いたいのは、地方には小さな活動がたくさんあるってこと、そういった何かに参加したり楽しみ方を見つければ、きっとそこから、新たな出会いが見つかるかも知れないってことなんだと思う。

ひとり身だからと言って、むなしさよりも何か夢中になれる、没頭できるものを見つけることや、寂しさを”無理に紛らわす”という誤った考え方をするのは良くないし、もっと広い視野で好奇心を駆り立てる方が余程、精神的にも豊かになれるのではないかな。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。





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