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stable diffusion WebUI(A1111)の拡張機能のお話

こんにちは、あにめるです。
今回はstable diffusion WebUI(A1111)で、私がいつもローカル環境で使っている拡張機能についてご紹介いたします。
拡張機能自体の説明や使い方は、google検索するとたくさんありますので簡単にさせていただき、私がどんな使い方をしているのかをメインでお話しできればと思っています。

今回ご紹介する機能はこちら

Photopea
Tag complete
Adetailer
Tiled Diffusion & VAE
ControlNet 1.1
Dynamic Prompts


Photopea

https://github.com/yankooliveira/sd-webui-photopea-embed
こちらはWEBブラウザで使用できる画像編集ソフトPhotopeaをWEBUIに組み込んだものになります。WEBUIに組み込むことで、生成した画像をボタンひとつで編集画面に送ってレタッチすることができます。また、レタッチしたイラストをi2iなどに送ることも可能です。
無料なのに大体のことはこのソフトでできる気がしておりますので、ぜひ一度お試しください。
手指の修正、不要な箇所のトリミング、加筆修正などはこのソフト1本で行っております。
特に手指の修正については、画像生成で起きやすい指の数が多い少ない問題や左右の手があってない場合など、なかなかの頻度で利用しています。
修正の仕方についてはそれだけで記事が書けそうなので、また別の機会にしますね。

Tag complete

https://github.com/DominikDoom/a1111-sd-webui-tagcomplete
プロンプト入力時にこれかと思われる単語の候補を表示してくれ、自動補完を行えるツールです。
英語が得意な方は必要ないかもしれませんが、しょっちゅうスペルミスをするあにめるにとっては大変ありがたいツールとなっております。
また、スペルの確認だけではなく単語の入力途中でも候補を出してくれるため、知らなかった単語との出会いなども生まれたりします。

Adetailer

https://github.com/Bing-su/adetailer.git
顔や手の崩れを補正してくれるツールです。
背景含めて人物イラストを生成する時、人物が小さく写り顔が崩れてしまうことがありませんでしょうか。原因は画像サイズが足りずに、十分な描き込みが行えなくなってしまうことがあるからです。
画像サイズをこれ以上大きくすると生成に時間がかかるし・・・、なんていう時に役立つのがAdetailerです。
イラストの顔部分や手の部分を自動識別し、自動で補正を行ってくれます。
Denoisingの強度を変更すれば、補正具合の調整もできちゃうし、プロンプトを追加すれば、表情だって変えられます。
使うシーンとしては、アップスケール後に「ちょっと顔がぼやけてるなぁ」とか「少し笑わせたいなぁ」と修正をいれたい時に大変重宝しております。

Tiled Diffusion & VAE

https://github.com/pkuliyi2015/multidiffusion-upscaler-for-automatic1111.git
アップスケールはHires.fix!という方にもぜひ使っていただきたいこのツール。
正直やれることが多すぎるのですが、私は主にi2i時のアップスケールに利用しております。Denoising strengthを0.4以下にすると、絵柄もそれほど変わらずアップスケールできますよ。
それ以外にも、タイルごとに高精細化することを利用した人混みの作成や、イラスト位置ごとの出しわけなど様々な使い方ができます。

ControlNet 1.1

https://github.com/Mikubill/sd-webui-controlnet
ControlNetはopenpose、tile、scribble、lineart(_anime)を主に利用しています。
openposeは人物のポーズを人形を使って指定するモデルですね。ブラウザで使えるopenpose editor(https://openposeai.com/)を使って細かく作ることもあります。
そのほかのモデルについては、主にノイズ法というノイズ画像を使った描写の精細化やハートでイラストをいっぱいにしたい時にテクスチャを重ねたりするのに使ったりします。

Dynamic Prompts

https://github.com/adieyal/sd-dynamic-prompts.git
こちらは、複数の異なるプロンプトをランダムで選択してくれるようになるツールです。
例えば {A |B |C |D } colored hairのようにしておくとA~Dのいずれかを選択して髪色を描くことができます。
私の場合は、服装、髪型、髪色、背景、姿勢などをこちらを使って複数指定して、一度の数十枚出すことでガチャを楽しんだりしています。
プロンプトに記述するだけではなく、ファイルを指定してその中からなんてこともできますので、作っているイラストにパターンが欲しいなぁ〜なんて時にも有効かもしれません。


ざっくりと紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
「この使い方をもっと知りた〜い」なんてところがありましたら、ぜひコメントにてお教えください。記事づくりの参考にさせていただきます。
それではみなさま、良き画像生成ライフを!

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