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『これぞ日常作品の最高地点、私の求めた日常がここにある』

皆さんこんにちは。
Twitterの方で主に視聴したアニメの良い所や物足りない部分をメインに感想を出してる「アニツイ」です。今回は「どうしても紹介したい作品」があったのでそちらをこのブログを使って紹介していきたいと思います。少し長くなりますがどうぞ最後までよろしくお願いします


~前置き~



日常系作品」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか??日常系と言えば、「日常系」って言う区分にすると殆どの作品が入っちゃいますが、その中でも恋愛等も無くとにかく「ほんわか」日常って分けるのであれば、ご注文はうさぎですか?,ARIA,ゆるキャン,ふらいんぐうぃっちなど…。ここら辺が出てくると思います。

そんな「ほんわか」日常作品から1作品「どうしても語りたい」作品があるので紹介していきたいと思います。少し長くなると思いますがどうか最後までよろしくお願いします。




~作品紹介~



その語りたい作品と言うのが焦らすまでもありませんね、「けいおん!」です。


正直語るまでもない有名な作品でアニメが好きな方なら「見たことは無いけど名前は知ってる」って人もいると思います。ではなぜ有名なのか…についてですが、魅力を語るついでに知らない方の為に軽く触れておきます。(知ってるよって方はすっ飛ばしても大丈夫です。おさらい程度に)


~私が思うけいおん!の「魅力」~



1. OP,EDを始めとにかく曲が強い

もう聴いたことある方なら分かると思いますがどの曲も中毒性凄いですよね。OPのはっちゃけた様な曲に対してEDを凄くクールに,挿入歌の想いの籠った,誰かへ向けた曲,その他のアニメに出なかったぶっ飛んだ曲など…どれもこれも癖が強く、でも何故か聴き込んでしまう。そんな感じです。ここで凄いと思ったのが2009年7月のオリコンでは「週間チャート1位2位を独占」する程CDが売れた,又は上位には来なくともTOP10には入っていた(※Wikipedia調べ)と言うことでどれだけ人気で売れていたかが分かりますよね。またCDだけでなくギターを購入される方もいたとの事でけいおん!によって楽器に興味を持たれる方も多かった様です。去年放送された「ぼっち・ざ・ろっく」もかなりの人気が出てテレビで取り上げられ、売上も凄く伸びた…と言うような現象が起きていましたが、10年以上前にも既に起きていたという事ですね。同じきららでバンド作品って事もありそのような宿命なのかな…と。(笑)
当時は今とは違いCDを購入しないとたくさんの曲を聴けない…ってこともあり売れた。というのもあると思いますがそれでもある種の社会現象を起こしたのは間違いなさそうです。
ちなみに私が好きな曲は「GO!GO!MANIAC」「No.Thank you!」「ごはんはおかず(映画ver.)」ここら辺です!




2. 制作 京都アニメーション



言わずと知れた京アニ、そして山田尚子監督,吉田玲子脚本たまこシリーズリズと青い鳥と言った数々の名作を生み出してきたこのタッグ。

けいおんでもそれが発揮される。とにかく演出が凝っており「この演出はこういう意味が込められてるのかな?」と何気ない日常の中に多く詰められているような印象があります。原作はきららと言うこともあり言い方が悪くなりますが内容がそこまで詰まってるわけでも無いんですよね…。「ほんわか」感を出すために同じ京アニ制作の響け!ユーフォニアム氷菓等とは違うキャラクターデザイン(担当 堀口悠紀子)でよりゆったりとした日常系作品となっているのも強みだと思っています。更に言うのであれば特別作画が良いって言うわけでも「ここが神作画!」って言える場面がある訳でもないんですよ。本当にゆったりとした日常を1日1日かけてるなぁって思いましたし、ホント中身が濃いわけでも無いんですよね……。1話1話で見るとそこまでなのに何故か面白くて惹き込まれ、最終的には涙すら出てしまう…不思議な作品だと私は感じました。


大まかな話をするのであれば恐らくこの2つがけいおん!という作品の最大の魅力だと思っています。「いやいやまだ魅力あるよ!」って思う方もいるかもしれませんが、あくまで私個人の解釈ですのでお忘れなく💦



~この作品の面白さって何?~



ここまで語っても正直「何が面白いのか伝わらない」って思う方もいると思うので私なりに感じた「けいおんの面白さ」を伝えていきたいと思います。

先程も言いましたがマジで中身があるわけじゃないんですよ。ただ女子高生5人がやりたい時に「バンド」をする。残りはゆったり喋ったりおやつを食べたり買い物したりふざけあったり…って。何も無いし大して深くもないんですよね。でもそれが良いって言うか癖になってくるんです。「あぁこのゆったり感を一緒に味わいたい」って言う本当に何気ない1日1日の積み重ねなんだなって、そう思える作品だと私は思ってます。その積み重ねがあるからこそ時々凄い回が生まれるわけで、「放課後ティータイム」って言うバンドを組むことでかけがえのない存在があって、そこに集まるのが当たり前って「限られた時間」の中でどれだけ楽しく思い出を作れるのかが大事だと教えてくれる、ある種の「ドラマ性」を兼ね揃えてる作品なのかなって思います。
「面白さ」とは何か違う回答にはなってしまったけど、中身に触れた時にパッと思いつく魅力ってこんな感じでとにかく「ゆったり」に尽くしてる印象です。この手の作品において面白さを語るのは難しい。でも伝えたい事は多くて、けどそれをどう言語化して良いのかが分からないから最終的に「気が向いた時にその目で確かめてみて」ってなっちゃうんですよね…。ここに関してはホント私の語彙力,表現力の無さを恨みます…。

