22.04.16 DeepBlue 2nd Anniversary
今回僕はDeepBlueがボイラールームスタイルにリニューアルされて以降、初めてDeepBlueのステージに立ちました。
リコリスさんとのやりたい事の方向性にズレがあったのは最初から理解していたし、話し合って決めたとかではなく、自然とあれだけ出演していたDeepBlueも、数か月ぶりの出演になりました。
リコリスさんが僕の力に頼らずに自分の思い描くDeepBlueを育てはじめて、それを純粋に見守って応援したかったというのもあるし、何より僕がDeepBlueを離れてから、リコリスさん自身の演者としての能力がメキメキ上がっていて、お世辞抜きに素晴らしいイベントになったと思っています。
寂しさが無かったかと言われると、正直寂しかったです。ボイラールームスタイルは僕のプレイスタイルには合わない箱の形だし、僕はお世辞にもアングラ界隈のDJでは無いので、出る機会は一生無いかもなって思ってました。
完全に分かれたと思われた二人の道が、再び交わるキッカケになったのは、リコリスさんに誘われてPISSとDeepBlueのコラボ回に呼ばれて出演したことです。
(※僕はDeepBlueを代表してPISSに出張出演する形式だったため、DeepBlueではプレイしていません)
僕はリコリスさんと再び一緒に何かが出来たらとぼんやり考えてはいたのですが、キッカケも無くなんとなく疎遠になっていたので、内容も定まらずに時だけが経過していた感じです。
そこにPISS×DeepBlueへの出演依頼をうけたことで、逆に僕もリコリスさんを誘いやすくなりました。
こうして実現したのが2月19日に行った「lJUS 4 DeepBlue」で、これは僕が運営するlJUSとリコリスさんのDeepBlueでコラボイベントを開催しようという内容です。
内容はDeepBlueっぽいことをlJUSのワールドで開催するという至ってシンプルなものです。
ただそこで想定外の出来事が起こります。久しぶりに聴く本気のリコリスさんが信じられないくらいDJが上手くなっていたんですね。正直度肝を抜かれました。
自信が無かった昔の彼は忘れさられた過去のごとく、堂々たるプレイに嫉妬すら覚えたくらいです。
正直言うと、僕はDJに関して少なくともVRCではトップクラスの長いキャリアを持っているので、どこか侮っていたんだと思います。
「この人に自分の演者としての能力が脅かされることはないだろう」なんて傲りをもっていました。
しかもその内容も、別にlJUSに媚びを売るようなスタイルではなく、自分自身のスタイルを貫いてオーディエンスの心を掴みきり、なんのお膳立てもなくその場を支配しきる圧巻のプレイだったのを今でもよく覚えています。
彼はその時の振り返りとして、「オーバーグラウンドだから、ショーだから、というつまらない理由で距離を置いていたのが恥ずかしいです。各々表現したい物や見たい景色があることに変わりは無くて、そしてそれは一つに矯正せずとも共存できるという事を学ばせて貰いました。」と語っています。
僕はこの言葉があったから今回のDeepBlueに呼ばれた時に、一つの挑戦をしようと思いました。
「僕も僕自身でぶつかっていくべきだ。」と。
ボイラールームがなんだ。アングラがなんだ。ここが僕向きのステージじゃなかったら、僕は僕であってはいけないのか?
空気が読めないといわれたらそれまでかもしれませんが、僕は僕なりに考えて、lJUSで自分自身をぶつけてくれたリコリスさんに対して今のDeepBlueに合わせて自分のプレイを変えてしまう事は失礼だと思ったんです。
今日のプレイはそういうことです。
もちろんリコリスさんはどういうつもりで僕を誘ったかはしらないです(笑)
「今のDeepBlueでこんなプレイが出来る人は他にいないでしょ」
って胸が張れるほどのデカいTranceをやってきました。正直本当にやりにくかったですが、それでも想いはプレイにのせて伝えられたと思っています。
今回のTranceのイメージは、lJUS 4 DeepBlueの時のアンサーMixなんです。
最初から最後まで、DeepBlueに対する僕なりの最大限の敬意をもった形にできたと思っています。
Mixcloudに今回のMixも既にあげているので、今回遊びにこれなかった方も「これがDeepBlueで流れていたんだ」と想像しながら聴いてみてください。
https://www.mixcloud.com/pony_lyon/ponyo-vrlive-at-deepblue-220416/
今から3周年にまたかましにいくのが楽しみです。また呼んでもらえるように、僕もまた気持ちを新たに1年間がんばりたいと思います。
PONYO
※めちゃくちゃ眠いなか勢いだけで書いてるので怪文書になってるかと思いますが、心で読んでください。
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