2020.5.9 GOD WILL …

GW最終日、ないしその前日くらいから身体に異変が起きていた。

完全に発熱前の予兆。経験が教えてくれるあの感じ。具体的には、肌の感覚が変わる。鈍いのか鋭いのか、部位によって変わったりもするがその独特な肌感覚で発熱の前触れだと分かる。
段々と不快指数が上がっていくのが分かる。気づけば38.3℃。思わず呟く。
「おいでなすったか…」

熱が出ているとき、寝てすぐに熱さと汗で起きる。猛烈に熱く汗の滴る不快感は耐えられない。パンツ・シャツ・ステテコ×5セットを乾かし乾かし着回すという信長直伝の手法を取る。

サウナで流す汗は本当に気持ちが良い。すぐに洗い流せるから。服を着ている時の汗というのは最悪の気持ちだ。しかもシーツや布団カバーにも染み込んだまま、そこで寝なきゃいけないという苦行。

しかしこれまでの発熱は、だいたい一晩での決着が多かった。今回は違った。こんな時期に、今回だけは違ったのだ。何度もよぎったし、覚悟もした。

何日目の夜だっただろう、夜中目を覚ましては着替え、熱を計っていた。39℃に到達した。この日の日中は37℃台まで落ちており、ほぼほぼの終戦が見えていた矢先だった。思わず呟く。
「これはコロナじゃて〜あかんて〜」

コロナだった場合、まず何がヤバいか。
仕事・会社に影響、もちろんある。検査だ隔離だなんだ、クソめんどくさい。
それ以上に、ちゃんと自粛してた?裁判が始まる。当然、していない。玉川温泉で塩酸風呂浴びてたから。

ただ高熱時はただただ辛く、意識が遠のけばまだ良いものの、意識だけは頑として残り、自称コロナの苦痛を己が理性の全てで受け止めるという修行が延々と(焔々と)続いた。

高熱とともに辛いのが、喉の痛み。これがもうとにかく、マジで腹立つわ。唾飲むのも痛え。水も飲むのに一苦労。熱でキツい以上の苦痛と言えるだろう。喉を触ると、もう一本管があるかのような腫れ。そんなことある?てか肺炎ではなくない?扁桃炎?咽頭炎?そんな夜も炎炎と続いた。

そして今日、ようやく回復の兆しが見えてきた。振り返ると5/5夜〜5/9までという自己最長記録の病床期間を築き上げていた。
平熱にまで落ちて、落ち着いて、これはもう回復でしょう!
と思ったが、病床期間がここまで長いと「病み上がり」というものがキツいものなのだと実感した。平熱なのに汗は出る、なんだか頭は冴えない、身体もついてこない、平衡感覚もすごく鈍い。思わず呟く。
「くぅ〜笑」

後日談、というか、今回のオチ。
検査も受けていないのでコロナの疑いが晴れたわけではない。なんなら書いている今も、病み上がりの後遺症に苦しみながらいる。というか更になんなら、病み上がったのかもまだ分からない。今夜また悪夢の高熱が襲ってくる可能性すらある。コロナの症状ってそんな感じらしいし。喉の痛みがひいただけで「摂取」というURライフスキルを取り戻した。それがとにかくデカい。
図らずも9連休となったGW。
思わぬおまけ付きのステイホーム。
忘れてなるものか…クソが…

さぁ神様よ…次の地獄はなんだい
経済に冷えピタってか?

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