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ノラ-あるいは、人形の家-を観劇し終えて、ゆる感想。

こんにちは!アニです!!

ノラ-あるいは、人形の家-木〜金の4公演観劇しました!!
僕の観劇予定は終わったのでゆるーーーいブログを書いていきます!



※以下ネタバレ注意


今回の「ノラ-あるいは、人形の家-」は、前回の劇、「未婚の女」とはガラリと変わって、内容がすっと入ってきて理解しやすいものでしたね。
その分、この公演ではどのキャラの気持ちに立って観てみうかなとか、
ノラ役の女性の方がとてもとてもとても可愛いかったなぁ、、、など簡単な感想を前回より出しやすかったですね。
個人的にとても助かってます…笑

感想や気づき、思いはたくさんありますが、このブログでは2つご紹介したいと思います。

まず1つ目、僕はトルヴァルに感情移入するのが難しかったなと感じました。

というか結局最後まで今トルヴァルはどういう感情なんだろう?、と考えが上手くまとまりませんでした。

トルヴァルは感情の起伏が激しくて、少し前までは笑顔だったのに今は怒鳴っているような場面が多く、今この場面でノラに向けている笑顔は本当の気持ちなのだろうか?という疑問が頻繁に頭の片隅に浮かびました。
最後でも、ノラとの別れのシーンでノラ拒んだのは、ノラへの愛からだったのか、それとも社会的地位を崩したくなかったからなのか?という疑問も生まれました。
僕は最初は後者なのかなと思っていましたが、「空っぽだ」という発言があったので、ノラへの接し方が人形を扱うようなだけで、多少は愛があったのかなぁと感じました。
でもどのくらいトルヴァルに愛があったのかは今でも分かりません!
トルヴァルが生きていた時代の夫のあり方や思考、感情と今の自分が思っている(理想だと思う?)家庭の夫に相違がありすぎることが理解できなかったポイントなのかも知れませんね。

そして2つ目、ランク先生とのお別れのシーンがとても印象に残りました。

ランク先生は、直接的に死期が近いことを伝えず、ノラにだけ伝わるように言葉を選んでいましたね。
最後の「あたたかい火をありがとう」は特に深く考えさせられました。
ランク先生がノラに貰った"火”とは、表面的な意味合いはマッチの火ですが、内面的な意味合いでは、ノラへの恋心、ノラから貰ったお別れの言葉、ノラと過ごした楽しい日々、これらの意味合いが、この一言に複雑に詰まっているのが素敵で、とても引かれました。
台本にも<自分の胸に手を当てて>と書かれており、気持ちを込める大事な場面だということが伝わりますが、見事にランク役の塩谷亮さんが表現されてましたね。

僕はこの物語の登場人物でランク先生が1番好きでした。
自分の死期を悟っても恐れることなく余生を楽しんでいるイケオジっぷりを持つだけでなく、叶わぬ恋をする情熱も持ち合わせているギャップのある生き様、取り乱してノラへ重い愛の告白をする様子も人間味があり、とても情を入れられました。




おやすみなさい、ランク先生。ゆっくりと、眠れますように。



以上です。

今日で公演も折り返しですね。
最後までたくさんの人々の心を動かし、たくさんの人々がこの物語を通じて社会のことを考えれるようになることを願っています。

僕個人としても社会について考えれるとても良い機会になりました。本当にありがとうございました。
千穐楽まで大成功を収め続けれるよう、陰ながら応援しています。


ここまで読んでくださってありがとうございました。

ではまた、ばいなーんす!


#ノラ
#夏川椎菜
#深作健太

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