Anieca

機械学習エンジニア

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最近の記事

『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』を読んだ

読んだので感想を書きます 1 章ではソフトウェアアーキテクチャとは以下の 4 つの組み合わせで構成されると言及しています システム構造 実装スタイルの種類 マイクロサービス・レイヤードなど アーキテクチャ特性 システムの成功基準を定めるもの システムの機能とは直接関係しない 可用性、信頼性、テスト容易性、セキュリティ、回復性など アーキテクチャ決定 システムをどの様に構築スべきかを定めるルール 設計指針 ルールではなくガイドライン 望ましいアプローチ

    • 『テスト駆動開発』を読んだ

      これを読んだので感想を書きます 正直、テストが不十分なソフトウェアに対してテストを導入していく仕事をするにあたり読み始めたのですが、よくも悪くもテストとはどうあるべきなのかや何を何テストと呼ぶ、といった説明はあまりなく、ソフトウェア開発における「テスト」についての知識を深めるための書籍ではなかったです 本著にもTDD とは結局の所、分析技法であり、設計技法であり、開発のアクティビティを構造化する技法とあります テスト駆動開発が個人レベルでの設計・開発におけるテクニックで

      • 『Team Topologies』を読んだ

        これを読んだので印象に残っていることを書きます。 最も印象に残っているのは 4 つの基本的なチームタイプの紹介と、全てのチームをこの 4 つから構成すべきと主張されていた点でした。 4 つのチームとは以下を指します。 ストリームアイランドチーム イネイブリングチーム コンプリケイテッド・サブシステムチーム プラットフォームチーム ストリームアイランドチームとは、価値ある単一のストリームに沿って仕事をすすめるチームです。 このチームには、価値を届けるために必要な権

        • 2022 年上半期に読んだ本のまとめ

          2022 年 1 月に転職して技術書をたくさん買える環境になったので、いろいろな本を読みました。簡単にまとめてみます。 話題になっていたため読みました。データエンジニアとしての職務経験はなかったので全体的に新鮮でした。データレイク・データウェアハウス・データマートの違いやそれぞれの役割をやんわりと理解することができたので大変役に立っています。常識なのかもしれないですが、データレイクにはとりあえず全てのデータを生の状態で入れるべき、という点が、そういった考え方をしたことがなか

        『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』を読んだ

          『ELASTIC LEADERSHIP』を読んだ

          これを読んだので印象に残っていることを書く。 一番印象に残っているのは組織を状況によって 3 つのフェーズに分けて定義して、それぞれのフェーズにあったリーダーシップスタイルを使い分けるべきと主張している点。 できたばかりのチーム、メンバーのスキルセットが成熟していないチーム、緊急で対応しなければならないタスクを大量に抱えているチームと、ある程度メンバー間の心理的安全性が担保されたチーム、成熟したスキルセットを持ったメンバーで構成されたチームでは当然リーダーに求められる役割

          『ELASTIC LEADERSHIP』を読んだ

          どのようなドキュメントを残すべきか

          あくまで個人の意見です はじめに昨今、多くの企業はナレッジベースを保持しており、ドキュメントを検索して読んだり、ドキュメントを執筆してナレッジベースに格納したり、といった所作は日常的に行われているかと思います。 このようなナレッジベースを維持運用するにあたり主に課題になるのは以下の 2 点です。 検索でドキュメントを見つけることができない 検索して見つかったドキュメントの内容が最新化されていない 1 は「ドキュメントが存在しない」と「ドキュメントは存在するが検索で上

          どのようなドキュメントを残すべきか

          『採用基準』を読んだ

          これを読んだので印象に残っていることを書く。 読み終わった感想としては リーダーシップの何たるかを完全に理解した。 (ダニング・クルーガー効果) という感じだった。 タイトルには採用基準とあるものの、マッキンゼーの採用基準は今の日本社会に求められているものと同じなのではないかと論理展開してリーダーシップの重要性について説いた本であり、マッキンゼーの採用基準についての話だけが主題ではない。 1 章ではマッキンゼーが求めている人材はリーダーシップを発揮する人であり、地頭

          『採用基準』を読んだ

          『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』 を読んだ

          これを読んだので印象に残っていることを書く。 漠然とマネージャーの仕事って不確実な事象に対する意思決定とか、別組織との調整・交渉、ミーティングでの情報共有みたいな理解をしていたが、これらはあくまで活動であって、成果は異なるということらしい。 確かにその通りだなと思いつつ、マネージャーのアウトプットとは何か?についてあまり考えたことがなかったので、成果を出すために活動しているという論理展開が腑に落ちた。 部下の仕事が進まなかったとしたら、能力がないからできないか、やる気がな

          『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』 を読んだ