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2024年・冬アニメ感想


★2024年・冬アニメ、個人的な順位


1、僕の心のヤバイやつ 第2期 S
2、弱キャラ友崎くん 2nd STAGE S
3、ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season S
4、葬送のフリーレン S
5、魔法少女にあこがれて A
6、ゆびさきと恋々 A
7、薬屋のひとりごと A
8、姫様“拷問”の時間です B
9、即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 B
10、佐々木とピーちゃん B
11、俺だけレベルアップな件 B
12、道産子ギャルはなまらめんこい B
13、マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編 B
14、魔女と野獣 B
15、シャングリラ・フロンティア B
16、アンデッドアンラック C
17、異修羅 D
18、メタリックルージュ D
19、悶えてよ、アダムくん D

S=歴史に残る傑作
A=誰にでも薦められる名作
B=好みに合えば面白いと思える作品
C=個人的な好みではなかった、もしくは少し退屈な作品。
D=客観的に見ても駄作に感じる作品

今更ながら2024年の冬アニメの話をします。見た本数は19本でした。

とにかく「僕ヤバ」が凄かった。全話泣いてしまうような勢いだったし、見せ方も完璧だった。令和のラブコメの最高峰に思えたし、歴史に残る傑作、リアルタイムで見られたことに感謝したいぐらいだった。普段はラブコメを見ないという人にも是非1期から見てほしい1作だ。

「弱キャラ友崎くん」は1期も好みの話だったのだが、2期になってしっかりとした見せ場があってメリハリのある展開になり感動してしまった。後半、少しテンポが悪いように感じたものの、それを差し引いても素晴らしい内容に思えた。「よう実」は前から見ていて3期に突入したが、よくダレずに、こんなにも面白くできるものだと感心した。

あとは「フリーレン」と「薬屋のひとりごと」から前時期から続いており文句なしの傑作に思えた。特に「フリーレン」はスローテンポな話なのにアニメとしてのテンポの悪さを感じさせないのがすごくて、音楽の素晴らしさも相まって2クール飽きずに見終えることができた。

あとは今期のダークホースといえば「魔法少女にあこがれて」だろう。エロ同人の世界でしか起こらなかった内容を地上波で行った英断もすごいが、話自体も面白かったのが良かった。誰にでも薦められる…とは言いづらいが、魔法少女ものの歴史を変える一作になっただろう。

ギャグ部門では「姫様“拷問”の時間です」が案外と言っては失礼だが面白くて、くだらない話なのだが、何度でも笑ってしまうし、癒されるシーンも多くて良かった。

「ゆびさきと恋々」は言葉が話せず手話で会話する女の子と、大学で知り合った男の子の恋の話だが、非常に心温まる恋愛話だったし、ヒロイン以外のキャラクターにもスポットが当たるのがよかった。

「即死チート〜」は本当に馬鹿みたいでくだらなくて倫理観のない話なのだが、主人公が容赦無く敵を殺していくのが面白かった。「佐々木とピーちゃん」はなろう系の中でも異色の内容。人間界と異世界を行き来しながら暮らす主人公という斬新な展開と、どこかほのぼのとした脇役キャラクターたちが良かった。

「俺だけレベルアップな件」は韓国の漫画を原作にした内容で、シリアスな異世界系。OPやEDも含めて世界観がしっかりとしており、続きが気になる終わり方だったので2期にも期待したい。

2024年冬アニメは正直、あまり期待していなかったのだが、蓋を開けてみれば豊作で非常に楽しんで見ることができた。春になっても、すぐには新しいアニメに気持ちを入れ替えられないぐらいには良い時期だったなと感じていた。

下記にはアニメや映画をレビューするサイトFilmarksで筆者が投稿したレビュー内容をそのまま記載します。ご興味のある方はチェックをお願いします。

●アンデッドアンラック

最後まで見たけど自分には合わなかった。どんどん設定が複雑になっていくし、支離滅裂な展開に思えた。私の理解力が足りないだけかもしれないけど、何の話か途中から分からなくなってしまった。

ただシャフトアニメっぽい演出やテンポの良さは好ましく思えたし、設定も個性的に感じた。

異修羅

最初の6話ぐらいまでがキャラクターの自己紹介に使われるのだが、毎回主人公が変わるので感情移入ができず何の話だろう?と思っていた。

7話以降は話が収束し前半に比べて見応えはあるものの、どんどん人は死んでくし、置いてけぼり感が強かった。

世界観が好みに合えば良いのだろうけど、個人的には見るのがしんどかった。

●俺だけレベルアップな件

ダークなファンタジー世界で活躍するハンターの話。

過去にも似たような設定のアニメやラノベは多数あっただろうが、世界観が統一されており、映像も綺麗でただただかっこいい。

主人公もいわゆるチート能力のようなものを得ていくのだが、その過程がしっかりと描かれており、悪魔のような力が不気味に思えた。

まだ活躍していないキャラクターもいたし、最後が気になる終わり方だったので2期も楽しみだ。

●薬屋のひとりごと

何が面白いのか言葉では説明しづらいが独特な空気感があって最後まで飽きずに楽しめた。

小さな話の積み重ねなのだが、ラストは良い話すぎて泣いてしまった。

あとは悠木碧さん演じる猫猫が感情表現豊かですごすぎた。悠木碧さん意外が演じていたら、こんなにヒットしなかったように思えた。

●佐々木とピーちゃん

異世界と現実を行き来して貿易のようなことをしていくのが新しく感じた。

異世界でも人間界でもそれぞれの人間関係や戦闘があって飽きずに楽しめた。個人的には色々と詰め込んだ散漫な内容が個性に繋がってて良かったと感じてる。

各キャラの個性も立っており先の読めない展開も面白かった。先が気になる終わり方だったので2期にも期待したい。

弱キャラ友崎くん 2nd STAGE

個人的にだけど1期の何倍も良かった。

前半はたまちゃんのエピソードが丁寧に描かれて、緊迫する場面もあるけど、良い話にまとまっていた。

後半は…みみみが可愛いし儚すぎる…。長谷川育美さんの圧倒的演技力に感嘆!明確な見せ場が存在して目が離せなくなった。

前シーズンからかなり時間が空いての放映だけど1期だけ見て止めてる人が本当に勿体なく感じた。3期やってほしい。

●シャングリラ・フロンティア

VRゲーム内での話が中心だが設定が押し付けがましいのと、後から説明調で追加設定が出てくるのでややこしく感じた。

オンラインRPGなどのゲームに日常的に触れてる人は感情移入しやすいかも?

