酒寄さんのぼる塾晴天!

みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。

2024年9月12日にぼる塾エッセイ第三弾の発売が決定しました!タイトルは

『酒寄さんのぼる塾晴天!』

本を見た夫から、「ぼる塾天晴(あっぱれ)!発売おめでとう!」とめでたい感じで間違えられましたが晴天(せいてん)です。最後の『!』は担当さんのアイデアです。この『!』の力がすごいんです。試しにちょっと『!』を隠してみてください。あったほうが元気に見えますね!

少しでも多くの方に「酒寄さんのぼる塾晴天!」について興味をもっていただけたらと思い、今回はこの本について書きたいと思います。購入特典というものがありますが、これは購入前特典です。

ぼる塾はあんりちゃん、はるちゃん、田辺さん、私(酒寄さん)の四人組で、お笑いグループとしては大所帯です。私はメンバー内で面白かったことがあると文章に残していました。その思い出たちは『酒寄さんのぼる塾日記』、『酒寄さんのぼる塾生活』として本になり、その第三弾が『ぼる塾晴天!』です。

『ぼる塾晴天!』は今まで通りのぼる塾の愉快な日常も収録されていますが、今まで通りと大きく違うところがあります。

それは、戦うぼる塾と私の働き方について書いたところです。

普段のぼる塾も、「数種類あるロケ弁の中で誰が一番の当たりを選べるか」などのシビアな闘いは日々繰り広げているのですが、この本には「女芸人No.1決定戦 THE W 2023」という、女芸人だけの賞レースを目指した一年間の道のりを書きました。

一年間賞レースに全力で取り組んだ思い出を通じて、三人組から四人組体制へと変わった私たちの葛藤だったり、不安だったり、感動だったりと、『楽しい!ヒャッハー!』な、いつもの私たちと違った部分に触れています。しかし、私は重い話しを読むのは好きですが、自分で書くのは苦手です。ですから、見た目は重そうだけど食べると軽いシフォンケーキのようになっていると思います。【重い話しNG】な方も安心してください。

また、私の働き方についても今回の本で触れています。よく言われる、

「酒寄さんはテレビは出ないの?」

と、いう部分についても今回の本で私なりに説明しています。こちらの本を読んでいただけたら、『ぼる塾の働き方』がわかります。私ではなく、四人の思う働き方です。私は三人に与えられてばかりで申し訳ないと思うこともありましたが、「私がそれをどう受け取るか」も、実は大切な事なのではないかと思う気持ちも書きました。これらの話が少しでもみなさんの何かになれたらと思います。

勿論、いつも通りのぼる塾の日常話も沢山収録されています。本には収録されていませんが、最近もこんなことがありました。

劇場でライブがあった日のことです。

田辺さん「聞いて!この前大阪のADさんと仲良くなったの!」

楽屋で田辺さんが嬉しそうに報告してくれました。

田辺さん「ひとりロケで不安も多かったけど、そのADさんと仲良くなれたことで心強かったよ」
あんりちゃん「それは良かったですね!『私も田辺さん大丈夫かなー?』って思っていたんです」
田辺さん「私もその人もグミが好きってことで盛り上がってね!やっぱりグミはすごいよ!こんなに仲良くなれたもの!」

田辺さんは我々の出番ぎりぎりまでADさんと語ったグミの魅力を教えてくれました。

はるちゃん「どーもぼる塾です」

そして、漫才中に事件が起こりました。

田辺さん「くそっ!弾切れや!」

田辺さんが漫才中にいきなり関西弁になったのです。あんり、はるか、酒寄はびっくり。見ていたお客さんもびっくり。突然関西弁を発した田辺さん本人もびっくりしていました。舞台終わりに田辺さんに「さっきの関西弁はなんだ」と、確認したところ、

田辺さん「舞台前に大阪のADさんの話をしていたでしょ。その人が関西弁だったからね」
あんりちゃん「だからってなんで田辺さんが関西弁になるんですか!田辺さんは関西弁で話してないでしょ!」
田辺さん「ほんとだ!なんで!こわい!」

田辺さんはきっと自分が関西弁になってしまうくらいADさんとの会話が楽しかったのです。しかし、ネタ中に突然関西弁になるのはこちらも困るので、田辺さんは今後出番前に方言を話す人との楽しい思い出を語ることは禁止になりました。

他にも、はるちゃんが先輩に対し、「先輩さーん!」とさんづけで呼んだことで、「名前を憶えてないな!」と言われたり、あんりちゃんがマツケンサンバを歌い過ぎることで、私が「コラーゲン」と言う文字を見ても「マツケン」に見えるようになってしまったりと、色んな思い出が日々増えていきます。

私はネガティブ思考であるため、「今が一番楽しい」を常に意識するように生きてきました。しかし、年々この気持ちを継続することはとても難しいことだと実感するようになりました。日々、色んな事が起こります。しかし、マイナスな意味だけではなく、プラスの面でも気づきがありました。ぼる塾の思い出を文章で書くようになり、「圧倒的に楽しかったあの頃の思い出」がある人生はありがいことなのだとわかったのです。だって、あの日も、あのときも、とても楽しかったのです。

意識するのは「今も楽しい」なのではないか。「あの頃も最強に楽しかったし、今も楽しい」。

「今も楽しい」なら、本を読んだり、お笑いライブに行ったり、好きな音楽を聴いたり、大切な人にあったり、美味しい物を食べたりと、少しのきっかけがあれば楽しくなるチャンスは無限に溢れています。

この本がみなさんの「今も楽しい」の一部分になれたら嬉しいです。

…ここまで読んで、「酒寄さんめちゃくちゃ本の前書きに書いてありそうなこと書くじゃん」って思った方、本の前書きには全く違うことを書いているので前書きが気になった方もぜひ本を手にとってもらえたら嬉しいです。

「ぼる塾晴天!」につづく


ぼる塾エッセイシリーズ第三弾「酒寄さんのぼる塾晴天!」

9月13日にルミネtheよしもとで開催されるぼる塾単独ライブ「食堂」でサイン本を販売します。一冊一冊で少しずつサインが違うのでどんなサインか楽しんでいただけたら嬉しいです。

そして現在予約も受付中です!詳細はこちら↓
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ぼる塾エッセイ第二弾です!「酒寄さんのぼる塾生活」好評発売中です!育休中に相方がめちゃくちゃ売れた。詳細はこちら↓

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第一弾「酒寄さんのぼる塾日記」発売中です!全てはここから始まりました。詳細はこちら↓

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