シンプルな面白さだと「コメディ」なんかはたまに効きますよ。滅茶苦茶しょうもない事をやったり喋ったりするんですけど、それが登場人物達の笑いによって一緒につられて笑ってしまう。なんてことは良くありましたし自然とその空気に飲まれてしまってたんですよね(笑)。

2期 4話 「修学旅行!」


時々予想もできないようなぶっ飛んだストーリーが来て我慢出来ずに大笑いして親に「うるさい!」って怒られたりもしました(笑)。ちなみに私が好きな回は1期 6話の「学園祭!」なんですよね。初めてのバンドらしさ…が出た回でもあったんですがそれよりも笑いが強かったって印象が強いです。唯がギターとボーカルの練習をする為にさわちゃん先生に鍛えられて、練習のしすぎで声を枯らして部室へ帰ってきた時には大笑いしましたし、そのあとの律と唯の絡みがホント大好きなんですよ。
律「お相撲さんの真似やってみろよ」
唯「どすこい,どすこい」。
このたった数秒。この数秒が狂おしい程大好きで今でも見返したりしてます。(笑)

1期 6話 「文化祭!」


そんな感じで別に何か特別なことをやってるわけでもキメ細かいことをやってる訳でもないんですよね。とりあえず皆がやりたい事を楽しくやってるってだけで。だから大した萌えもしないしそれを売りにしてるわけでも無いんだろうなって私は思ってます。



~本編も良いが映画がやべぇ~




本編は視聴したけど映画までは視聴してないよ~って方や別に視聴しなくても良いかなぁって思ってる方、是非視聴して下さい!なんなら今すぐ視聴しろ!!
って言いたくなるくらい本当に完成度が高くって全ての破壊力が凄かったです。未視聴の方もいると思うのでネタバレは極力避けますがもし「このまま読んだら…」って思うのであればここで手を引いてもらっても大丈夫です。(笑)

本編では卒業までを描かれており、映画では「卒業旅行」をしよう,したって物語になっています。どこに旅行,何をしに,どのような経緯で,最後の最後にどのような思い出を作ったのか…等はその目で確かめて欲しいです。とりあえず言えることは本編で泣いた方は「また」泣ける物語になっていると思います。普段は「ふわふわ時間」や「わたしの恋はホッチキス」なんておちゃらけた曲を作って歌ってる「放課後ティータイム」ですが、誰かの為に歌う「U&I」やこの映画でも登場した「天使にふれたよ!」なんてものは感情が凄く入り込むんですよね…。だからこそ自然と涙が出るし感動しちゃう。なんかもう「今までの景色」が全て脳裏に浮かんで「けいおん!」って世界に自分も入っちゃてるんだなぁ…って感じる瞬間です。
何故2期まで制作して、更に映画まで制作したのか…って考えた時に勿論「人気」ってのが1番にあったと思うんですよね。でもそれだけじゃなくって「放課後ティータイム」の高校生の皆と私を含めた視聴してる皆で「けいおん!」って世界を,一緒に青春し過ごす事で自然な「感動」にしたかったのかなぁと。ホント勝手な私の想像ですし「そんなわけねぇだろ」って思われると思います。でもこう考えると少し「素敵」じゃないですか…?なので私はこんな風に考えてます。


~まとめ~



もう早く終わってくれ。と思われる方もいらっしゃると思うのでここら辺でまとめをしますね。

私は特別めちゃくちゃ「日常系」が好きな訳じゃなく、更に言うなら別に「日常系」だったら何でも良いわけじゃないんですよ。むしろ「日常系」って括りだけにすると正直「苦手」な作品が多かったり。と言うのも私が求めてる日常系って記事の中盤辺りでも言ったように「ドラマ性」がある作品なんですよね。どれだけ1日1日を丁寧に,それぞれの人間性や物語を描かれているかに注目していて「けいおん!」がまさにコレだったんですよ。パッと見、なんてこと無いただの「ふわふわ」作品です。でも少し深く見ることで「意外と深いぞ…」って思えるし、2期の後半(20話以降)や映画のような「これだよ!!」って感じるようなモノになってます。「大好きな作品」だからこそこう感じるのかもしれない…ってのはあると思います。でも「大好き」にさせてくれた作品である事も間違いないんですよね。

まとめにしてはかなり雑な感じになってしまいましたが、これよりも綺麗にまとめきれる自信が無いので今回はここで終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました🙏

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