惰性で最後まで見てしまったけどシーズン2にはそこまで前向きになれない。

●葬送のフリーレン

永遠と続いていきそうな話なのに、一区切りとは言え終わってしまったことが信じられない。生活の一部のようになってしまった作品。

物凄く丁寧に童話のように紡がれる物語。スローテンポな話なのに毎話があっというまに時間が過ぎていくようだった。

そして驚くことに28話分、だれるような箇所が1つもなかった。常に心に響くような出来事や台詞があって新鮮な気持ちで見れた。

このアニメが生み出す時間が心地よかった。令和を代表する一作になるだろう。

●即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

異世界+デスゲーム形式の話。かなり倫理観がない話で、普通のアニメならバトルシーンに移行するような流れでも即死させてしまうのでバトル無し。モブキャラも出てはすぐに死ぬ事が多いので覚えきれなかった。

それに加えて寒いギャグが連発されるのだが、テンポは良いしB級アニメとして大いに楽しめた。

あまりにも中途半端なところで話が終わったので誰も望んでないかもしれないが2期を制作してほしいところだ。

●道産子ギャルはなまらめんこい

北海道が舞台ということ以外は特に変わったところのないラブコメ。現地の食べ物や飲みものが美味しそう。

個人的にはメインヒロインの冬木さんより夏川先輩のが好みだった。

●姫様“拷問”の時間です

見始めた時は繰り返される拷問でネタ切れになるんじゃないかと心配してたけれど、手を替え品を替えの拷問が面白すぎた。

魔王軍も個性豊かだし、話もテンポがいいし、癒されるし笑えるしで良かった。肩の力を抜いて見られるギャグアニメの良作でした。あと食べ物が美味しそうで腹が減るアニメだった。

僕の心のヤバイやつ 第2期

令和が産んだラブコメ大傑作。放映時期にリアルタイムで見られたことを心より喜んだ。

山田杏奈というあまりにも実像感のあるヒロイン。ちょっとした仕草にも人間性が出ており、もはや実在の人間と言っても過言ではないだろう。人間より人間らしい。

1期では市川という主人公が周りの人間と馴染んでいくまでの過程を描いていたが、2期に関しては毎話がクライマックスであり、恋っていいなぁと素直に思わせてくれた。

加えて破壊力抜群のOPアニメーションと、あたらよの楽曲により、導入も完璧だ。ラブコメなんて軽薄な言葉を使いたくないぐらいに完全無欠の内容だった。

●魔女と野獣

ファンタジーな世界観に統一感があって、好みにハマればかなり楽しめそう。

それぞれのストーリーが2~3話構成で完結するのも見やすかったし、バトルシーンも迫力あってよかった。

マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編

相変わらずギャグと本格バトルの配分が秀逸。ナレーションも面白い。

特に今回はバトルに配分が割かれていたが多彩なシチュエーションで楽しみながら見られた。そんな馬鹿なことあるわけがないと思えるような、めちゃくちゃさが作品の持ち味になってるように思えた。

●魔法少女にあこがれて


良い子には薦められない、新たな魔法少女ものの傑作。

同人の中だけで許されていたマニアックなエロが地上波に乗ってしまい、よくもこんなアニメが許されたものだと関心。

容赦なく辱めを受ける魔法少女に、力を強める悪の組織。そして話の下劣さは浦裏腹に、少年漫画のような純真さを兼ね備えていて胸が熱くなる。今期のダークホースでした。

●メタリックルージュ

後半駆け足でどんどん人物が増えてきて何の話かわからなくなってしまった。1クールでは尺が足りなかった気がする。

なんとなく伝えたいことは想像できるんだけど、シナリオは複雑かつ説明不足でよくわからないし、バトルに特化してるかと言うとそうでもないし、いまいちどこを見せたいアニメなのかよくわからなかった。

●悶えてよ、アダムくん

全話見てしまった事を後悔。人生を有益にするために慎重に見るアニメを選ぶべきだった。短い内容だったのが救いだ。

僧侶枠のアニメにしても下品で支離滅裂な展開。勃起を表現するワニが多少笑える。肝心のシーンは全て省略されてるので話としてもよくわからなくなっている。

そしてよくわからないままに終話…誰のためのアニメだったのか制作意図も掴めず。不思議なアニメだった。

●ゆびさきと恋々

逸臣がかっこよすぎて男だけどキュンキュンしまくった。こんな男に迫られたら自分が女性だったらイチコロである。

そんなメインの2人が徐々に仲を深めていく様も美しいのだが、幼なじみの桜志くんの思いや、エマと心くんの恋の行方を考えると切なくて涙出てくる…。

脇役の人生をもっとみたいと思ってしまった。

ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season

ずっと面白いアニメ。今回はクラス対抗戦や、一ノ瀬絡みの話がメインだったけど、毎話緊張感のある展開で集中してみてしまった。他クラス含めて全キャラ個性が明確なのがすごい。

そして最後の恵ちゃんは…かわいくて最高。

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